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2014年8月16日土曜日

D&D5版 Lost Mine of Phandelver 3 [3]

以下大量のネタバレがあります。

D&D5版のStarter Set付属のシナリオを遊びました。DMはつかださん。参加者は以下の通り。全員3レベルで途中で4レベルになっています。。

参加キャラクタ一覧
PC名ClassRaceAlignmentPL名
モンテズマBarbarian (Bear Totem)Half-OrcCGそばさん
ダルケスWizard (Evokar)Mountain DwarfLN六平文吾さん
レンジャーFighter (Archery, Champion)HumanLGいっちゃん
ライアンFighter (Defense, Champion)HumanLN画伯
カラクリCleric (Life)HumanCGからくりさん
ゲラーBard (College of Valor)HumanCG死せる詩人

前回の続きです。

PHBが届いた直後のセッションです。この時点では僕とそばさんのみがPHBを入手していました。その2人が早速PHBのクラスを投入しています。当然セッションが始まる迄、セッション途中の休憩、セッション後の飲み会ではPHBの話で持ち切りです。

さてセッションですが、前回Cragmaw CastleでRockseekerを助けてWave Echo Cave (ラストダンジョン) への地図を入手しました。ただPhandalin村での小クエストでOld Owl WellのUndeadを退治するというのをまだ対処していなかたので、まずはこれに挑戦する事にします。

行ってみると、そこは数百年は遡れるかなり古い廃墟で池にはまだ綺麗な水が出ていました。その廃墟に近付いてみると中から無数のゾンビとスケルトンがこちらへ向ってきたので戦闘開始。Undeadを束ねていたのは赤いローブを着た禿頭でその頭に入れ墨のある魔術師でした。お馴染のThayのレッドウィザードです。2ダースものゾンビとスケルトンに数で押されて大変でしたが何とか全滅させました。

Phandalinに戻った所で4レベルになりました。ここで特技が入ります。PHBもあったので【知力】を+2したダルケス以外は特技を取得しました。以下各人の取得した特技です。

  • モンテズマ: Great Weapon Master
  • レンジャー: Sharpshooter
  • ライアン: Sentinel
  • カラクリ: War Caster
  • ゲラー: Healer

これで各人の役割がだいたい決まりました。モンテズマが近接撃破役、レンジャーが遠隔撃破役、ライアンが防衛役、カラクリが前衛の指揮役、ゲラーが後衛の指揮役、ダルケスが制御役という配分です。ビルドオプションと特技の選択の仕方で役割がはっきりしてきます。つまり3、4レベルくらいでパーティ内の各キャラクタの立ち位置が決まる訳です。

いよいよスタータセット最後のダンジョンであるWave Echo Caveへ突入します。かなり大きなダンジョンなので要約版で……。

Flameskull! 強烈でした。イニシアチブを完全に取られたので全員がFireballに撒き込まれる所から開始です。4レベルPCの平均HPが30点そこそこで8d6 (平均28) です。STに成功したのは2人だったかな。丁度カラクリのChannel Divinityが切れている時だったが更に辛かったですね。やはりShort Restの取り方は大切です。ゲラーは最初の3ラウンドはActionでHealer's Kitを利用して1d6+8回復 (Healer特技の効果)、Bonus ActionはHealing Wordと、ひたすら回復を重ねます。1度カラクリが倒れましたが、それが回復した後は2人で回復を続けてなんとか持ち直しました。この戦闘であらゆる資源を使い切ったので一度村に戻っています

Wraithの近接攻撃は命中してSTに失敗すると食った分だけ最大HPも減ります。非常に強烈です。

Bugbear4体と戦いましたが、2レベルの時同じく4体と戦った時 (その時僕はDMでしたが) と比べて全然余裕がありましたね。ただやはりBugbearのCriticalは強烈です。平均で20点は喰らいますからファイターでも半分持ッていかれてしまいます。

Webの呪文はPCとして初めて喰らいましたが、以前の版と比べると効果がほどほどになっていて2レベル呪文として丁度良い塩梅だと感じました。STは毎ラウンド出来ますし、逆にSTに成功してもWebは移動困難地形なので充分に鬱陶しい。

これでスタータセット付属のシナリオは完遂しました。9月に単発セッションを挟んで10月からはHoard of the Dragon Queenの開始です。

2014年8月10日日曜日

D&D5版 モンスタデータ解析1

以下、スタータセットのシナリオLost Mine of Phandelver (以下LMoPと略) とHoard of the Dragon Queen (以下HoDQと略) に出てくるモンスタのデータが含まれます。ネタバレ注意。

以下の表2はLMoPとHoDQに掲載されているモンスタデータの一覧です。モンスタデータを見てみると分かるのですが、それぞれのモンスタの命中修正には謎のボーナスが加算されています。例えばLMoPのGoblinはChallengeは1/4で、Str8、Dex14ですが命中修正は+4あります。仮に命中判定に使う能力値がDexであったとしても謎の値+2がある事が分かります。PCにはProficient Bonus (以下PBと略) という値が習熟している武器を使った攻撃であれば命中判定に加算可能です。モンスタも同じ様にPBを持っているのでしょうか。持っているとすればその値はどの様に決められているのでしょうか。

解析した結論から言うと、モンスタのPBはChallengeに正比例しています。表1はPCのPBの上昇の仕方ですが、モンスタのPBもこの表1のLevelをChallengeに起き換えた場合と同じ上昇率になっています。

表1 PCのProficient Bonusの上昇
Character LevelProficient Bonus
1-4+2
5-8+3
9-12+4
13-16+5
17-20+6

以下の表2がモンスタデータの解析結果です。一部表1の値からずれているモンスタがいるのですが、これは何か明確に意図した例外なのかデータの誤植の類いなのかは不明です。

ChallengeとPBは強い相関関係がある事が見て取れる一方でChallengeとHDには、かなり緩やかな相関しか無い様です。また、Class持ちの様なモンスタとして表現されているNPCやLegendary creatureを除けばSTの習熟を持っているモンスタは極く僅かです。これらの事からChallengeという値は、モンスタの防御力やタフネスに比例して設定されているのでは無くて、主として攻撃力に比例して決められている値だという事が言えます。

表2 モンスタデータ一覧
HDChPBAtkSDCIWCSTSource
Commoner1d8022s100100100100100100LMoP
Deer1d8022s1101631102-41425-3HoDQ
Bandit2d80.12523d110121121100100100HoDQ
Cultist2d80.12523d110121100100110100LMoP
Guard2d80.12523s131121121100110100HoDQ
Kobold2d60.12524d7-21529-18-17-28-1HoDQ
Noble2d80.12523d110121110121142163HoDQ
Stirge1d40.12525d4-31631102-48-16-2LMoP
Twig Blight1d60.12523d6-21311214-38-13-4LMoP
Acolyte2d80.2522s100100100100142110HoDQ
Bullywug2d80.2523s1211211317-21007-2HoDQ
Elk2d100.2525s1631001212-41006-2HoDQ
Giant Centipede1d60.2524d5-31421211-57-23-4HoDQ
Giant Frog4d80.2523s1211311102-41003-4HoDQ
Giatn Lizard3d100.2524s1521211312-41005-3HoDQ
Goblin2d60.2524d8-11421001008-18-1LMoP
Skelton2d80.2524d1001421526-28-15-3LMoP
Swarm of Rats7d80.2522d9-11109-12-41003-4HoDQ
Troglodyte2d80.2524s1421001426-21006-2HoDQ
Violet Fungus4d80.2522c3-41-51001-53-41-5HoDQ
Winged Kobold3d60.2525d7-21639-18-17-28-1HoDQ
Wolf2d80.2524d1211521213-41216-2LMoP
Zombie3d80.2523s1316-21633-46-25-3LMoP
Crocodile3d100.524s1521001312-41005-3HoDQ
Grey Ooze3d80.523s1216-21311-56-22-4HoDQ
Hobgoblin2d80.523s1311311211001009-1LMoP
Lizardfolk4d80.524s1521001317-21217-2HoDQ
Orc2d80.525s1631211637-2110100LMoP
Redbrand Ruffian3d80.524d1101421219-19-1110LMoP
Scout3d80.524d110142121110131110HoDQ
Swarm of Insects5d80.523d3-41311001-57-21-5HoDQ
Bugbear5d8124s1521421318-11109-1LMoP
Evil Mage5d8125I9-1142110173121110int
wis
LMoP
Ghoul5d8124d1311521007-21006-2LMoP
Giant Spider4d10125d1421631212-41104-3LMoP
Giatn Spider4d10125d1421631212-41104-3HoDQ
Sildar5d8123s131100121100110100str
con
LMoP
Specter5d8124d1-5142110100100110HoDQ
Spy6d8124d100152100121142163HoDQ
Yuan-ti Pureblood9d8123d110121110131121142HoDQ
Berserker9d8225s1631211739-11109-1HoDQ
Drow Mage6d8225I9-1131100163142131int
wis
LMoP
Ettercap8d8224s1421521317-21218-1HoDQ
Gargoyle7d8224s1521101636-21107-2HoDQ
Grick6d8224s1421421103-41425-3LMoP
Griffon7d10226s1841521632-41318-1HoDQ
Nothic6d8224s1421631631311008-1LMoP
Ochre Jelly6d10224s1526-21422-46-21-5LMoP
Ogre7d10226s1948-11635-37-27-2LMoP
Peryton6d8225s1631211319-1121100HoDQ
Priest5d8225w100100121131163131HoDQ
Rug of Smothering6d10225s1731421001-53-41-5HoDQ
Will-o'-wisp9d4244c1-5289100131142110HoDQ
Doppelganger8d8326d110184142110121142LMoP
Hobgoblin Captain6d8324s1521421421211-5131HoDQ
Knight8d8325s163110142110110152con
wis
HoDQ
Owlbear7d10327s2051211733-41217-2LMoP
Spectator6d8321s8-1142142131142110LMoP
Veteran9d8325s163131142100110100HoDQ
Wraith6d8325d6-2163163121142152LMoP
Yuan-ti Malison12d8325s163142131142121163HoDQ
Flameskull9d4425I1-5173142163100110LMoP
Helmed Horror8d8426s184131163100100100HoDQ
Air Elemental12d10538d1422051426-21006-2HoDQ
Chambling Mound16d10537s1848-11635-31005-3HoDQ
Otyugh12d10536s1631101946-21316-2conHoDQ
Roper11d10537s1848-11737-21636-2HoDQ
Troll8d10537s1841312057-29-17-2HoDQ
Vampire Spawn11d8536s163163163110100121dex
wis
cha
HoDQ
Wyvern13d10637s1941001635-31216-2HoDQ
Stone Giant11d12739s2361522051001219-1dex
con
wis
cha
HoDQ
Assassin12d8847d110163142131110100dex
int
HoDQ
Young Green Dragon16d10837s194121173163131152dex
con
wis
cha
LMoP
Stone Golem17d1010410s2269-12053-41101-5HoDQ
Adult White Dragon16d1213511s2261002268-1121121dex
con
wis
cha
HoDQ
Vampire17d81359s184184184173152184dex
wis
cha
HoDQ
Adult Blue Dragon18d1216512s257100236163152194dex
con
wis
cha
HoDQ

モンスタデータがどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょうw

2014年8月2日土曜日

D&D5版 Starter Set DM向け解説

以下大量のネタバレがあります。スタータセットのDMをするのでなければ読んではいけません。

D&D5版のルールについては『D&D5版 Basic Rules を読む』等で一通り説明しました。5版を遊びたい場合2014年7月末現在の時点ではシナリオはスタータセットしかありません。これのDMをしたいけれど言葉の壁が気になる人の為に、スタータセット付属シナリオのLost Mine of Phandelver (以後LMoP) のシナリオの概要を紹介します。

■地域

LMoPの舞台となるとはフォーゴトンレルムズのネヴァーウィンター地方です。4版の「ネヴァーウィンター・キャンペーン・セッティング」を持っている人はこれを読んでおくとより良いでしょう。主たる舞台はネヴァーウィンター市から南東に徒歩3日の距離にあるPhandalinという村の周辺地域です。

■背景

500年以上前にこの地域で潤沢な鉱脈を持つ鉱山が発見されました。この鉱山は豊かなだけでは無く強い魔法の力も持っていました。ドワーフとノームはこの鉱山を利用するに当たって争いにならない様に互いにPhandelver's Pactという条約を結びました。そして人間の魔法使いも彼らに協力して炉のその魔力を結びつけ魔法の品の作成を可能にしました。鉱山の近くに人間の村であるPhandalinも出来て栄えていきます。

その鉱山を我が物にせんと邪悪な魔術師に率いられたオークの軍団が襲います。ドワーフ、ノーム、人間の魔法使いは協力してこれと戦いますがその最中に鉱山は崩壊します。その崩壊を逃れられたのはほんの僅かで、Wave Echo Caveと呼ばれた魔法の鉱山の場所は失なわれました。

それから数百年の間この一帯は埋もれた鉱山の宝を求める冒険者で賑わいましたが誰も発見した者はいませんでした——ドワーフのRockseeker三兄弟が見付けるまでは。Rockseekerらは鉱山を再開するべく動きますが、不幸な事にこの鉱山に着目していたのは彼らだけではありませんでした。謎めいたBlack Spiderという者が山賊やゴブリンを使ってRockseekerを追い、掴まえたのです。

■シナリオの大まかな流れ

このシナリオは概ね以下の様な流れになる筈です。

依頼

最初の遭遇

最初のダンジョン

レベルアップ

Phandalin村到着

村にいるギャング掃討
(2つ目のダンジョン)

レベルアップ

大小様々な依頼

Cragmaw Castle
(3つ目のダンジョン)

レベルアップ

Wave Eco Cave
(最後のダンジョン)

大小様々な依頼はそれぞれが別の機会に発生する事もあります。例えばギャング掃討の前に他の小さな依頼をするという事もあるでしょう。概ね、ダンジョンをクリアすると1レベル上がるという設計になっている様です。Cragmaw Castleに行くにはThundertree村の廃墟に行ってそこに居るドルイドと話す必要があります。Wave Eco Caveに行くにはCragmaw Castleで地図を入手する必要があります。

2014年7月31日木曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 5

前回の続きです。

戦闘終了後の処理です。

まずはHP0のクレリックをstable状態にする必要があります。stableにするにはDC10の【判断力】(Medicine) 判定が必要です。もしHealer's Kitを持っていれば判定無しでstableにする事が出来ます。大まかなラウンド進行を続けます。ローグ、ウィザード、ファイターがそれぞれ治療に挑戦しますが失敗してしまいました。クレリックはもう一度Death STが必要になります。1d20=20! Death STで出目20だとHPが1に回復します。これで問題は解決しました。

茂みで街道から視線の通り難い所に移動してShort Restをします。Short Restは1時間掛かります。Short Rest中はHit Dice (以後HD)を使ってHP回復する事が出来ます。使ったHDはLong Restを取ると最大HDの半分だけ回復します (小数点は切り捨てが原則なので、ベーシックルールの記述を厳密に適用すると1レベルだとLong Restを取ってもHDが回復しません。多分最低1回復するという記載が抜けているのではないかと思います。エラッタ待ち やはり2014年8月13日に更新されたBasic Rules v0.2で最低1回分回復の記述が追加されました)。1レベルPCは1HDですから各人1日1つのHDを使う事が出来ます。各キャラクタのHPの状態を示します。スラッシュの左側が現在HP、右側が最大HPです。

  1. ファイター 13/13
  2. クレリック 1/11
  3. ローグ 7/10
  4. ウィザード 5/8

HDの種類はクラスにより異なります。ファイターであればd10、クレリックとローグはd8、ウィザードはd6です。HDを使うその各クラス毎のHDの種類のダイスを1つ振って【耐久力】修正値を足した分だけ回復します。このクレリックであれば【耐久力】修正値は+2なので1d8+2回復するわけです。ファイター以外はダメージを負っていますので、それぞれHDを使います。クレリック1d8=6で8点回復、ローグとウィザードは出目1でも全快です。

ウィザードはShort Rest中にArcane Recoveryの能力を使えるので、これでマジックミサイルで使用した1レベル呪文のスロットを回復しておきます。

これでShort Rest中の処理は終了です。

2014年7月30日水曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 4

前回の続きです。

Phase 14

第3ラウンド

第3ラウンドです。イニシアチブ順を再掲します。

  • 19, ローグ (AC14)
  • 17, ゴブリンA
  • 13, クレリック (AC18), Unconsious
  • 10, 狼
  • 08, ファイター (AC18)
  • 06, ゴブリンB
  • 05, ウィザード (AC12)

ローグのターンです。移動の半分を使って立ち上がり、ショートボウを抜いてゴブリンBに攻撃しますが外れ。クレリックに向かって移動します。

Phase 15

クレリックのターンです。HP0のキャラクタは毎ターンDeath STを振る必要があります。これは原則何も修正は付かない1d20の判定で、10以上なら成功です。3回失敗すると死亡します。3回成功すると状態が安定化しDeath STが不要になります。またHPが正の値になればDeath STのカウントは成功も失敗もクリアされます。1d20を振り13だったので成功です。

Phase 15

ファイターのターンです。ゴブリンBに隣接し武器を落してGrapplingを試みます。ファイターの【筋力】(〈運動〉) 判定とゴブリンの【筋力】(〈運動〉) か【敏捷力】(〈軽業〉) 判定の対抗判定です。ファイターは〈運動〉技能に習熟しているので1d20+5で17でした。ゴブリンは習熟はどれも無いので【敏捷力】判定をします。1d20+2で8で負けました。ゴブリンはGrappled状態になります。

Phase 16

ゴブリンBのターンです。ActionでGrappleからの脱出を試みます。ゴブリンの【敏捷力】(〈軽業〉) 判定とファイターの【筋力】(〈運動〉) 判定の対抗判定です。ゴブリン1d20+2=13、ファイターは1d20+5=15で脱出出来ません。Grappled状態では移動出来ないのでこれで終了です。

Phase 16

ウィザードのターンです。逃走しようともがいているゴブリンBにShocking Graspを打ちます。1d20=20でクリティカルヒット! ダメージダイスが2倍になり2d8で8点。ゴブリンBも倒れました。

Phase 17

敵が居なくなったのでこれで戦闘は終了です。次は戦闘終了後の処理です。

続き

2014年7月29日火曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 3

前回の続きです。

第2ラウンド

第2ラウンドです。イニシアチブ順を再掲します。全員行動したのでDM、プレイヤ共に以下の順序は把握していて問題ありません。

  • 19, ローグ (AC14)
  • 17, ゴブリンA
  • 13, クレリック (AC18)
  • 10, 狼
  • 08, ファイター (AC18)
  • 06, ゴブリンB
  • 05, ウィザード (AC12)

ローグのターンです。そのままゴブリンAを攻撃しますが1d20=1で外れです。移動はしません。

Phase 09

ゴブリンAのターンです。ショートソードでローグを攻撃し命中。ダメージは4点。これでローグが倒れます。ローグの現在HPは0です (マイナスのHPは存在しない事に注意)。Unconsiousになると伏せになり手に持っていた物は落します。ゴブリンは盾を装備して移動。

Phase 08

クレリックのターンです。移動の半分 (切り捨てなので10ft) を消費して起き上がります。Bonus ActionでHealing Wordを使ってローグを1d4+4点回復します。1d4=3で7点回復です。ローグの現在HPは7になります。Actionで狼を攻撃しますが1d20=6、合計10で外れです。

Phase 10

狼のターンです。その場でクレリックを攻撃します。ファイターはReactionを消費しているのでここではDisadvantageは与えられません。狼の攻撃は命中し5点でクレリックが倒れます。

Phase 11

ファイターのターンです。狼を攻撃して1d20=20でクリティカルヒット! ダメージダイスが2倍になります (固定値は倍になりません)。2d8+3で13点。狼は倒れました。ゴブリンBの後ろへ移動します。この移動はゴブリンBのリーチ内を移動しているので機会攻撃は発生しません。

Phase 12

ゴブリンBのターンです。ゴブリンは特殊能力でBonus ActionとしてDisengage出来るのでこれを使います。Disengageするとそのターン中の移動は機会攻撃は誘発しなくなります。ファイターのリーチから離れウィザードの隣接位置へ移動。ショートソードでウィザードを攻撃し命中です。ダメージは3点。盾を装備して終了です。

Phase 13

ウィザードのターンです。敵に隣接されていますが、この状態で呪文を使っても機会攻撃を誘発したりする事はありません。その位置でゴブリンAに対してマジックミサイルを使います。マジックミサイルは自動命中で、STは無く3d4+3ダメージを与えます。10点ダメージでゴブリンAが倒れます。

Phase 14

続き

2014年7月28日月曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 2

前回の続きです。

前回書き忘れましたが1マスは5ftです。

Phase 01

不意打ちラウンド

ゴブリンAが不意打ちに成功しました。不意打ちラウンドは3版や4版とは違い、全てのアクションを実行出来ます。従って移動→攻撃などが可能です。その代わり不意打ちされても相手の攻撃にボーナスがあったりはしません。

まずはゴブリンAのイニシアチブです。1d20+【敏捷力】修正で決まります (Starter Setのモンスタデータにはイニシアチブの項目はありません)。結果は17でした。ゴブリンAは写真左手に移動し、遮蔽の無いローグにショートボウで攻撃しますがダイス目が悪く外れ。これで不意打ちラウンドは終了です。

Phase 02

第1ラウンド

第1ラウンドになったので不意打ちをしたゴブリンA以外もイニシアチブを決定します。以下の様になりました。5版ではイニシアチブ順が戦闘開始直後の時点で公開情報なのかどうかはルールには明記されていません。非公開情報 (全員が行動するまで順序は誰も分からない) という前提で進めます。

  • 19, ローグ (AC14)
  • 17, ゴブリンA
  • 13, クレリック (AC18)
  • 10, 狼
  • 08, ファイター (AC18)
  • 06, ゴブリンB
  • 05, ウィザード (AC12)

最初はローグのターンです。移動しながらショートソードを抜きゴブリンAに近付きます。武器を抜くのはMoveでもActionでも無いActivityなので同時に実行出来ます。ゴブリンに隣接した所で攻撃です。ローグの命中修正は+5です。1d20=12、合計17で命中します。ダメージは1d6+3で5点でした。まだゴブリンAは倒れません。

Phase 03

次にゴブリンAのターンです。ゴブリンAは手に持っていた弓を落してショートソードを抜いてローグを攻撃します。命中してダメージは6点です。

Phase 03

クレリックのターンです。盾を片手に構えている状態でもう片手は空です。ゴブリンBと狼に向って前進しますが隣接位置までは移動距離が不足しています。狼の手前まで移動してSacred Flameを狼に打ちます。狼はDC13の【敏捷力】STをしてこれに成功。STに成功すればダメージはありません。遮蔽がある時本来は【敏捷力】STにボーナスが付きますが、Sacred Flameは遮蔽を無視出来るのでこの場合狼にボーナスはありません。クレリックは最後にウォーハンマーを抜いて終了です。

Phase 04

狼のターンです。クレリックの隣接位置まで移動してクレリックを攻撃します。命中して8点ダメージ。狼の牙での攻撃が命中した場合、対象は【筋力】STをして失敗すると伏せになります。クレリックは【筋力】STにはProficientしていないので1d20+2=9で失敗し伏せになりました。

Phase 06

ファイターのターンです。クレリックと狼に隣接する位置まで移動して狼を攻撃します。ファイターの命中判定は+5です。1d20=15、合計で20で命中します。ダメージは1d8+3で8点でした。まだ狼は倒れません。

Phase 07

ゴブリンBのターンです。ショートソードを抜きながら伏せになっているクレリックに隣接する位置まで移動して、クレリックを攻撃します。伏せの相手を攻撃する時は命中判定にAdvantageがあるのでd20を2つ振って良い方を選択出来ます。しかしファイターがReactionでFighting Style: Protectionの能力を使います。この能力はファイターに隣接している敵が、ファイター以外を攻撃した時その攻撃にDisadvantageを付ける事が出来ます。結果としてゴブリンの攻撃にはAdvantageとDisadvantageが両方付きます。この場合互いに打ち消し合うので通常の命中判定を行なう事になります。ゴブリンの命中判定は失敗です。

Phase 08

ウィザードのターンです。その場からRay of FrostをゴブリンAに打ちます。Ray of Frostは命中判定が必要な呪文です。ウィザードの呪文の命中修正は【知力】修正値+Proficient Bonusなので+5です。1d20=2で合計7で外れです。

Phase 09

これで第1ラウンドが終了です。

続き

2014年7月27日日曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 1

ベーシックルールを使って4つのクラスのキャラクタを作成しました。このキャラクタを利用して戦闘ルールを基礎を説明します。以下グリッドを使って説明していきますが、ベーシックルールの範囲ではグリッド戦闘には大雑把にしか対応していません (71ページ。Variant: Playing on a grid)。ベーシックルールのグリッド戦闘での注意点は、斜めの移動です。これは4版的に斜めも1マスと数えます。従ってキャラクタの移動可能範囲は原則として正方形になります。

以下写真を使います。写真中に登場するコマの割り当てを紹介しましょう。

ファイター

作成例1で作った人間のファイターです。

Human Fighter

クレリック

作成例2で作ったヒルドワーフのクレリックです。

Dwarf Cleric

ローグ

作成例3で作ったライトフットハーフリングのローグです。

Halfling Rogue

ウィザード

作成例4で作ったハイエルフのウィザードです。

Elf Wizard

ゴブリン

モンスタデータはStarter Setに付属の物を利用します。ゴブリン2体です。斧を持っているのをA、弓を構えているのをBとします。

Goblin A

Goblin B

ゴブリンが使役する狼です。

Wolf

初期配置

シャドウフェルの城塞付属のカラーマップを利用しています。戦闘の初期配置は以下の通りです。

Phase 01

上のマップ中の茂みは移動困難地形で中に居る者に遮蔽を提供、岩は侵入出来ない地形とします。ゴブリン達は茂みに中で隠れ身をして不意打ちを狙っている状況です。ゴブリン達の〈隠密〉判定とPCの受動〈知覚〉の値を比較します。PCは通常の行軍速度だったので特にペナルティはありません。結果ゴブリンAのみが不意打ちに成功しました。

次回は不意打ちラウンドの処理からです。

続き

D&D5版 Starter Setを遊んだ感想 2

前回はDMだったのでDM側から見た感想でしたが、今回はプレイヤとして参加したので別の側面からの印象です。箇条書きにします。

  • オークの1d12は怖い
  • ThunderwaveのPushは、Webなどと組み合わせると強い。4版的。
  • キャラクタの所持品の重量制限はこれまでの版と比べてかなり緩いので、色々持てる。
  • Ball Bearing、Caltrops、Hunting Trapの3つの通常アイテムはかなり手頃 (どれもActionで設置可能) に使えて効果も充分強いので活用すべし。今回はダンジョン内でShort Rest (1時間かかる) する時に三方にある扉の前に、それぞれを置いて襲撃に備えるなど大活躍。
  • CantripのMinor Illusionは上記の通常アイテムと合わせると更に効果的。例えば床にHunting Trapを設置して、その床を何も無い床のIllusionで覆う等する事が可能。
  • 低レベル時のRogueは撃破役。特に3レベルになって急所攻撃が2d6になると、毎ターン15-20点のダメージが出るので頼りになる。
  • Help (昔のAid Another) はキャラクタは技能判定で活用すべし、DMはモンスタの命中判定で活用すべし (オーガの攻撃にオークがHelpしてAdvantageとかプレイヤとしては恐怖でしかない)。
  • 低レベルのウィザードはMage Armorが無いと死ぬ。
  • ファイターのFighting Style: Protectionによる4版のMark的な味方への攻撃妨害能力はあると頼もしい。Disengageを使わずに機会攻撃を発生させながら後退する時も安心出来る。ただしReactionなので1ラウンド1回だし、その後ファイターのターンが来るまではファイター自身が機会攻撃が出来なくなる (機会攻撃もReactionなので)。
  • 今の所3版、4版に存在した様なモンスタ知識判定は無いので原則として出てきたモンスタの能力は分からない。またその為知識系技能の優先度は高くない。

D&D5版 Lost Mine of Phandelver 2 [2]

以下大量のネタバレがあります。

D&D5版のStarter Set付属のシナリオを遊びました。DMはつかださん。参加者は以下の通り。全員2レベルです。

参加キャラクタ一覧
PC名ClassRaceBackgroundALPL名
ベイローRogue (Thief)Wood ElfSoldierCG羽生さん
カラクリCleric (Life)HumanFolk HeroCGからくりさん
ミンダルティスWizard (Evocation)High ElfCriminalCG死せる詩人
ストーン・リバーFighter (Protection)HumanSoldierLGNPC

前回の続きです。前回は僕がDMでしたが、つかださんに交代して僕はプレイヤになっています。今回はプレイヤが少ないのでNPCを入れて4人パーティで遊んでいます。

トレセンダ邸レッドブランド掃討

前回の最後でトレセンダ邸に巣喰っているレッドブランドというギャングの主力を叩きましたが、まだ少しだけ残党が居たので今度は正面から乗り込んでこれを殲滅しました。そこで囚われていた町の女性とその息子を救出。女性からは、お金が無いので直ぐに御礼は出来ないが以前自分が住んでいた今では廃村になっているサンダーツリー村に行けばそこに彼女の生家があり地下室にエメラルドの首輪がある筈なので、もしサンダーツリー村の近くに行く事があればそれを自由に持っていって下さいという申し出を受けます。サンダーツリー村は彼女曰く10年前にゾンビの襲撃に合い、住人は全員退去したとの事です。一晩村で寝て3レベルに上がり翌日。状況を整理しました。

  1. 我々の現在の最優先目標はグンドレンの発見。
  2. グンドレンはゴブリンのクラッグモウ族の本拠地であるクラッグモウ城に連れて行かれたらしい。
  3. クラッグモウ城はネヴァーウィンタ森のどこかにある。正確な場所は知らない。
  4. 村で他に聞いた冒険ネタは以下の通り。
    1. タイモラの司祭ガラエル女史: バンシィのアガサと交渉してボウジェントルの呪文書の情報を得てほしい。

      このレベルでバンシーとか寝言なので却下。

    2. 村長: トリボア道の西にオークが出るので退治して欲しい。
    3. 助けた女性: サンダーツリー村にエメラルドの首輪を取りに行く。
    4. 果樹園経営の元冒険者ダラン・エダーマス: 北東にあるオールドアウルウェルに不死者が巣喰っているので調査・殲滅してほしい。

比較的組みし易そうなオークを次の標的に定めました。

ワイバーン山

オークの出る場所の近辺はワイバーン山という名の岩山になっています。片道3日の旅の途中はこれといったランダムエンカウンタも発生せずに到着しました。

奇跡的に重装鎧を着ている二人も出目が良く隠れ身に成功したのでオークの歩哨を瞬殺して、内部への不意打ちに成功しました。中は広い空間が1つあるだけの洞窟で、

  1. オーク族長
  2. オーガ
  3. オーク 6体

がおり、これと戦闘になります。兎に角オーガの攻撃力が怖いのでこれに集中攻撃して2ラウンドで落し、あとは手近な順に倒していきます。オーク族長を落した所で残りのオークが逃げ出したのでこれを追撃して終了。オークはグレートアックスを持っているのでダメージが1d12というのが矢張り緊張しますね。

洞窟で一晩休んで翌日から3日かけてファンダリンへ。

次は、明確にお宝があるサンダーツリー村に行く事にしました。少し情報収集をすると、サンダーツリー村周辺でゾンビの目撃情報、村はカルト教団の根城になっているらしい事、その周辺でドルイドが活躍しているらしいという情報が得られました。

サンダーツリー

村までは徒歩3日の行程でした。途中ランダムエンカウンが発生しますがゴブリンだったので何なく撃退。

サンダーツリー村に到着すると、入口の少し前に看板があり「危険な植物に注意」と書かれています。文字の他にレンジャーやドルイドが使うサインでも同じ事が記されています。と言われても危険は承知で来ているので、警戒しながら侵入します。

村の中に入り、早速手近な廃墟を調べてみると8体のトウィグブライトが襲ってきました。これと戦っている途中、物音に反応したのか別の廃墟から4体のアッシュゾンビも参戦。すわ二正面かと思われましたが、突出したストーンをトウィグブライトが囲い込む→そこにミンダルティスがSculpt Spellsでストーンを除外してサンダーウェーブで一網打尽、アッシュゾンビが出てくる前にその想定移動経路上にボールベアリングを撒き移動を阻害、という戦術で二正面を避けて各個撃破に成功しました。

奥に進むと知性を感じる眼差しの鼠が屋根の上からこちらを観察しているのを発見しました。当て推量で「こんにちはドルイドの方、我々は貴方に危害を加えるつもりはありません」と声を掛けてみると、豈図らんや鼠が白髪の人間の男性の姿に変じました。彼は友好的な人物でこの一帯で自然環境の保全に務めている様でした。カルト教団の事について聞いてみると親切にも教団が利用している建物を教えてくれました。更に、

  • 村の中の塔には最近グリーンドラゴンが巣喰っているので絶対に近づくな
  • クラッグモウ城の正確な場所

といった助言をくれました。

ドラゴンの居る塔を避けてカルト教団 (案の定カルトオブドラゴンだった) のねぐらを襲撃して特に理由も無く壊滅し、別の家の地下でエメラルドの首輪を回収してファンダリンへ戻りました。

グンドレンが連行されたクラッグモウ城の場所が漸く判明したので、そこへ向います。

クラッグモウ城

これもだいたい3日掛けて到着しました。城の周囲を探索してみると正面以外に1つ出入り出来そうな場所を見付けました。オーギュリィの呪文でどちらから突入した方が良いか占ってみると裏口の方が良いとの事だったので、そちらから潜入します。

中はそれほど広く無い所為で、戦闘が始まるとゴブリン達が直ぐ次の部屋に助けを呼びに行くので大抵は連戦になりました。ですが逆に狭い事が幸いしてスリープサンダーウェーブといった範囲呪文が効果的に機能し楽に進める面もありました。グンドレンを探して奥へ進むと、部族の王のバグベアと遭遇します。しかもその脇にはドロウ! ウェブの呪文やボールベアリングで敵の移動経路を減らし出来るだけ有利な地点で戦います。タフな王と組みで攻撃すると強いホブゴブリンに苦戦しますが、これを何とか退けます。ドロウを放置して良い事は人類にとって一つも無いので、途中逃走を計るドロウを追撃重点。逃走経路の先から、出払っていたホブゴブリンの狩り集団が折りも悪く戻ってきて鉢合わせしますが、隙間を縫ってドロウに集中攻撃してこれを落します。すると姿がのっぺりとした形に戻り、ドッペルゲンガだった事が判明します。そのまま後から合流したホブゴブリンと狼も撃退。城の残り部分を調査している間にアウルベアに襲われて大変でしたが、グンドレンも保護して無事にファンダリンに戻りました。

セッションはこれで一旦終了。経験点は2500点を超える所まで来たので4レベルまでもう少しです。

2014年7月23日水曜日

D&D5版 見逃しがち勘違いしがちなルール

Starter Setを遊んでみて、勘違いや見逃しが発生しそうなルールが気になったのでまとめます。

■Material ComponentとSpellcasting Focus

各呪文には必要なComponentが設定されていて、Verbal、Somatic、Materialがあります。Material Componentには注意が必要です。呪文の説明に価格が明記されているMaterial Componentは特別なMaterialなので、その金額を支払って用意しておく必要があります。またその様な有料のMaterialは呪文を使う度に消費されます。一方それ以外の価格表示の無いMaterialの場合はMaterial Component Pouchを持っていれば、それぞれのMaterialを所持していると見做されます。ここまでは問題無いでしょう。

クレリックはMaterial Componentを満たす為にMaterial Componet PouchではなくSpellcasting FocusとしてHoly Symbolを身に纏う必要があります。従ってHoly Symbolを纏っていればMaterial Component Pouchは不要ですが、有料のMaterialについては依然として別途購入し所持しておく必要があります。

ウィザードはSpellcasting FocusとしてWand、Staff、Orb、Rod、Crystalを使う事が出きます。これは手に持っている必要があります。それ以外の扱いはクレリックのHoly Symbolと同じです。Material Component Pouch不要、有料のMaterialは別という訳です。

■Two-weapon fighting

Two-weapon Fighting周辺も勘違いが多発します。原則としてTwo-weapon Fightingの場合、両方の武器がLight属性でなければいけません。そしてベーシックルールの範囲ではこの原則を覆す細則は存在しません

RogueとTwo-weapon Fightingの組み合わせは間違いの宝庫です。RapierはFinesse属性はありますがLight属性は無いので、Rapierを持ったらTwo-weapon Fightingは原則不可能です。またTwo-weapon FightingでのOff-hand AttackはBonus Actionです。従ってCunnning ActionでBonus Actionを消費したターンはOff-hand Attackを行なえません。

■DexでThrown weapon

Thrown Weaponは通常はStrで命中判定を行ないます。StrとDexの好きな方ではありません。正しThrown属性且つFinesse属性の場合は投げる場合でもDexで命中判定を行なえます。この場合StrとDexを自由に選択可能です。Finesse且つThrownな武器はベーシックルールにはDaggerしかありません

2014年7月22日火曜日

D&D5版 Starter Setを遊んだ感想

5版のStarter Setのシナリオ「Lost Mine of Phandelvar」を遊んだレポートは別に書きましたが、それとは別にStarter Setで5版を遊んだルール的な部分の完走を箇条書きにします。

  • Inspirationはダンジョンハックしていると事実上得られない (見敵必中のパーティだとSocial Interactionが無い)
  • 2レベルになるのはあっと言う間 (実セッション時間で4時間程)
  • 2レベルは一気に強くなる感じ
  • Cantripのおかげでクレリック・ウィザードはかなり楽
  • Detect Magic、Identifyが儀式執行可能なのでウィザードが呪文書に書いてあればダンジョン中でかなり簡単にその場で入手したアイテムの鑑定が出来る
  • ファイターはFighting Styleでかなり印象が違う。Martial Archetypeも今後複数出れば組み合わせは色々あって特徴が出せそう
  • Archery Fighting Style強い……
  • HDによる回復やファイターのSecond Windの能力、Channel Divinityによる回復等のお陰で低いレベルでも継戦能力が高い
  • Sleepが充分強い
  • Magic Missileも1レベルだと強力
  • Cure WoundsよりはHealing Wordの方が便利。回復固定値が増えるLife domainならなおの事
  • バグベアはHPの低いオーガだと思うべし

2014年7月21日月曜日

D&D5版 Lost Mine of Phandelver 1 [1]

以下大量のネタバレがあります。

D&D5版のStarter Set付属のシナリオを遊びました。DMは僕です。参加者は以下の通り。全員1レベルです。

参加キャラクタ一覧
PC名ClassRaceAlignmentPL名
ドリスRogueHigh ElfCGつかださん
ファルツClericWood ElfCGそばさん
ダルケスWizardMountain DwarfLN六平文吾さん
レンジャーFighter(Archery)HumanLGいっちゃん
ライアンFighter(Defense)HumanLN画伯
カラクリClericHumanCGからくりさん

DM注: 本来5人用のシナリオなのですがPCが6人なので適宜モンスタの数や強さを調整しています。

Neverwinterに居た一行はドワーフのダルケスの知人であるGundren Rockseekerから荷物の護衛の仕事を受けます。ここから65マイル先にあるPhandalinという町に荷物を無事届けてくれたら一人当たり10gpの報酬という事で話しがつきました。

65マイルなので普通に進めば3日と少しかかります。出発して3日目の昼間に最初の遭遇が発生しました。

未来のDMへの助言: この遭遇にはシャドウフェルの城塞に付属している街道のマップを使うと丁度良いです。

チュートリアル的な戦闘なのですが、DMがモンスタ側の隠密判定をした所大変出目が良かったのとイニシアチブ判定の出目も良かったので、モンスタ側の一方的な先制攻撃から戦闘が開始されました。

非常に良かったDMのダイス目

未来のDMへの助言: ゴブリンが持つBonus ActionでDisengage出来る能力は強力なので活用しましょう。4版のコボルトがMinorでShift出来るのに似ています。

6体のゴブリンが藪の中から表われ一声にショートボウで射撃します。不意打ちラウンドと続く1ラウンド目のゴブリンの攻撃でDMが4回クリティカルし更に殆どの攻撃を命中させた結果、PCは3人が昏倒した状態から開始です。2人のクレリックが一斉に回復呪文を使って何とか立て直しながら必死に6体のゴブリンを撃退しました。町に到着する前に野営をするという案もありましたが、兎に角町に行こうという事でForced March判定を潜り抜けてその日の夜にPhandalinに到着しました。

荷物をBarthen's Provisionsの店に届けると先に到着している筈のGundren RockseekerとSildar Hallwinter (Gundrenの護衛の騎士) がまだ到着していません。2日は先に到着している予定だったので店主のBarthenが心配になりPCにRockseekerの捜索を依頼します。そして町の酒場で夕食を取ったPC達はそこに居た村人から色々な噂を聞きます。どうも町には色々と不穏な動きがあるようでした。しかしまずは依頼主を探そうという事で、翌朝にゴブリンと戦った場所まで戻り調査してみました。

そこでの探索の結果、藪の中にゴブリンの多数の足跡と人間大の物を引き摺った跡のある獣道を発見したのでこれを追います。途中仕掛けられた罠を避けつつ、ゴブリンの部族の根城と思しき洞窟を発見しました。入口の守衛をしていたゴブリンを不意打ちから秒殺して奥に行くと狼3匹が繋がれていたので、これも遠くから鏖にします。意気揚々と進んで行くと陸橋の上にいるゴブリンに、先手を取って発見され警報を上げられてしまいました。そこでそのゴブリンを倒すべく戦闘を開始するもカバーに阻まれまごついている内に、何とこれまでほぼ一本道だった洞窟の奥から轟音が聞こえ同時に大量の水が流れてきました。何人かのPCが入口まで水流で押し戻されダメージを喰らいながらも、溜池を決壊させたゴブリンの所まで辿りつきました。その更に奥の部屋を覗いて見たのが運の尽き、首領のバグベアとその取り巻きに鉢合わせてしまいます。戦線が伸びた上に連続戦闘で回復もままならない所へ、1レベルPCに一撃で2d8+2ダメージの恐怖。虎の子のSleepで取り巻きを眠らせながら最後の一滴まで絞り尽して戦い、辛勝を治めました。その後囚われていたSildar Hallwinterを助けてPhandalinに戻ります。しかしRockseekerはCragmaw Castleと呼ばれるこのゴブリン部族の根拠地へ連れ去られていてここには居ません。

ここで各人300xp溜ったので2レベルになりました。

加筆 (2014-07-22)

PhandalinのStonehill InnでLong Restをとり翌日から色々耳にした噂について調べました。結果として

  1. この町はRedbrandと呼ばれるギャングに半ば仕切られている。
  2. RedbrandはSleeping Giant亭に屯している事が多く、Tresender Manarに巣喰っている。
  3. Cragmaw CastleはNeverwinter Woodsの中、街道からそれほど遠くない所にあるっぽい。
  4. 町の北東にアンデッドが出る廃墟がある。
  5. Triboar Trailの東でオークが出るらしい。

という事が分かりました。そして調査の途中街中でRedbrandの構成員に絡まれて戦闘になりました。何如にもチンピラ然としたRedbrandの台詞を聞いて完全に舐め切っていたPC達ですが戦闘を開始すると3HDもある上に2回攻撃してくるチンピラに若干吃驚しつつも勝利しました。そしてそのままTresender Manorにカチコミを掛け様という事で、聞いた噂を下にManarの南の森で秘密の隧道からギャングが出てくるのを見たというハーフリングの子供の証言を聞き、裏口からManar Horseに侵入します。

トンネルを抜けるとそこはNothicだった。裏口から虚を突いて吶喊したと思ったのに気付けばこのダンジョン中最強のモンスタといきなり戦闘する事になりました。強力な視線攻撃に怯えながらも、Wizardが決断的に1レベル呪文を2つも投じて被害少なく屠ります。Nothicが暮していた地割れの中を捜索して宝箱を見付け魔法のロングソードやその他のアイテムを発見します。その後カードゲームに興じている構成員5人を不意打ちから制圧し、魔術師の研究部屋らしき場所を見付けます。そこで何やらLost Mineに関する日記を発見。次に部屋に入ると早速魔術師のお目見えです。高いACに阻まれ苦労するも大した攻撃力の無い魔術師を倒しStaff of Defense他のアイテムを入手します。これでRedbrandのボスを倒したから後は楽勝と思いながら他の部屋を開けると、そこにはBugbearが4体。一撃2d8+2の強力な攻撃と、高いHPに圧倒され次々と昏倒させられながら2人のClericのHealing WordやChannel Divinity、各人のPotion of Healingと回復リレーで命を繋いで何とか死者を出さずにこれを撃退。流石にこれ以上戦うのは無理なのと、Redbrandの主たる勢力は壊滅しただろうという事で町に戻りました。

続きはつかださんがDMで僕はプレイヤで来月以降に遊ぶ予定です。

2014年7月13日日曜日

D&D5版 Starter Set 内容紹介

5版のプレイヤ向けルールについては「D&D5版 Basic Rules を読む」で紹介しているので、Starter Set (以後スタータセット) からDM向けの部分を幾つか紹介します。ある主のシナリオのネタバレになる可能性があるので注意して下さい。

スタータセットに付属のシナリオは1-5レベル向けで、最終的にはかなり広いダンジョン (ダンジョンマップがA4一枚分ある) が用意されています。

スタータセットに掲載されているマジックアイテムは以下の物です。

  1. +1 Weapon
  2. +1 Armor
  3. Boots of Striding and Springing
  4. Gauntlets of Ogre Power
  5. Potion of Flying
  6. Potion of Healing
  7. Potion of Invisibility
  8. Potion ov Vitality
  9. Ring of Protection
  10. Spell Scroll
  11. Spider Staff
  12. Staff of Defense
  13. Wand of Magic Missles

StaffやWandはチャージを持つアイテムで、チャージを使うと幾つかの呪文を使えます。チャージは1日経過するとある程度回復します。Potion of Vitalityはかなり強力な回復アイテムです。

次はモンスタ一覧です。名前の後の数値はChallengeという3版でいう脅威度とほぼ同じ意味を持つ数値です。

  1. Bugbear, 1
  2. Commoner, 0
  3. Cultist, 1/8
  4. Doppelganger, 3
  5. Drow Wizard, 2
  6. Evil Mage, 1
  7. Flameskull, 4
  8. Ghoul, 1
  9. Giant Spider, 1
  10. Goblin, 1/4
  11. Grick, 2
  12. Hobgoblin, 1/2
  13. Human Fighter, 1
  14. Nothic, 2
  15. Ochre Jelly, 2
  16. Ogre, 2
  17. Orc, 1/2
  18. Owlbear, 3
  19. Redbrand Ruffian, 1/2
  20. Skelton, 1/4
  21. Spectator, 3
  22. Stirge, 1/8
  23. Twig Bright, 1/8
  24. Wolf, 1/4
  25. Wraith, 3
  26. Young Green Dragon, 8
  27. Zombie, 1/4

D&D5版 Starter Set 到着

本日D&D5版のStarter Setが到着しました。まだ殆ど読んでいませんが、写真で内容物を簡単に紹介します。

Starter Setの内容物の全景です。ダイス (1d20, 1d12, 1d10, 1d8, 1d6, 1d4)、作成済みキャラクタ5種類、白紙キャラクタシート、ルールブック1冊、シナリオ (Lost Mine of Phandelver) 1冊です。

ルールブックから1見開き紹介します。

シナリオからモンスタデータを1見開き紹介します。シナリオ中のダンジョンマップ等はグリッドが切られていました。

追記

それぞれ、大きい画像は以下で閲覧できます。

追記2

DM向けの内容紹介を書きました。

D&D5版 Starter Set 内容紹介