D&D5版のBasic Rules (以後ベーシックルール) を使って実際にキャラクタを作成してみます。ベーシックルールの中身については「D&D5版 Basic Rules を読む」を参照して下さい。
ローグを作成します。種族はライトフットハーフリングにしましょう。能力値は27ポイントでの購入ルールを用いて以下の様に割り振ります。
【筋力】10, 【耐久力】14, 【敏捷力】14, 【知力】12, 【判断力】14, 【魅力】8
ライトフトハーフリングは【敏捷力】+2、【魅力】+1なので最終的には
【筋力】10, 【耐久力】14, 【敏捷力】16, 【知力】12, 【判断力】14, 【魅力】9
となります。ローグは【敏捷力】と【知力】のセービング・スロー (以下ST) に習熟しています。また以下の技能一覧から4つの技能を得られます。
〈軽業〉、〈運動〉、〈看破〉、〈知覚〉、〈隠密〉、Deception、Intimidation、Investigation、Performance、Persuasion、Sleight of Hand
ところでローグの技能一覧にOpen Lockl [3e]やDisavle Device [3e]、Thievely [4e]に相当するものが無いのが気になった人もいるかもしれません。これに類する技能は5版にはありませんが、鍵開けや罠解除の判定にはシーヴズツールを使えるので、これによりツールの習熟があればProficient Bonusが乗ります。
ここでは〈軽業〉、〈知覚〉、Investigation、Sleight of Handを選びます。それとシーヴズツールの習熟が得られます。ローグの初期HPは8+【耐久力】修正値なので10です。1レベルで得られる能力は急所攻撃とThieves' Cant、それにExpertiseです。Expertiseは自分の習熟している技能かシーヴズツールから2つ選択して、それらについてはProficient Bonusが2倍乗るという能力です。〈知覚〉とシーヴズツールの2つにします。
次に背景を選択します。Criminalにしましょう。Criminalの背景では、〈隠密〉とDeceptionの技能と、1種類のゲームツール、シーヴズツールの習熟が得られます。
装備は今回もクラスと背景で決まる装備パッケージににして、以下の物を選択しました。
ショートソード、ショートボウ、矢筒と20本の矢、Dungeoneer's Pack、レザーアーマー、ダガー2本、シーヴズツール
Criminalの背景から以下の物が貰えます。
バールの様な物、暗い色の平服一式 (フード付き)、ベルトポーチ、15gp
1レベルPCはクラスに依らずProficient Bonusは+2です。これでキャラクタ作成が終わりです。まとめましょう。
- クラス
- ローグ
- 種族
- ライトフット
- 能力値
- 【筋力】10, 【耐久力】14, 【敏捷力】16, 【知力】12, 【判断力】14, 【魅力】9
- Proficient Bonus
- +2
- ST
- 【敏捷力】、【知力】
- HP
- 10
- AC
- 14 (レザーで11、【敏捷力】修正値で+3)
- 移動速度
- 25フィート
- 技能
- 〈軽業〉、〈知覚〉、〈隠密〉、Deception、Investigation、Sleight of Hand
- Tool
- シーヴズツール
- 近接攻撃
- +5 (【敏捷力】修正値+Proficient Bonus) ショートソード 1d6+3
- 遠隔攻撃
- +5 (【敏捷力】修正値+Proficient Bonus) ショートボウ 1d6+3, 射程80/320フィート
- 言語
- Common
- クラスの特徴
- 急所攻撃+1d6、Thieves' Cant、Expertise (〈知覚〉、シーヴズツール)
- 種族の特徴
- Lucky、Brave、Halfling Nimbleness、Natural Stealthy
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