2014年7月17日木曜日

D&D5版 Basic Rules を読む 11

D&D5版のBasic Rulesダウンロードページ

「Chaptert9: Combat」を読んで行きましょう!

戦闘は次の流れで進みます。

  1. 不意打ち判定
  2. 互いの位置の明確化
  3. イニチアチブ判定
  4. それぞれのターンの処理
  5. 次のラウンドへ

■不意打ち

互いに〈隠密〉判定をして成功した者だけが不意打ちを行なえます。

■イニチアチブ

イニチアチブはDex判定です。

■自分のターン

戦闘参加者は各自のターンで以下の行動を行なえます。

  • 1つのAction

    3版、4版で言うStandard Actionです。攻撃や呪文の行使などがこれに含まれます。

  • Move

    移動です。名称はMove ActionではなくただのMoveです。移動の途中にActionを行なう事も可能です。従って30ftの移動速度のキャラクタが、20ft移動→攻撃→10ft移動、という事が出来ます。

  • 1つのBonus Action

    3版で言うSwift Action、4版で言うMinor Actionです。

  • その他瑣末な行動

    武器を抜く、ポーションを背嚢から取り出す、落ちている物を拾うといった行動はActionやMoveの一部として実施出来ます。

またReactionという自分のターン以外でも発生する行動もあります。Reactionは1ラウンドに1回です。回復するのは自分のターンの頭です。Reactionは自分のターンでも可能です。機会攻撃もReactionです。

■移動

前述の通り移動の途中でActionが可能です。5レベル以上のファイターなどは1回のActionで複数回の攻撃が可能ですがその時に、移動→攻撃→移動→攻撃→移動、とする事も出きます。

複数の移動能力を持っている場合、移動の途中でモードを変更する事が出きます。その時の残りの移動距離は割合で考えます。例えばwalkが30ft、flyが40ftのキャラクタの場合、最初に15ftの距離をwalkしてそこでflyに切り替えた場合は残りのfly可能距離は20ftです。 その時は単純な引き算で考えます。例えばwalkが30ft、flyが40ftのキャラクタの場合、最初に20ftの距離をflyしてそこでwalkに切り替え10ft移動し、更にflyに切り替えて10ft移動可能です。

■戦闘行動

Actionで実行可能な代表的な戦闘行動が紹介されています。

  • 攻撃
  • 呪文の行使
  • Dash いわゆる2倍移動
  • Disengage 機会攻撃を喰らわずに移動できます。
  • Dodge 防御専念です。ACとDex STにボーナス。
  • Help 味方の攻撃に対するAid anotherです。
  • 隠れ身
  • 待機行動 3、4版と違いイニシアチブが変化しません。
  • 捜索
  • Use an Object

■攻撃

重要な点を箇条書きにします。

  • 出目1は自動失敗、出目20は自動命中でクリティカルティットです。クリティカルの場合ダメージダイスのみが倍になります。固定値は増えません。
  • 見えない的を攻撃する場合はDisadvantage、逆ならAdvantageです。
  • 敵に隣接された状態での遠距離攻撃にはペナルティがあります。
  • melee reachから離れようとすると機会攻撃が発生します。
  • 二刀流は両手共にlight属性の武器でなければならず、off-handのダメージには能力値修正は加算できません。
  • つかみかかりはStrとStr又はDexの対抗判定です。
  • 遮蔽はhalf、three-quarter、totalの3種類です。ACとDex STにボーナスが得られます。
  • Resistanceがあるとその種類のダメージは半分、Vulnerabilityだと倍です。

■HP0以下の処理

  • 残りHP+最大HP以上のダメージを一撃で受けた場合即死します。
  • HPが0になるとUnconsiousです。HPが正の値になるとUnconsiousから復帰します。マイナスのHPは存在しません。
  • ターンの最初にHPが0の時、死亡STを行ないます。3回失敗すると死亡です。3回成功すると状態が安定します。出目1は2失敗扱い、出目20ならHPが1に回復します。又ターン最初以外でもHP0の状態でダメージを受けたりすると即座に死亡STをする必要があります。

目次

1 件のコメント:

  1. つかださんから間違っている部分を教えてもらったので修正。

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