2014年7月28日月曜日

D&D5版 戦闘ルール概説 2

前回の続きです。

前回書き忘れましたが1マスは5ftです。

Phase 01

不意打ちラウンド

ゴブリンAが不意打ちに成功しました。不意打ちラウンドは3版や4版とは違い、全てのアクションを実行出来ます。従って移動→攻撃などが可能です。その代わり不意打ちされても相手の攻撃にボーナスがあったりはしません。

まずはゴブリンAのイニシアチブです。1d20+【敏捷力】修正で決まります (Starter Setのモンスタデータにはイニシアチブの項目はありません)。結果は17でした。ゴブリンAは写真左手に移動し、遮蔽の無いローグにショートボウで攻撃しますがダイス目が悪く外れ。これで不意打ちラウンドは終了です。

Phase 02

第1ラウンド

第1ラウンドになったので不意打ちをしたゴブリンA以外もイニシアチブを決定します。以下の様になりました。5版ではイニシアチブ順が戦闘開始直後の時点で公開情報なのかどうかはルールには明記されていません。非公開情報 (全員が行動するまで順序は誰も分からない) という前提で進めます。

  • 19, ローグ (AC14)
  • 17, ゴブリンA
  • 13, クレリック (AC18)
  • 10, 狼
  • 08, ファイター (AC18)
  • 06, ゴブリンB
  • 05, ウィザード (AC12)

最初はローグのターンです。移動しながらショートソードを抜きゴブリンAに近付きます。武器を抜くのはMoveでもActionでも無いActivityなので同時に実行出来ます。ゴブリンに隣接した所で攻撃です。ローグの命中修正は+5です。1d20=12、合計17で命中します。ダメージは1d6+3で5点でした。まだゴブリンAは倒れません。

Phase 03

次にゴブリンAのターンです。ゴブリンAは手に持っていた弓を落してショートソードを抜いてローグを攻撃します。命中してダメージは6点です。

Phase 03

クレリックのターンです。盾を片手に構えている状態でもう片手は空です。ゴブリンBと狼に向って前進しますが隣接位置までは移動距離が不足しています。狼の手前まで移動してSacred Flameを狼に打ちます。狼はDC13の【敏捷力】STをしてこれに成功。STに成功すればダメージはありません。遮蔽がある時本来は【敏捷力】STにボーナスが付きますが、Sacred Flameは遮蔽を無視出来るのでこの場合狼にボーナスはありません。クレリックは最後にウォーハンマーを抜いて終了です。

Phase 04

狼のターンです。クレリックの隣接位置まで移動してクレリックを攻撃します。命中して8点ダメージ。狼の牙での攻撃が命中した場合、対象は【筋力】STをして失敗すると伏せになります。クレリックは【筋力】STにはProficientしていないので1d20+2=9で失敗し伏せになりました。

Phase 06

ファイターのターンです。クレリックと狼に隣接する位置まで移動して狼を攻撃します。ファイターの命中判定は+5です。1d20=15、合計で20で命中します。ダメージは1d8+3で8点でした。まだ狼は倒れません。

Phase 07

ゴブリンBのターンです。ショートソードを抜きながら伏せになっているクレリックに隣接する位置まで移動して、クレリックを攻撃します。伏せの相手を攻撃する時は命中判定にAdvantageがあるのでd20を2つ振って良い方を選択出来ます。しかしファイターがReactionでFighting Style: Protectionの能力を使います。この能力はファイターに隣接している敵が、ファイター以外を攻撃した時その攻撃にDisadvantageを付ける事が出来ます。結果としてゴブリンの攻撃にはAdvantageとDisadvantageが両方付きます。この場合互いに打ち消し合うので通常の命中判定を行なう事になります。ゴブリンの命中判定は失敗です。

Phase 08

ウィザードのターンです。その場からRay of FrostをゴブリンAに打ちます。Ray of Frostは命中判定が必要な呪文です。ウィザードの呪文の命中修正は【知力】修正値+Proficient Bonusなので+5です。1d20=2で合計7で外れです。

Phase 09

これで第1ラウンドが終了です。

続き

0 件のコメント:

コメントを投稿