- 書名
- 混沌の宮廷
- 著者
- ロジャー・ゼラズニイ
- 訳者
- 岡部 宏之
- 出版
- ハヤカワ文庫SF
- 価格
- 320円
本日読了。〈真世界〉シリーズの 5 巻目、最終巻です。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
DMG の目次が先行公開されています。PDF ファイルです。
Chapter 1 はゲーム世界の在り方について書かれた章ですね。神々の事、地図、住民、言語・方言、組織、魔法の存在、キャンペーン作成方法、キャンペーンでの事件、プレイスタイル、ゲームにおける遊び方の「階梯」などなどです。
Chapter 2 は次元界についてですね。次元界については別の Excerpt でシジルが紹介(PDF ファイル) されています。PHB の巻末に Great Wheel が紹介されていたので、それに沿った形になるのでしょう。
Chapter 3 はシナリオ (Adventures) の作成方法です。エンカウンタの作り方やランダムエンカウンタもここにあります。
Chapter 4 は NPC 作成方法ですね。パーティの一員としての NPC の他、Hireling のルール、悪役の作成方法と悪役向けのクラスなどが載っています。
Chapter 5 はシナリオ内の環境設定についてです。ダンジョンや野外のマッピング、野外活動のルール、都市での遭遇、罠についてです。罠については 1 ページ分公開されています。
Chapter 6 は冒険と冒険の間の処理についてです。シナリオを接続する方法、キャンペーンの記録、休養期間中の活動等々。
Chapter 7 はお宝! ランダムトレジャー表やマジックアイテム、知性を持つマジックアイテム、アーティファクト、その他の報酬といった項目があります。
Chapter 8 はゲーム進行に関する章です。テーブルルール、ダイスロール関連、能力値の使い方、探索、Social Interaction もここにあるので Inspiration に関する記述も多少は存在するかもしれません。物体関連ルール、戦闘、追跡 (Chases)、攻城兵器、病気、毒、狂気、経験点などの項目があります。毒のページは一部が公開 (PDF ファイル) されています。
Chapter 9 は Dungeon Master's Workshop とあります。Ability Options、Adventuring Options、Combat Options とあるので選択ルールが沢山掲載されているのでしょうか。独自のモンスタや呪文、マジックアイテムの作成ルールの項目もあります。新しい種族の作成ルールは一部が公開 (PDFファイル) されています。種族作成例として Eladrin と Aasimar が掲載されていますが、Eladrin の Misty Step を Innate で使えるのは強いですね。
Appendix A はランダムダンジョン作成ルールです。これも一部が公開 (PDF ファイル) されています。
DMG がどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょう w
本日読了。〈真世界〉シリーズの 2 巻目です。キャンペーンの宿敵らしき存在が登場しました。
本日読了。15 年ほど前から気にはなっていたけれど、殆ど絶版だった為手を出すのを躊躇っていた作家の一人、ロジャー・ゼラズニイ。その〈真世界〉シリーズが神保町の古本屋でセットのお手頃価格で売っていたので購入しました。1 巻目はまだまだ導入という感じですね。
5 版キャンペーンの第 2 回です。シナリオは公式の Hoard of the Dragon Queen です。以下には大量のネタバレがあります。DM はつかださん。参加者は以下の通り。
PC 名 | クラス | 種族 | 属性 | 背景 | PL 名 |
---|---|---|---|---|---|
エコー | Monk2 | Human | LN | Sailor | 画伯 |
エルマー | Cleric2 (Light Domain) | Human | CG | Noble | からくりさん |
チックス | Wizard2 | Gnome | NG | Sage | さるしんごさん |
ラディスラク | Fighter1/Paladin1 | Human | LN | Outlander | 六平文吾さん |
グリフレット | Fighter2 | Human | CG | Outlander | 死せる詩人 |
2 レベルの状態でセッションを開始し途中で 3 レベルに上がり、今回のセッション終了時点で 4 レベルになりました。この低レベルでのレベル上昇速度の速さは 5 版ならではでしょう。このキャンペーンんでは経験点を積み上げてレベル上昇するのではなく、シナリオに設定されたマイルストーンに至るとレベルが上昇する方式を採っているので、今回で 2 章と 3 章 (或いは 2 つ目と 3 つ目のマイルストーン) をクリアしたという感じでしょうか。
2 章は前回グリーネストの街を襲撃してきたカルト・オブ・ドラゴンの軍隊を追撃するという流れでした。カルト・オブ・ドラゴンの軍隊に入隊したいゴロツキの振りをして部隊の駐屯地に潜入して、再びグリーネストを襲撃する予定なのか、だとすれば何時なのかという情報を入手すると共に攫われたグリーネストと係りの深いラザンダーの修道士レオシン・アランサーを救出するのが目的です。
200 を越える規模の部隊の駐屯地なので、もし間諜だという事がばれたりすれば戦ったとしても勝ち目は無いので慎重に行動する必要があります。主として賽の目に助けられて、情報収集とレオシンの救出の目処が立ちました。どうやらこの駐屯地には現在、部隊長のハーフドラゴン・レズミルとその副官が 2 名、人間のクレリックであるフルラム・モンダス、ハーフドラゴンの戦士であるラングデドロッサがいる様です。これらの士官の幕営はガード・ドレイクという強力な魔獣によって護衛されていました。また駐屯地内に厳重に守られた洞窟がありこの中にはドラゴンの卵が安置されている事も分かります。
駐屯地内に騒擾を起しその隙にレオシンと他の虜囚を助けて逃亡します。流石に駐屯地から出る時には戦闘になりましたが、チックスがスリープ呪文の 5d8 で 33 という目を出して相手の大半を眠らせる事が出来たので戦いはしめやかに終了。追撃を受けますが、これも撃退して何とか街まで逃げ切りました。
街に戻って一泊休憩してから修道士のレオシンと我々が潜入して得た情報を交換する事になりました。結果として
という事が分かりました。そして市長から再び依頼を受けます。駐屯地を逆襲しドラゴンの卵を破壊する任務です。各人様々な理由でこれを引き受けました。グリフレットは宿敵のフルラムがいるので当然受諾しました。
追撃しそして逃げてきた道を再度行き、駐屯地へと向いました。確かに駐屯地には軍隊と呼べる様な集団はおらず、ドラゴンの卵が安置された洞窟の入口の歩哨も居なくなっています。
洞窟内では裏口を発見した事でフルラムの背面を突く事に成功しクレリックの嫌らしい呪文に苦しむ事も無く撃破しました。続けてラングデドロッサも撃退。どちらの戦いでもチックスのウィザード呪文による制御でかなり戦闘が楽になっています。パーティに毛色の違う回復能力者が 2 人存在する事も戦闘の安定にかっているようです (エコーはモンクだが Healer feat を持っている)。
洞窟の最奥でドラゴンの卵を 2 つとそれを守っているガードドレイク 2 体を発見します。これに近づこうとしたと頃で天井に何とローパー! 普通に戦ったとしてもこのレベルでは勝つのは難しい相手 (CR6) です。その上相手は 30ft の高さにある天井に貼り付いているので手も足も出ません。一方ローパーの職種は 50ft も届くのです。すったもんだの挙句ローパーを一時的に無力化し、その間にガードドレイクと隠れていたコボルトを倒しドラゴンの卵も破壊しました。
この日は合計 8 戦闘しました。18 時に終了です。
本日読了。
DMG の一部が公開されています。Evil NPC 用? の Death Domain Cleric と Oathbreaker Paladin です。
Death Domain Cleric は 1 レベルで Necromancy School の Cantrip が 1 つ追加で貰えます。また Necromancy School の Cantrip は Target が 2 つになったり、Channel Divinity で追加 Necrotic Damage を与えたり、Necrotic Damage の Resistance 無効化能力を得たりします。Oathbreak Paladin は名前の通り「誓い (Oath) を破った Paladin」です。Control Undead や Frightful Presence 的な能力を得ます。
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本日読了。筆者は高校の先生のようです。元は自費出版で出していた物が評判になり中古市場で高値で取引されていたものが河出書房から商業出版されたという事みたいです。確かに分かりやすい良い本ですね。題名は「高校生からわかる」とあるので学生向きと思われるかもしれませんが、どちらかと言いうと新聞やニュースを読んだ大人が経済政策とか金融政策を吟味する為の前提知識が書かれていると感じました。
表題のキャンペーンです。DM は羽生さん。レベルは全員 16 です。途中で 17 レベルになりました。参加者は以下の通り。
12 時開始で 18 時終了。4 戦闘遭遇でした。
本日読了。社会心理学に関する本です。本書で解説されている実験はその後「ミルグラム実験」或いは「アイヒマン実験」と呼ばれる程有名になりました。実験内容か一見して予想した結果と実際の実験結果に大きな隔りがありちょっと驚くのですが、よくよく考えてみると思い当たる節があります。
この実験については「影響力の武器」でも参照されています。