D&D5版のBasic Rules (以後ベーシックルール) を使って実際にキャラクタを作成してみます。ベーシックルールの中身については「D&D5版 Basic Rules を読む」を参照して下さい。
最初にファイターを作成します。種族は分かり易い人間にしましょう。次に能力値ですが27ポイントでの購入ルールを用いて以下の様に割り振ります。
【筋力】15, 【耐久力】15, 【敏捷力】11, 【知力】9, 【判断力】12, 【魅力】9
人間は全ての能力値が+1なので最終的には
【筋力】16, 【耐久力】16, 【敏捷力】12, 【知力】10, 【判断力】13, 【魅力】10
となります。ファイターは【筋力】と【耐久力】のセービング・スロー (以下ST) に習熟しています。また以下の技能一覧から2つの技能を得られます。
〈軽業〉、Animal Handling、〈運動〉、〈歴史〉、〈看破〉、Initimidation、〈知覚〉、〈生存〉
ここでは〈運動〉と〈知覚〉を選びます。HPは1レベルなら自動で決まります。ファイターは10+【耐久力】修正値なので13です。1レベルでFighting Styleを選択できます。4版の防衛役っぽくProtectionにしましょう。
次に背景を選択します。背景を選択すると、背景毎に決められた技能2つと、Toolの習熟ないし言語が得られます。今回は無難にSoldierにしましょう。Soldierの背景では、〈運動〉とInitimidationの技能、1つのゲームへの習熟と陸上の騎乗 (要するに馬とか馬車) の習熟が得られます。〈運動〉の習熟はファイターのクラスで得たものと重なっています。この場合重なってしまった分は、全ての技能から好きな技能に変更できます (クラスの技能一覧以外からも選択できます)。〈看破〉にしておきましょう。
装備については、クラスと背景で決まる装備パッケージにするか、それを無しにする代替えに初期所持金を決定しそれで個別に購入するか選択できます (パッケージを選択した場合最初に持っている現金もパッケージで決まります)。ここではパッケージを利用して以下の物を選択しました。
チェインメイル、ウォーハンマー、シールド、ハンドアックス 2つ、Dungeoneer's Pack
Soldierの背景から以下の物が貰えます。
階級章、ダガー、ゲーム用カード一式、平服一式、ベルトポーチ、10gp
1レベルPCはクラスに依らずProficient Bonusは+2です。ファイターは1レベルでSecond Windの能力を得ます。これでキャラクタ作成が終わりです。まとめましょう。
- クラス
- ファイター
- 種族
- 人間
- 能力値
- 【筋力】16, 【耐久力】16, 【敏捷力】12, 【知力】10, 【判断力】13, 【魅力】10
- Proficient Bonus
- +2
- ST
- 【筋力】、【耐久力】
- HP
- 13
- AC
- 18 (チェインメイルで16、盾で+2)
- 移動速度
- 30フィート
- 技能
- 〈運動〉、〈知覚〉、Animal Handling、〈看破〉
- Fighting Style
- Protection
- 近接攻撃
- +5 (【筋力】修正値+Proficient Bonus) ウォーハンマー 1d8+3
- 遠隔攻撃
- +5 (【筋力】修正値+Proficient Bonus) ハンドアックス 1d6+3, 射程20/60フィート
- 言語
- Common
- クラスの特徴
- Second Wind (1d10+ファイターレベルのHP回復)
この様に1レベルキャラクタの作成は、選択肢は少なくあっという間に終わります。技能と背景を選択すれば装備も半分は決まります。各クラスにビルドオプションがあるのですがファイターは3レベルでクラスの特徴を得た時に選択を行なうので1レベルではありません。
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