- 書名
- 失敗の本質
- 著者
- 戸部 良一、寺本 義也、鎌田 伸一、杉之尾 孝生、村井 友秀、野中 郁次郎
- 出版
- 中公文庫
- 価格
- 762円
- ISBN
- 4-12-201833-1
- bk1
- http://www.bk1.jp/product//01955687
本日読了。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
本日読了。
本日読了。
Death's Reachのセッションでした。DMはからくりさん、プレイヤは以下の通り。全員22レベル開始で途中で23レベルに上がっています。
今回は7戦闘遭遇(実質9戦闘遭遇)。技能チャレンジは無しでした。12時開始で20時終了。途中珈琲休憩を挟んでいます。実質9戦闘遭遇だったというのは、DMが『弱めのモンスタとの戦闘を3回するのは退屈なので、それらを1つの遭遇にまとめました』と宣わったからです。戦闘し過ぎ……。そんな戦闘狂の記録は以下の通り。
第1遭遇
この戦闘は殆ど展開が記憶に残っていません。ただPhane Wraithがレベルの高い精鋭モンスタで且つ非物質的だったため非常にタフで、僕のキャラクタは全力で殴れたので爽快だった事だけ覚えています(僕のキャラクタが少しバフを貰った上で全力で殴ると、その行動の半ば過ぎで大抵の敵が死ぬ為フルスロットルにしても不完全燃焼気味になる)。
第2遭遇(3つ複合遭遇)
レベルを見てみると殆ど格下ですね。つーかミニオンが一番格上だし。1ラウンド目が終了した時点で第1波が壊滅状態となりDark Nagaが「こんなの聞いていないわ! まるでスペイン宗教裁判みたいよ!」と叫ぶ(ほぼ原文ママ)と、突然一方の扉が開き例の赤い服を着た男が「まさかの時のスペイン宗教裁判!」と叫びながら登場(DMの演出ママ)。同じように2ラウンド目の終了時にも増援が表われます。
参考動画(ニコニコ動画へ)
第3遭遇
部屋に入るとダンディな男とセクシィな女がおり唐突に「私達の姿はイリュージョンだ」(原文ママ)と宣言する大胆な遭遇。こいつらはサマリア人か。
第4遭遇
前の戦闘が終わると床にあった魔方陣から巨大なヒドラが出現。今回一番ダメージを負った戦闘でした。
ここで大休憩してレベルアップ。
第5遭遇
扉を空けると突然DMが「誰かこのシチュエーションにつき合ってくれる人はいませんか」(原文ママ)と言うので僕のキャラクタが部屋に入るといきなり『夢の中へ(井上陽水, not斎藤由貴)』が流れる――ちなみにこの時点でタイル上にはモンスタのミニチュアが配置されている――ので僕も「うふっふ〜」と言いながら戦闘になった場合のベストポジション――一番タフそうなモンスタの目の前――に移動。この辺からプレイヤの意識は茫漠となり展開を忘れてしまったが戦闘に突入し後はしゃんしゃんで終了。ワケガワカラナイ。
第6遭遇
ハワード・フィリップ・ラヴクラフト似のデス僧正が『次元門から出てきた名状し難き物』を前に困惑していた。
第7遭遇
君主とアイドルがポケモンごっこをしていた。
このキャンペーンはDM持ち回りで遊んでいるのですが、今回のDMであるからくりさんが普段Wizardのキャラクタをやっている為、今のパーティには完全にモンスタ知識関連技能が欠如――特に高レベルで重要になるArcana――している為、敵のデータは殆ど判明しないまま戦っています。
本日読了。コミックエッセイです。書店での宣伝のされ方を見ると女性向け(山ガールとやら? しかしガールって何かね。20代後半だか30代になって「ガール」ってね。笑ってしまいますよ。girlってのは明確に若い女性や女児を指す言葉ですからね。石膏紛いの厚化粧が不要なピチピチお肌の二十歳未満でなければとてもとてもガールとは言えませんなぁ)の様な雰囲気ですが内容としては軽妙な調子で書かれた登山入門なので特に男女の別は選びません。
日本での登山入門としては、誰しもが行きたい富士山での話などもあるのでとても参考になるかと思います。
本日読了。文章はナンセンスジョークが散りばられていたりしてなかなか楽しいのですが、如何せん筆者の倫理観が僕の倫理観とは程遠く受け入れ難いので読むのが辛かったです。『都市部でもそこら中で人目を気にせず野糞が出来るような社会になったらいいな』とか書かれているんですが、朝に家の門を出たら目の前に汚物があるのを許容する社会は極力避けたいものです。見返りに税金が一切免除され毎月の生活費として1000万円を政府から支給された上若くて足の綺麗なぬばまたの髪の美女が月替りで派遣されてくるような生活が保障されるなら我慢しても良いという所でしょう。
本日読了。東京23区の東側、上野、浅草、神保町、三ノ輪といった町を散策している様な視点で紹介している本です。僕もこういった町が好きなので興味深く読んだのですが、いちいち出てくる「昔は良かった論」が鼻について仕方ありませんでした。
本日読了。ウルトラライトハイキングの入門者用の解説書です。洋書ですが100ページ足らずと短かい上にイラストが豊富な為、意外と簡単に読めました。2005年に出た本なのですが、どうも『ウルトラライトハイキング』はかなりこの本に依拠している様です。というかこの本の翻案なのではないかと思う程です。内容も似ていますし、書籍の大きさも中身の体裁やイラストの雰囲気も似ています。ただ本書はアメリカ圏を前提に話しをしているので、登場する薬品等は日本では入手できないでしょう。また日本の多湿で多雨な気候も考慮していないのでそういった点は『ウルトラライトハイキング』独自の部分もあります。
ウェブを徘徊して自転車(主としてBrompton)について書いてある文章を読むと、時々以下の様な誤解を見掛けます。
これらは全て間違いか不適切な表現です。説明します。但し以下で論じるのは、ある一定以上の品質で設計された自転車のみを対象にします。ホームセンタで販売されている安かろう悪かろうな自転車や、ママチャリといった物は考慮していません。
(1)小径車は向い風に弱い
向い風に強いか弱いかは、その自転車の前面投影面積によります。前面投影面積というのは要するに自転車を真正面から見た時の大きさです。これが大きい程風を受け易い訳ですから風の影響をより強くなるわけです(帆が小さい船と大きい船を想像してみましょう)。
さて、小径車と非小径車(例えば700Cのロードレーサ)の前面投影面積を比較してみましょう。小径車と非小径車の差を明確にする為、ここでは乗っている人、ハンドル、ブレーキアーチといった物を除外して、ヘッドチューブ、フロントフォーク、タイヤの3つの部品のみの前面投影面積を比較します。またタイヤが小さくなった場合の影響を明確にするため、フォークの長さは700Cのフォークと同じだとします(実際こういう設計の小径車もあります。KHSのマンハッタンとか)。
単純化した図が以下の物です。
左が700Cで右が小径車です。これを見れば明かですが、前面投影面積は小径車の方が小さいのです。従って小径車は向い風に強いと言えます。
『小径車は向い風に弱い』という誤解があるのは、恐らく多くの小径車がハンドル位置が高く設計されており、乗る人間が前傾姿勢を取る事が出来ず人間の体まで含めた前面投影面積が大きくなる傾向が強いからでしょう。
しかし、小径のロードレーサという設計の自転車であれば人間の体まで含めても前述の通り前面投影面積は小さくなるのです。風の影響について正しく表現するならば『小径車であるか無いかに関わらず前傾姿勢になる自転車は風の影響を受け難いと言える。小径車ではハンドルが高く設定される事が多く前傾姿勢を取り難いため風の影響も強くなる』という所でしょう。
(2)小径車は上り坂に弱い
『小径車は下り坂に弱い』なら正しいのですが、上り坂に弱いというのは謎です。一体どういう理屈なのか想像すらつきません。
上り坂に於いて重要なのは、概ね重量とギア比です。小径車というのは単純に比較すると車輪の大きい自転車よりも重量は軽くなるのでこの点では有利です。ギア比については、外装変速機ならフロントチェーンリング、リアスプロケットの組み合わせ(内装変速機ならばそれらに加えて内装ギア比)で決まるので小径であるかどうかは無関係です。
(3)小径車は漕ぎ出しが軽い
漕ぎ出しの軽さ(漕ぎ出すのに必要なエネルギィの小ささ)に対して支配的な要素は、ひと漕ぎ進む距離です。この値は、ギア比(フロントチェーンリング歯数とリアスプロケット歯数の商)とタイヤの周長の積で決まります。殆どの場合小径車はひと漕ぎで進む距離が700Cのクロスバイク等と同程度になる様に高いギア比が設定されています。フロントチェーンリングが大きいかリアスプロケットが小さい、或いはその両方です。
例えばBD-1 Speedならタイヤ周長は1840mmでフロントチェーンリングは54T、リアトップは9Tですからトップギアで漕ぐとひと漕ぎで8040mmです。これは700x23Cのタイヤでフロントチェーンリング50T、リア13Tの場合の8061mmとほぼ同じ値(差は0.3%未満)です。Bromptonの6速モデルであれば、トップギアであれば7910mmです。
タイヤ径が小さければ回転モーメントが小さくなるので漕ぎ出しが軽いのではないかと言う人がいます。実際に回転モーメントを計算してみればわかりますが、例えば700C(ほぼ27インチ)と16インチWOのタイヤの場合で、回転モーメントの差が漕ぎ出しに必要なエネルギィの差に与える影響は極微(1%未満)です。しかしまあ1%未満とは言え、影響が無くは無いので完全に間違いとは言えませかね。
(4)内装変速機はペダルを漕いでいる時に変速できない
これも表現が不適切ですね。正確にはリアスプロケットにトルクが掛かっている時は変速できない、です。ですからペダルを空漕ぎしている分には幾らでも変速できます。というか寧ろ変速する為には、空漕ぎ(少しならトルク掛かってもOK)が必要です。完全に静止した状態で変速レバーだけ弄っても変速はしません。
3月24日自転車通勤の帰路でBromptonに着けているBrooks Professionalのサドルが壊れました。サドル先端にある革とレールを止めているボルトが折れたのです。その時の写真はFlickrにアップロードしてあります。
壊れていないBrooks Team Proと壊れているProfessionalの比較をした写真
その日は輪行で帰宅しましたが、既に15000km以上も乗り込んで革が馴染んだBrooksが壊れたのはかなりショックでした。幸いBrooks Englandのサイトでは細かい補修部品も1つ1つ一般向けに販売しています。
自分で修理出来るかどうかは兎も角、折れたボルトを通販で購入してみました。TENSION PIN & NUT ASSEMBLY 70MMという部品です。
1週間程で部品は届いたのですが、どうやってみても自分で嵌める事は出来なかったので日本に於けるBrooksのトップレベルのディーラーであるF.I.G. bike Daikanyamaに持って行きました。
店長らしき方に相談し壊れたサドルと通販で購入したボルトを預けて修理してもらう事になりました。それが4月3日先週の日曜日。その時の話では代理店に送って修理するという話でしたが、翌月曜日の14時頃にF.I.G. bikeからメールで連絡があり、なんと直ったと! 代理店に電話して下さったそうなのですが、代理店でも特別な治具は無く強引に嵌め込むだけのようだったのでF.I.G. bikeの店員の方が手早く修理してくれたようです。
多分、日曜日は代理店も休みでしょうから月曜日の午前中に連絡してその後修理→メールという流れだと思うのですが、余りにも素早い対応です。正直感動しました。大切なサドルが直って非常に嬉しいです。F.I.G. bike Daikanyamaの方々、ありがとうございました。
本日読了。初出は1972年の本です。多分中学生位の男の子に向けたサバイバル術の本なのでしょう。イラストも豊富です。というか縄の結び方なんて絵が無いとさっぱり分からないですしね。イラストは「石川球太 画」となっています。
何しろ40年近く前に書かれた本なので説明されている内容はちょっと凄い物があります。トリモチを使って雀を取る(そして喰う)だの、狐狩りの練習に「ドラ猫」を罠で捕まえる練習をするだの今ではそもそも法律で禁止されている様な事や、あるいは蜂に刺されたら小便をかけろという現在では科学的に否定されている内容もあります。「食べられる動物一覧」という見開きイラストの最後に「人間」という項目があったりとブラックジョークも効いています(そのイラストの女性はナイフらしき物を片手に持ち、はっとした顔をしている)。
しかし全体として中々面白く当時の中学生や小学生がわくわくしながら読んだであろう事は想像に難くありません。そうそう人工呼吸の説明の章の題名が『かの女とキスできる、口移し人工呼吸法』とかってなっているのも如何にも70年代テイストで思わず笑ってしまいまいた。
本日読了。『Pop Internationalism』の翻訳です。この本はクルーグマンが書いた評論などをまとめた物ですが、どの評論も雑駁に言うと「アメリカの国際競争力が減少した故にアメリカは困難に陥いっている」と主張する――クルーグマンが蔑称する――俗流経済学者達に正当な経済学の理論を使って真っ向から反対するという内容です。論評の中で筆者は幾つかの有名な「エコノミスト」とその著書を名指しで批判しはっきりと「間違っている」と指摘しています。
ソーカルの『知の欺瞞』めいた所があります。そして訳者による解説でもクルーグマンを「それでも地球は丸かった」と科学的に正しい主張を続けたガリレオに準え、反対する人々を頑迷で非科学的な教会に例えています。しかしこれはちょっと違和感がありますね。ガリレオの主張は天文学という極めて厳密で科学的な証明の上に成立していますが、経済学というのはそれほど厳密なものではないしましてや科学でもありません。
本日読了。比較優位の話は参考になりましたが、全体として非常に読みずらい文章でつらかったです。概ねクルーグマンの『良い経済学 悪い経済学(原題Pop Internationalism)』に依拠している様ですが、その本って1996年に書かれた本なんですよね。
単発12レベルのセッションでした。DMはつかださん、プレイヤは以下の通り。
戦闘遭遇5回でした。13時に開始して20時終了。ギスゼライで底力を活用する方向で組んでみましたが中々面白いですね。Swordmageも意外と沢山のマークをばら撒けますね。ちなみに底力を使うと、回復力を1回分使い、3マスシフトした後に1回の近接基礎攻撃をした上で隣接した的を全員マークできるように作りました。