- 書名
- ヴィクトリア朝の下層社会
- 著者
- K・チェズニー
- 訳者
- 植松 靖夫・中坪 千夏子
- 出版
- 高科書店
- 価格
- 3900円
- ISBN
- -
- bk1
- http://www.bk1.jp/product/00746142(絶版)
本日読了。古本で入手しました。読み応えのある本で、面白かったです。しばらくは大英帝国探訪の読書が続きます。
ヴィクトリア朝というと『メイド! ヴィクトリアン・メイド!!』とか妄想して『下層社会という事は、下働きの女中(メイド)の普段の生活に焦点を当てた本だな』とか夢想する人もいるかもしれませんが、全然違います。この書籍の定義に則るならば、貴族の屋敷に奉公している女中は、下層階級の上辺か中産階級の下あたりに位置するはずです。が、この本で扱っているのは下の下です。目次を見てみましょう。
- 十九世紀中期
- 下層社会
- 放浪者たち
- 下層社会の要塞
- こそ泥と追い剥ぎと泥棒紳士
- 押込み強盗と故買屋
- 乞食
- ぺてん師と詐欺師と贋金つかい
- 賭博師の下層社会
- 売春
と、こんな感じです。
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