5 版キャンペーンの第 7 回です。シナリオは公式の Hoard of the Dragon Queen です。以下には大量のネタバレがあります。DM はつかださん。参加者は以下の通り。
参加キャラクタ一覧
PC 名 | クラス | 種族 | 属性 | 背景 | PL 名 |
エコー | Monk7 (Way of the Four Elements) | Human | LN | Sailor | 画伯 |
エルマー | Cleric7 (Light Domain) | Human | CG | Noble | からくりさん |
チックス | Wizard7 (Divinar) | Gnome | NG | Sage | さるしんごさん |
ラディスラク | Paladin6/ Fighter1 | Human | LN | Outlander | 六平文吾さん |
グリフレット | Fighter7 (Battle Master) | Human | CG | Outlander | 死せる詩人 |
12 時開始、18 時終了。
このシナリオ最後のダンジョンである浮遊城に乗り込む所から再開です。前回、城下町でカルトの一団と戦い、そいつらが騎乗していたワイバーンを三騎強奪したのでそれに乗って行きます。騎兵が持っていたカルトの旗も同時に入手したので、これを掲げて近づけばいきなり攻撃される事は無く近づけそうです。突入前に Divination を使って助言を求めてみた所答えは「ホワイトドラゴンは避けよ」。
上空から浮遊城を観察してみると、城壁や監視塔にオーガが屯している事が分かりました。その脇には巨大なバリスタもあります。外から見てもそれ以上は得られる情報が無さそうなので、適当に重要そうな塔に近づくと中に居たオーガが「ワイバーンの発着場はここじゃないあっちだ」という感じで手を振りました。無理矢理乗り込んで騒がれるのも面倒なので、示された発着場に降りてワイバーンは帰りに使うかもしれないので見付けた厩舎に繋いでおきました。
どっちに行けば何があるという事が一切見当が付かないので適当に進むと、ある通路に至った所で DM から「そちらの通路の先から強烈な冷気を感じます」という説明がありました。恐らくそっちにホワイトドラゴンがいるのでしょう。これを避けて進みました。大きめの建屋に入って直ぐの所にあった扉に、一応静かに近づいてみるとこちらの足音に気付いたのか中から誰何の声と共に扉に近付いてくる音がしました。即座に戦闘体制を整えて迎え打つと、扉の先には首魁のレズミル・ザ・ブラックが。
DM は「ダンジョンに入って最初の遭遇がボスかよ」と頭を抱えていました。この時の時刻は 13 時。まだ今日のセッションは始まったばかりです。
Short Rest 以後一切資源を使っていないので、状況はキャラクタに取っては有利です。しかも扉を開けたのはレズミル自身、扉の前に構えていたグリフレットとラディスラクの両戦士の目の前です。レズミルの他にガードドレイクが二体いました。またレズミルの最初のターンで「者ども、出あえ! 出あえおろう!」と掛け声がかかったので、周囲から中級カルト員 (ドラゴンウイング) が十体出てきましたが、無慈悲なファイアボール (8d6 で 37 点) で瞬殺されたりウェブで足止めされたりで、大きな危険も無く撃破しました。
その戦闘の途中。広くなった戦闘区域の中にある扉がチラっと開いて中からストーンジャイアントが顔を出しましたが、何故かそれ以降戦闘中は出てきませんでした。しかし戦闘が終わって Short Rest を取ろうかという所で、その扉から二体のストーンジャイアントが出てきました。戦闘で疲弊したパーティと有利な交渉をしようと出てきたのでしょう。実際休憩もせずこのままストーンジャイアント二体と戦うのは若干危険ですし、そもそも戦う理由がそれ程ありません。
一行は手堅く交渉を行なって、まず以下の事が分かりました。
- ストーンジャイアントはカルトと手を組む為の協議にここに来た。
- カルト内にクラウドジャイアントがいて、彼がこの浮遊城を動かしている。
- ストーンジャイアントはそのクラウトジャイアントの仲介で協議に来た。
- 仲介者の存在もあり、カルトと手も組まず、何の手土産も無しにすごすごと帰る事は出来ない。
- レズミルを血祭りに上げた実力ある冒険者と事を構えるつもりは無い。
それに対して一行は以下の提案をします。
- 一行がクラウドジャイアントを倒すから、部族には「協議に行ったらカルトが壊滅していた」と釈明すればいいのではないか
- ストーンジャイアントの部族への手土産には、一行がレズミルから奪った魔剣 (+2 Greatsword、その他強力な能力がある Sentinent Item、AL は NE) を上げるからこれで手を打たないか。
魔剣の能力を Sentinent Item である事を含め事細かに説明したらストーンジャイアントは悪くないと思ったらしく、進んで「それならばこれから俺達二人で一芝居打ってクラウドジャイアントと協議の場で何か有用な情報を得てきてやろう」と言います。
しかしストーンジャイアントは芝居が下手だったらしく、話し合いに行った塔の方からジャイアントの悲鳴が聞こえてきました。クラウドジャイアントと戦闘になった様です。出来る事ならばストーンジャイアントとクラウドジャイアントが争っている最中に介入した方が我々にとって有利なので現場へ急行します。
途中にオーガの歩哨と戦いになりますが、これを瞬殺して奥の間へ。
到着してみるとストーンジャイアントの片方が昏倒していますが、クラウドジャイアントもかなり傷付いていました。一行がストーンジャイアントに「助太刀いたす」と言ったのでクラウドジャイアントは状況を不利と見て停戦交渉をしてきました。曰く「俺を殺すと浮遊城が落ちるぞ」と。
一行は別に城が落ち始めてもワイバーンで逃げればいいな、と思って停戦には応じるつもりは無かったのですが、ストーンジャイアントが困っています。彼らには落下する城から逃げ出す手段が無いのです。このまま無理に戦闘を進めると折角協力体制を築いたストーンジャイアントが敵に回りそうなので、停戦に応じる事にします。今度はクラウドジャイアントを含め三者での交渉です。
クラウドジャイアントにカルトを裏切れと言ってみますが、この城にいるホワイトドラゴンがかなり強力な為、裏切りは死に繋がるので無理だと言われてしまいます。つまり
- クラウドジャイアントはカルトを裏切って浮遊城を着地させると死ぬ
- ストーンジャイアントはクラウドジャイアントが死んで浮遊城が落下すると困る (場合によっては死ぬ)
という事です。ならばという事でクラウドジャイアント一体、ストーンジャイアント二体、一行五人で協力してホワイトドラゴンを倒そうという事になりました。その戦闘では現在一番状況的に追い詰められているクラウドジャイアントが一番槍、ストーンジャイアントが二番槍で、パーティが殿になりました。
かくして、対ホワイトドラゴンの冒険者・ジャイアント戦線が構築されました。このホワイトドラゴンですが正直 7 レベルのキャラクタが戦う相手ではありません。ちょっとだけスペックを覗いてみましょう。
- CR13
- HP200 超
- ブレスは DC19、平均ダメージ 60 点弱
パーティで一番 HP が多い 7 レベルファイター、Con16 のグリフレットの HP は 67 です。普通であればとても勝てる相手ではありません。だからこそ突入前の Divination で「ホワイトドラゴンを避けよ」と言われた訳です。
戦闘中ドラゴンはずっと高い位置から降りずにいたのでストーンジャイアントの投石、クラウドジャイアント、エルマー、チックスの呪文が主たる攻撃方法になりました。ラディスラク、グリフレットは遠隔武器、エコーは特技を活かして回復に走りました。ブレスを合計二回吐かれ、かなり厳しい局面もありましたが何とか死者無く倒しました。
エピローグ処理をして、Hoard of the Dragon Queen は終了です。この時点で 16 時くらいだったので、次の The Rise of Tiamat が始まるまでの Down Time 処理と、導入部分だけやって終わりました。