- 書名
- 伝奇集
- 著者
- J.L.ボルヘス
- 訳者
- 鼓 直
- 出版
- 岩波文庫
- 価格
- 700円
- ISBN
- 4-00-327921-2
- bk1
- http://www.bk1.jp/product/00971037
本日読了。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
Death's Reachのセッションでした。DMはからくりさん、プレイヤは以下の通り。全員21レベルです。
戦闘遭遇5回、技能チャレンジ1回でした。12時に開始して20時終了だったかな。途中で全員22レベルに上っています。
本日読了。すごく読み易い翻訳です。
本日読了。吉原で営業していた引手茶屋の女将が書いた廓(くるわ)の暮らし。非常に興味深い本でした。在りし日の吉原の町並みを一度歩いて目で見てみたかったものです。ちなみに引手茶屋というのは花魁(=太夫)に会う前に行く場所で、ここで幇間(ほうかん、=太鼓持ち、男の芸者)や芸妓を呼んで宴会騒ぎをしてお大尽しないと花魁には会えなかったようです。また引手茶屋は宴会をする場所であって夜伽をする場所ではありません。花魁他遊女や芸妓が住む場所を置屋、客と高級遊女である花魁が逢瀬する場所が揚屋、花魁と揚屋に行く前に宴会をする場所が引手茶屋(現在の料亭の前身)。揚屋や置屋から引手茶屋へ花魁が行く道中の行進を花魁道中と言うようです。
本日読了。ちょっと書き方がしつこいですね。何度も同じ内容を繰り返しているので嫌気が差してきます。あとはもっと多様なデータや論拠を出して話をしてほしかった。筆者の願望というかこうあるべきみたいな理想が前面に出すぎてる感じ。ただ町の不動産屋の戯画化された日常風景はなかなか面白かったですね。
本日読了。正直に言ってまったく面白くなかったですね。かなり衒学的というか上下巻で合計900ページ近い小説なわけですが、その内600ページは神学議論なのです。何しろ全編を読み解く為に必要な前提知識が多すぎて学者でもなければついていけません。読まれるのを拒否しているのかと思う程です。そしてそういう衒学的な装飾を排除した推理小説の部分だけに注目してみるとアンチミステリっぽい構造にはなっているんですが、概ね凡庸なプロットかなぁと。何しろ神学の装飾の所為で殆どの推理小説的伏線が埋没してしまうので、最後の解決に至ってもAHA!体験が一切無いのです。そういう意味では小栗虫太郎氏の『黒死館殺人事件』に似ているかもしれません。
土曜日は『失われし王冠を求めて』の7回目でした。DMは僕、参加者は以下の通り。
次回が最終回となるでしょう。