2014年2月27日木曜日

【今日の読書】プログラミングの基礎 [695]

書名
プログラミングの基礎
著者
浅井 健一
出版
サイエンス社
価格
2300円
ISBN
978-4-7819-1160-1

 本日読了。これは良書ですね。プログラミングの初学者には大変おすすめ です。書籍中で利用している言語はOCamlというややマイナな(関数型)言語です が、言語仕様とは分離したプログラミングの本質的な部分で役立つ内容ばかり です。

2014年2月26日水曜日

16ヶ月の間漂流し生き延びた男

ちょっとした暇を見つけて英語の勉強するために、BBCのLearning Englishというサイトを使ってみる事にしました。適当な話題を選んで、ざっくり翻訳してみます(時間が無いときは読むだけで終わるけど)。

原文は以下のリンク先にあります。
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/language/wordsinthenews/2014/02/140203_witn_castaway.shtml

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「16ヶ月の間漂流し生き延びた男」

概要(summary)
2014年2月3日

ハリウッド映画の話なんじゃないか。ある男性がたった一人で1年以上も海上を彷徨い、生きるために動物を殺した。メキシコ人のホセ・サルヴァドール・アルバレンゴ(Jose Salvador Albarengo)は、彼がエル・サルヴァドールまで航海しようとした時に起こった事を語った。

報告(report)

魚、鳥、亀、捕まえられるものならば何でも、素手で殺した。16ヶ月の漂流の間には、亀の血さえも飲んだと、ホセは救急隊に語った。ハワイとオーストラアの中間地点エボン環礁で彼の船がついにダメになった時、彼は憔悴し歩くのもやっとの状態になっていた。調査の為にマーシャル諸島を訪れていたノルウェー人で人類学を学ぶ学生であるオラ・フジェルドスタッド(Ola Fjeldstad)は、ホセのファイバーグラス製の船は1万2000キロに及ぶ漂流の痛ましい傷を帯びていたと語った。
(※訳注、最後の文の翻訳に自信がない。原文は"Ola Fjeldstad, a Norwegian anthropology student who's doing research in the Marshall Islands, said Jose's fiberglass boat bore the signs of the harrowing 7,500-mile detour")

人類学を学ぶオラ・フジェルドスタッド:
私たちが最初に発見した彼の船は、およそ7.2メートルの大きさで原動機は壊れていて、貝とその他の海の生物で覆われていました。そこには生きている子供の鳥や死んだ亀、亀の甲羅、食べ残しの魚などがかなり悪い状態でありました。

この話は悲劇である。2012年の11月にエル・サルバドールを目指してメキシコを出発した時、船上には二人の人間がいた。しかし彼の仲間は何か月か前に死んだとホセは言った。その環境は不明だが、できる限り彼は絵を描くことで遠い太平洋の島の人々と意思疎通しなければならなかった。なぜなら彼らはスペイン語を理解しなかったからだ。地元の人たちは、長い髪で髭もじゃの異邦人を健康になるまで看病し続けた。オラ・フジェルドスタッド曰くホセは快方に向かっているという。

人類学を学ぶオラ・フジェルドスタッド:
彼はかなり体力を回復しています。十分な食べ物や魚、米、果実を食べ、珈琲を飲んでいて、今では健康状態も良好です。自分で歩くこともできるようになりました。彼は冗談も上手です。

(以下の最後の節が上手く翻訳できない)
There are good reasons to be cheerful; had he missed the Marshall Islands, it could have been another 1,000 or so miles before Jose would have had any hope of hitting land again. 
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・ホセが結局どういう経緯をたどったのかがよく読み取れなかった。

メキシコ出発→途中で航路を見失って漂流→海洋生物を素手で捕食しながら漂流を続ける→マーシャル諸島のどっかの島に漂着→原住民と絵で意思疎通しながら生活(原住民から看病を受ける?)→そこにフィールドワークに来た学生のオラに発見され救出

という流れでいいんだろうか。

iPhoneから投稿の試験

iPhoneのblogger純正アプリから投稿の試験。

2014年2月19日水曜日

【今日の読書】紳士の言い逃れ [694]

書名
紳士の言い逃れ
著者
土屋 賢二
出版
文春文庫
価格
530円
ISBN
978-4-16-758819-9

 本日読了。

2014年2月15日土曜日

Prince of Undeath 12 [158]

 Prince of Undeathの第12回目でした。今回からDMはほえほえさん、プレイヤ は以下の通り。全員30レベルです。

  • [防衛役], キラク, Fighter/Pit Fighter/Indomitable Champion, さるしんごさん
  • [防衛役], スハイル, Paladin/Gray Guard/Saint, Dragonborn, 羽生さん
  • [指揮役], ベルンシュタイン, Cleric(Warpriest)/Divine Hand/Avatar of Life, Human, 画伯
  • [指揮役], ヴァルヒルド, Warlord/Battleload of Kord/Warmaster, Human, つかださん
  • [制御役], ウルリカ, Wizard/Master of the Flame/Radiant One, からくりさん
  • [撃破役], パーシヴァル, Ranger/Stormwarden/Punisher of the God, Human, 死せる詩人

 オーカスとの最終戦闘のみです。15時くらいに終了して、ゆっくり駄弁って 居酒屋へ。全52回5年に渡る4版の初期から開始したキャンペーンが終了しまし た。1レベルから30レベルまで通しで遊べたのは良い収穫でした。AD&D1stに次 ぐ、二刀流型のレンジャの黄金期を遊べて大変満足です。

2014年2月14日金曜日

上級者になりたいか

※注意、上級者になる為の方法論の様な何かを予期してこのページを訪れた人。残念! 14へ行け。

TRPGゲーマ(Tabletalk Role Playing Game Gamerなので語が重複し馬から落馬式になっているけれど、TRPGerという表記だと分かり難いので敢えて頭痛で頭が痛い記法で書きました)の間では——と語り始めるには、僕はTRPG一般について知ら無過ぎる(ここ10年でD&D以外のゲームを遊んだ割合は1%未満)のでD&Dゲーマ(以後単にゲーマと略記する)の間では——と書き始める事にします。

さて括弧が多すぎて文脈を見失いつつあるのではないかと思いますので、仕切り直しましょう。

ゲーマの間では、ゲームの進行上で問題が発生した場合の対処等について論じる時に「上級者ならばこうすべきだ」とか「斯様にするのが上級者である」とか言った風に「上級者かくあるべし」という話がしばしば俎上に載せられます。ツイッタでも時々見かけますね。

僕自身、10年前ならばこういう話に首を突っ込んだかもしれませんが、今では遠目に見るだけになりました。しかし今日は敢えてこの上級者に関する話をします。

大切な事なのでもう一度書きますが、僕はTRPG一般について語るつもりはありません。対象はD&Dのみです。この上級者論についてTRPG一般とD&Dの間で大きな乖離が無いだろうと推量していますが、その推量を裏付ける根拠を提示出来ないのであくまでD&Dに限ります。

ゲーマ間での上級者論を見ていてまず第一に気になるのは、D&Dに於ける「上級者」という用語の意味の曖昧さです。そういった話を見てみても、この用語が陽に定義されている事は無いですし、行間を読んで一意な意味を読み取る事も殆ど不可能です。一つには議論している人の間で、その意味が少しずつ異なっているのが原因でしょう。もう一つはD&Dというゲームの性質上、上級者の定義について大勢の合意を得るのが難しい事があります(そしてそれ故に各人が使う上級者という言葉の意味が異なってしまうのです)。

例えば、ある時僕がゼラチナスキューブのマスクを被った強盗に襲われ、包丁を突きつけられて「今この場でお前の考える上級者の定義を話さなければエンガルフする」と脅された場合。以下の様に回答するでしょう。
上級者とはよりルールに詳しくより強いキャラクタを作成できるゲーマの事である、と。(その結果僕は不条理にも強盗にエンガルフされるのです)

しかしこの定義を受け入れてくれる人は一部のルールロウヤとパワープレイヤだけでしょう。多くの上級者論で取沙汰される以下の様な性質が定義に組み込まれていないからです。

・曰く、上級者とはゲームの場において礼儀正しく振舞うものである
・曰く、上級者とは初心のゲーマを正しく指導するものである(指導する、という言葉が嫌いなのであれば「導く」という如何にもそれっぽい曖昧模糊とした用語を使うと良いでしょう)
・曰く、上級者とは自分だけでなく一緒に遊ぶ他の人々も楽しませるものである

この他にもまだ思い付く人がいるかもしれません。つまりはそういう事です。この時点で既に多くの人の間で、上級者という語に対する定義の合意が成立していないのです。僕はD&Dでの「上級者」という語を定義する必要性を全く感じていませんが、どうしても定義する必要があれば、やはり強盗に強要された場合と全く同じ回答をするでしょう。前述の定義は僕にとって決して冗談や諧謔ではありません。

セッションでの礼儀正しい振舞いとは何でしょう。静かにDMの話を聞き、求められた時だけ必要十分な事を語り、マウンテンデューではなくティーポットから淹れた紅茶を飲み、ピザではなくスコーンを慎ましく食べる事でしょうか。分かりません。
正しい指導とは何でしょうか。他人に活躍の機会を与えずどんな強力な敵でも一瞬で殺害できる強大なキャラクタを作成する真のミニマックス則を骨の髄まで叩き込むことでしょうか(これなら僕にも出来そう)。分かりません。
ゲームプレイで他人を楽しまるというのはどういう事でしょうか。僕の様に右に出る者のいない(右には壁がある席に座っているので)ハイセンスなジョークを6秒に1回の調子で連発し皆の失笑を買う事でしょうか。分かりません。

全く分かりません。この様な不明瞭な仕方で上級者を燻り出す意味が分かりません。誤解の余地の無い明瞭な方法であれ、D&Dゲーマが同調圧力に弱いという性質を利用した曖昧な定義であれ、わざわざゲーマの集合から上級者ゲーマという部分集合を抽出して、何をしたいのでしょう。或いは何をさせたいのでしょうか。

一般に参加者を能力によって分類するのは、実際的な意味があるから行なわれます。例えばバドミントンやロードレースといった競技であれば、大会やレースに於いて同程度の実力の者同士が争う様になる為に能力による分類が行われています。そしてそれは、開催側にも参加者側にも利益のある事です。

実質的な価値のある分類を行なう場合、上級者の定義に精神論(礼儀正しくなければならないとか下位の者を導かなければならぬとか)の入り込む余地はありません。定量的に測定可能な事実を基に弁別されます。例えばバドミントンの大会で「あなたは1部(最上級の分類)の試合に出るには品位が欠けているので出場できません」と言われる事はありませんし、プロのロードレーサがツール・ド・フランスに出場する際に「チームの下位の選手に適切な指導をしているか否か」が問われる事も決してありません。当たり前の事です。

定義の曖昧さや形成されている合意が及ぶ範囲の大小は問わず、仮にゲーマの中での上級者というのを抽出したとしましょう。果たしてこの抽出された上級者にとってどのような利益があるのでしょうか。僕自身、他のゲーマから上級者であると言われる事があります。ここに書いた通り僕はD&Dに於ける上級者という評価に実際的な価値を感じていないので、こんな事を言われても褒められているのか貶されているのか判断できませんし、事実その事によって何の利益も得ていません。寧ろ

・上級者なのだからこの初心者が集まる卓には参加すべきではない(当然その卓が内容が他よりも面白そうだから参加を希望している)
・上級者なのだから初級者の横に座っていろいろ教えてあげてくれ(何でそんな面倒な事をしなきゃいけないのか)
・上級者なのだからDMをしてくれ(普段DMばかりしているのでプレイヤをしたいのだ)
・上級者なのだからここは譲ってくれ(因果関係が不明)

といった不利益を被ることの方が圧倒的に多いと言えます。これが逆に

・上級者なので番茶ではなく玉露を、コンビニの羊羹ではなくトラヤの栗羊羹を出す
・上級者なのでパイプ椅子ではなくアーロンチェアを利用できる
・上級者なので足のきれいな美女のサブDMが付く

といった利点があれば、僕もゲームに於ける上級者を分類する事を強力に推進する事でしょう。そしてその時の上級者の定義に必ず自分が入るような定義(例えば、上級者とは死せる詩人により近い性質を持つ者の事である等)が成立する様にあらゆる手を尽くすでしょう。

この様に現在蔓延っている上級者論というのは、意味が無いだけでなく害があるとすら言えます。従って今のところは、自分の周囲で上級者論が噴出したら取る物も取り敢えず裸足で逃げるに如くはないのです。もしD&Dに上級者という存在を出現させたいのであれば、

・上級者を誤解の余地の無い定量的な仕方で定義する
・上級者を目指す誘因を与える

この2点が必須でしょう。前者が無ければそもそも分類不可能、後者が無ければ分類しても成りたがる人は殆どいないでしょうから。

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2014年2月4日火曜日

【今日の読書】論理と計算のしくみ [693]

書名
論理と計算のしくみ
著者
萩谷 昌己、西崎 真也
出版
岩波書店
価格
3600円
ISBN
978-4-00-006191-9

 本日読了。計算機科学の概論として良いという書評を読んで試しに購入。 正直言って僕には密度が高すぎて、これをちゃんと理解して読むには他にも数 学の入門書などを読む必要がある。特に集合論、論理学については初級から中 級くらいまでの本でしっかり前提となる知識を得ておかないと、かなり厳しい と思う。全体の流れは良いので、大学生の様に分からない所を先生に聞いたり する事が可能な環境であれば良書なのではないでしょうか。

2014年2月1日土曜日

Revenge of the Giants 2 [157]

 表題のキャンペーンです。DMは羽生さん。レベルは全員12です。参加者は以下の通り。

  • [指揮役/防衛役], ミロク, Hybrid Cleric/Cavalier(Multiclass Monk), Paragon of Victory, Human, 画伯
  • [撃破役], グラッジ, Warlock(Multiclass Warlord), Witchmaster, Draconian, つかださん
  • [撃破役/防衛役], ミラー, Hybrid Barbarian/Cavalier, Draeven Marauder, Eladrin, からくりさん
  • [防衛役], スパイク, Hybrid Battlemind/Swordmage, Storm Disciple, Hobgblin, 死せる詩人
  • [指揮役?], ルロウサール, NPC

 指揮役のプレイヤがお休みなのでNPCが同行しました。通称お獅子仮面。