技能チャレンジで、個々の技能判定の成功確率がpで、必要成功回数(∝複雑度)がnの時の技能チャレンジ全体の成功確率を計算するスクリプトを作ってみました。その結果の表とグラフです。
個別技能成功確率[%] | 複雑度4 | 複雑度8 | 複雑度12 |
---|---|---|---|
90 | 98.51 | 93.37 | 84.43 |
85 | 95.26 | 82.1 | 64.39 |
80 | 90.31 | 67.69 | 44.97 |
75 | 82.57 | 52.26 | 28.52 |
70 | 74.33 | 38.22 | 16.51 |
65 | 64.11 | 25.89 | 8.39 |
60 | 54.68 | 16.69 | 3.78 |
55 | 44.92 | 9.88 | 1.64 |
50 | 35.08 | 5.24 | 0.68 |
45 | 26.03 | 2.29 | 0.14 |
40 | 17.78 | 1.22 | 0.07 |
35 | 11.68 | 0.4 | 0.01 |
30 | 6.57 | 0.14 | 0 |
25 | 3.78 | 0.04 | 0 |
20 | 1.72 | 0 | 0 |
15 | 0.55 | 0 | 0 |
10 | 0.13 | 0 | 0 |
5 | 0 | 0 | 0 |
追記
グラフを見ると、グラフ全体は茄子というかバナナというか、要するに両端が窄まった形になっています。これはつまり、個々の技能の成功確率が十分に高い時や十分に低い時は、複雑度による差が少なくなるという事です。複雑度が幾つであれ、技能チャレンジ全体の最終的な成功確率に差が無い(或いは極く小さい)のであれば、複雑度というルールに意味はなくなります。
複雑度に意味を持たせたいならば、複雑度の差が成功確率の差に結び付かなければいけません。上記のグラフで言うと、複雑度4と複雑度12の成功確率の差が最大になるのは個別技能成功確率が70%の時です。技能チャレンジを作成する時DMはこの近傍の値を目途にすると良いのではないでしょうか。
逆説的に考えるならば、デザイナは複雑度というルールをわざわざ提供しているわけです。従って複雑度の意味が最大になる、個々の技能判定の成功確率70%前後が適切なバランスだと見込んでいる、という推論が成り立つでしょう。
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