2016年6月28日火曜日

D&D5 版 Sage Advise 20160630

2016 年 6 月 30 日にウィザーズ社のサイトで公開された Sage Advise「 ANSWERS: JUNE 2016」の抄訳です。今回から質疑の数がかなり増えましたね。

● CLASS FEATURES

Q1: バーバリアンのデンジャー・センスはドラゴンのブレスウェポンなどにも効果を発揮しますか。

対象が見えていれば効果を発揮します。

Q2: サークル・オブ・ザ・ムーンのドルイドはエレメンタルにワイルドシェイプしている時、自分の知っている言語を喋れますか。

はい。

Q3: もしエレメンタルにワイルドシェイプしたドルイドが喋れるならば、その時呪文を行使可能ですか?

いいえ。ただしドルイドが 18 レベルになりビースト・スペルズの特徴を得たならば可能です。

Q4: ドルイドが《マジック・イニシアイト》の特技を持っていて、その特技の特徴でディテクト・マジックを使えたとします。その時このドルイドはディテクト・マジックを儀式として利用出来ますか?

いいえ。ドルイドの儀式執行は呪文を準備している事を前提としていますが、《マジック・イニシエイト》の特技は呪文を準備しません。

Q5: エルドリッチナイトのウォー・マジックの特徴によるボーナスアクションでの攻撃はキャントリップを行使する前に実行出来ますか。

はい。キャントリップの前後どちらでも可能です。

Q6: レンジャーの初期装備品には呪文構成要素ポーチがありません。レンジャーは呪文を使う際に焦点具や構成要素も不要なのですか?

いいえ。レンジャーは 1 レベルでは呪文行使能力を持っていないから初期装備品にないだけです。

Q7: ローグの身かわしは不意打ちされた時にも使えますか。

はい。

Q8: メタマジックのルールに、複数のメタマジックオプションを 1 つの呪文に適用出来無いとあります。では 1 つのメタマジック・オプションを複数回 1 つの呪文に適用する事は可能ですか。

いいえ。

Q9: ウォーロックのワン・ウィズ・シャドウのインヴォケーションによって発生した透明化はボーナス・アクションを取ると切れますか。

はい。ボーナス・アクションもアクションです。

Q10: 14 レベルのイリュージョニストの能力イリュージョリィ・リアリティは何か実体を作り出しますが、これは毎ラウンドに 1 つですか?

いいえ。1 つの幻術毎に 1 つの実体です。

Q11: アブジュラーは 14 レベルで呪文に対する抵抗を得ますが、アーケイン・ウォードとどのように相互作用しますか。

アーケイン・ウォードに対しては呪文に対する抵抗は機能しません。

● MULTICLASSING

Q12: クラスレベルに依存した能力値の上昇は、マルチクラスの場合は合計レベルで考えれば良いですか?

いいえ。

Q12: ウィザードがワイルド・マジックのソーサラーとマルチクラスしたとします。その時、呪文書から準備した呪文が、ウィザードスペスリストだけでなくソーサラースペルリストにもある呪文だったとして、その呪文書から準備した呪文を使った時はワイルド・マジック・サージが発動しますか?

いいえ。

Q13: マルチクラスした時、それぞれのクラスからキャントリップを習得出来ますか?

はい。

Q14: マルチクラスしたら追加のセービングスローの習熟を得られますか?

いいえ。プレイヤーズ・ハンドブック164 ページの the Multiclassing Proficiencies の表にある 習熟のみが得られます。

Q15: 同じクラスの別のサブクラスをマルチクラス出来ますか? 例えばエルドリッチナイトとバトルマスターとか。

いいえ。

● COMBAT

Q16: 飛行能力を持っていて且つホバー能力を持たないクリーチャーは、空中で静止する事は出来ず毎ラウンド必ず移動する必要がありますか?

いいえ。

Q17: 伏せ状態の敵のマスは通過出来ますか?

いいえ。ただし相手とのサイズが 2 サイズ差以上あれば伏せであるなしに係らず通過可能です。

Q18: 旅の移動ルール (travel pace) は戦闘中も適用しますか。

いいえ。

Q19: 盲目状態のクリーチャーは機会攻撃は出来ますか。

いいえ。機会攻撃をするには相手が見えている必要があります。[訳注、従って盲目状態を覆す特殊な知覚があれば別]

Q20: 機会攻撃でつかみかかりや突き飛ばしは可能ですか。

いいえ。

Q21: 抵抗や他の効果でダメージがゼロまで減少する事はあり得ますか。

はい。

Q22: 白兵戦 (melee combat) をしている最終の相手に遠隔攻撃をする時、何かペナルティはありますか。

遠隔攻撃の対象と貴方の間に何かクリーチャーがいればそれが 1/2 遮蔽を提供します。

● SPELLCASTING

Q23: 待機アクションで呪文を使う時、待機アクションを宣言した瞬間に呪文の対象が呪文の射程内に存在する必要がありますか?

いいえ。

Q24: 待機アクションで呪文を準備し、その待機アクションがトリガしなかった時、呪文スロットはどうなりますか?

その待機アクションで使用を宣言した呪文のスロットは、あなたの次のターンの初めに失われます。

● SPELL ATTACKS

Q25: 呪文には対象が「クリーチャー」のもの (例えばエルドリッチ・ブラスト) と対象が「物体」(例えばファイア・ボルト) があります。これは例えばエルドリッチ・ブラストであれば物体に攻撃出来ないという事ですか?

はい。

Q26: タッチ・オブ・デスの能力 [訳注、ダンジョン・マスターズ・ガイドに掲載されているクレリックのオプションであるデス・ドメインの特徴] を使うに当って近接呪文攻撃は近接攻撃と見做されますか?

はい。

● CASTING TIME

Q27: 長い Casting Time を持つ呪文を使う時、その呪文を成功させる為に Casting Time を完遂する必要がありますか。

PHB202 ページの「Longer Casting Times」を読みましょう。

● SPECIFIC SPELLS

Q28: コンテイジョンの呪文の効果は即座に発生しますか。それとも 3 回のセービングスローに失敗してからですか?

3 回のセービングスローに失敗してからです。

Q29: ディスペル・マジックで複数人に効果を発揮している呪文 (例えばクレリックのブレスのような) を、一気に除去する事は出来ますか?

いいえ。ディスペル・マジックの対象は「1つの対象」です。

Q30: ヘイスト呪文によって発生した追加アクションで、マジックアイテムを起動する事ができますか。

いいえ。マジックアイテムの起動は「物体の操作」アクションではありません。

Q31: ヘックス呪文の追加ダメージは、命中判定がある場合のみ適用可能ですか?

はい。

Q32: マイナー・イリュージョンの呪文で作り出した幻の物体は動かす事が出来ますか?

いいえ。

Q33: ファイア・ボールのような呪文を効果範囲よりも狭い空間に打ち込むとどうなりますか?

ファイア・ボールの炎は角を曲って空間の外に広がります。ただし呪文の効果範囲の外まではいきません。

Q34: 友好的なクリーチャーにポリモーフをかけた時、その mental stat は変身後のものになりますか?

はい。

● MONSTERS

Q35: 無限回の呪文行使能力を持つモンスターは、その呪文をアクションで使いますか。それともボーナスアクション。

その呪文個々の発動時間に準じたアクションです。

Q36: モンスター・マニュアルに依れば、ノールはノール語を話します。しかしプレイヤーズ・ハンドブックではそんな言語について言及されていません。何が正しいのでしょう?

プレイヤーズ・ハンドブックの言語の項目では、D&D のマルチバース全てに存在する言語を列挙しているわけではありません。

Q37: ドラゴンが伝説的アクションで行なうウィング・アタックは、攻撃と共に移動が可能ですがこの移動によって機会攻撃は発生しますか。

はい。

Q38: あるモンスターが魔法でない打撃武器に対して完全耐性がある時、このモンスターは落下によるダメージを被りますか。

はい。

Q39: あるモンスターが近接攻撃を敏捷力修正値で行なっている時、その攻撃は妙技特性を持つ武器と考えられますか?

いいえ。

Q40: 幾つかのモンスターが持つリーダーシップ能力はどのように働きますか?

リーダーシップの能力の起動はアクションです。起動した後は範囲内で目視可能な味方の命中とセービングスローに追加のダイスを提供します。

Q41: ヴァンパイアにホールド・パーソンカーム・エモーションは効きますか?

いいえ。ヴァンパイアはアンデッドであって人型生物ではありません。

● MAGIC ITEM

Q42: 気絶 (Unconscious) しているキャラクタにポーションを飲ませるのはアクションですか?

はい。

Q43: 投擲の属性を持つ武器 (例えばジャヴェリン) の魔法の武器は、投げた後手元に戻ってきますか?

単に魔法の武器だからという理由で投げた武器が手元に戻ってくる事はありません。投げて手元に戻ってくる場合、ドワーヴン・スローワーのように魔法の武器の説明にそう明記されれいます。

Q44: エルフはフィルター・オブ・ラヴの効果に対してセービングスローは出来ますか。

いいえ。

Q45: 長時間効果が続くようなポーションの場合、その効果を維持するのに精神集中は必要ですか? [訳注、例えばポーション・オブ・インビジビリティを飲んだ時など]

ポーションの説明に精神集中が必要と書かれていなければ不要です。

2016年6月25日土曜日

【今日の読書】旋舞の千年都市(上) [807]

書名
旋舞の千年都市 (上)
著者
イアン・マクドナルド
訳者
下楠 昌哉
出版
創元SF文庫
価格
1361円
ISBN
978-4488762018

本日読了。

2016年6月18日土曜日

Out of the Abyss 5 [40]

5 版公式シナリオの「Out of the Abyss」を遊ぶキャンペーンです。DM はいっちゃん。参加者は以下の通りです。

  • ガス, Fighter (Champion) 4, Half-Orc, CN, ほえほえさん
  • シァンツァイ, Monk (Way of the Shadow) 4, Half-Drow, TN (Elistraee), さるしんごさん
  • ダハイ, Sorcerer (Dragon Sorcerer) 4, Half-Drow, NG (Lliira), 六平さん
  • ドンサム, Warlock (Blade Pact) 4, Montain Dwarf, つかださん
  • ラック, Barbarian1/Rogue (Assassin) 4, Wood-Elf, 画伯
  • マナウィダン, Druid (Circle of the Moon) 4, Wood-Elf, TN (Silvanus), 死せる詩人

ドラウの牢獄 Velkynvelve から一緒に逃げてきたデュエルガーの囚人を地元に送り届ける為、Gracristugh までやってきました。囚人は送り届けてみたものの微妙にやる事がないのでイベント求めて町を彷徨すると、ブーツオブスピードを入たデュエルガーを追跡してほしいという依頼を受けます。捉えたらブーツは貰えるみたいなので、速攻で追跡開始。町を出て近くのダンジョンへ至り、そのダンジョンで「九は素数」と主張する明確に気の狂ったデロやクァゴスと戦ったりディープノームのゴーストから成仏させてほしいと懇願されサンブレードを貰ったりしていると、デモゴーゴン的闇の儀式を行なっているやっぱり狂ったデロの集団とエティンを発見。デモゴーゴンの信徒なんて死んだ方が良いよねという理念により戦闘開始。これを全滅させた所で一旦セーブです。

2016年6月4日土曜日

G1 Steading of the Hill Giant Chief 3 / GDQ 13 [39]

GDQ キャンペーンの 13 回目です。DM は死せる詩人。参加者は以下の通りです。

  • アルベルジュ, Paladin (Oath of Vengence) 8, Human, CG (Trithereon), そばさん
  • ヴァルト, Cleric (Tempest Domain) 8, Human, CG (Procan), 六平文吾さん
  • ギャンガ, Wizard (Abjurar) 8, Human, TN (Boccob), つかださん
  • ナヴァラン, Rogue (Arcane Trickster) 3/Ranger (Hunter) 5, Wood Elf, CG (Myhriss), いっちゃん
  • ジルダッド, Fighter (Eldritch Knight) 8, Half-Orc, NG (Celestian), 羽生さん
  • トム, Fighter (Champion) 8, Human, TN, 満月

12 時開始。18 時終了。途中珈琲休憩を挟んでいます。

ヒルジャイアント砦攻略の続きです。前回はストーンジャイアント 3 体と全力で戦ったので極端に資源を消耗している為、ヘルム・オブ・テレポーテーションを使って一旦ゴルナへ補給と大休憩に行きます。

兎に角グレートホールにいる大量の巨人軍と一度に戦うのは無理筋なので脇から攻略していきます。地下にはオークが大量に居て、それが巨人に対する抵抗勢力になっているという話なのでこれを発見してあわよくば自分たちの都合の良い戦力にしようという作戦です。

どういう理由かは分かりませんが砦の地上部分は無警戒に近く侵入は用意な状態です。何時も通り夜にこっそりと侵入し、気付かれない様に地下へ足を進めます。

すると地下空間の入口で侵入者を待っていた、食客のクラウドジャイアント 1 体とストーンジャイアント 3 体との戦いになりました。死闘になりますが撃退。

地下を回ってみると、わらわらとオークに出会いました。オークは地下空間で一定の領域を確保しているらしく、地上のオークを開放したとか巨人を殺しまくっているぞ、と話すと地下のオーク拠点へ案内してくれました。

オークとは敵対しない方向が確立出来たので巨人討伐を進めます。その途中も各所で巨人達が使役していたオークの奴隷が大量に発見され、これを開放していきました。またオークとは別に個室の牢屋に入れられていた囚人も開放します。その中にはエルフの冒険者 (ウィザード/ ファイター) もおり、彼は助けてくれた御礼に 1 年と 1 日の奉公を申し出てきました。

そのオークの獄卒でもしていたのかヒルジャイアント 2 体と遭遇戦になります。脇に待機していたバグベア 8 体も即座に呼応しますが、これはファイアボールで瞬殺。2 ラウンド後には奥の火事場から戦いの音を聞きつけたファイアジャイアント 2 体もやってきて混戦になります。主たる広範囲ダメージ出力法であるファイアボールが効かない相手な上、巨人には珍しくフルプレートを着用していて硬いファイアジャイアントに苦労しますが何とか撃退。

いくつかお宝を発見して、今日は一旦おしまいです。次回はグレートホール決戦かな。

2016年6月3日金曜日

【今日の読書】月世界へ行く [806]

書名
月世界へ行く
著者
ジュール・ヴェルヌ
訳者
江口 清
出版
創元SF文庫
価格
734円
ISBN
978-4488606077

本日読了。