2014年7月10日木曜日

D&D5版 Basic Rules を読む 01

2014年7月3日に最新版となるD&D5版のBasic Rules (以後ベーシックルール) がPDFで無料公開されました。5版の日本語版は当面出版されない (ホビージャパンによる『D&D NEXT』に関する重要なお知らせを参照) みたいなので、僕のやる気が続く限り内容を紹介していきましょう。

まずベーシックルールの位置付けについてですが、これは前述の通り無料で公開されている物で誰でもダウンロード可能です。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社へのユーザ登録等も不要です。このルールは2014年8月に発売される予定のPlayer's Handbook (以後PHB) の一部を抜粋する形で纏められています。抜粋といっても、ベーシックルールだけで20レベルまでの完全なキャラクタ作成が可能になっていて、これだけでもプレイヤとして遊ぶ事は出来ます。主な違いを表に纏めました。

表1: ベーシックルールとPHBの主要な差分
ベーシックルールPHB
種族人間、エルフ、ドワーフ、ハーフリング(及びその副種族)のみ左に加えてハーフエルフ、ハーフオーク、ノーム、ティーフリング、ドラゴンボーン
クラスファイター、クレリック、シーフ、ウィザードのみで各クラスのビルドオプションも1種類のみ左に加えてレンジャー、パラディン、ドルイド、バード、モンク、ウォーロック、ソーサラーと全てのビルドオプション
特技なし(*1)あり
呪文ウィザード、クレリック呪文のみ左に加えてドルイド、バード、レンジャー、パラディン呪文が追加

(*1) 5版では特定のクラスレベルに於いて能力値を上昇させられるが、この時能力値を上げずに特技を取得する事も出来る。しかしベーシックルールの範囲では能力値上昇のみがサポートされている。

ではベーシックルールの目次から紹介しましょう。

  • Introduction
  • Part1: Creating a Character
    • Chapter1: Step-by-Step Characters
    • Chapter2: Races
    • Chapter3: Classes
    • Chapter4: Personality and Background
    • Chapter5: Equipment
    • Chapter6: Customization Options
  • Part2: Playing the Game
    • Chapter7: Using Ability Scores
    • Chapter8: Adventuring
    • Chapter9: Combat
  • Part3: The Rules of Magic
    • Chapter10: Spellcasting
    • Chapter11: Spells

解説に疎密は発生すると思いますが、Chapter毎に説明していくようにします。

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