ミニチュア塗装者にとって、塗料の成分分離というのは酷く面倒な問題です。水性アクリル塗料であれば時間経過とともに塗料に含まれる水分と顔料などの成分が分離して沈殿します。当然この状態では塗料としての用を成さないので、容器を振るなりして中身を攪拌する必要があります。
この塗料の攪拌というのが存外に手間です。僕が石油王であれば塗料攪拌用の召使を一人雇用して日々手持ちの塗料を順に攪拌しておいてもらえますが、残念ながら僕は石油王ではありません。石油女王のツバメとかでも良いのでなれないものか。
さて、そんな石油王あらざる一般塗装者にとっての救世主。それがこの Robart Paint Shaker です。使い型は簡単、コンセントに繋いで、上部にある台座にゴム帯で塗料の容器を固定してボタンを押すだけ。再度ボタンを押すまで台座が振動して中身を攪拌してくれます。電動髭剃りくらいの音がするので注意。
値段は 35 ドル。eBay で買えます。アメリカの小規模メーカの製品ですが 100-240V 対応なので日本でも問題ありません。コンセントのプラグの形状もアメリカと日本は同一なので大丈夫です。
商品説明によれば 1 分間に 3000 回以上振動するとありますが、それってアメリカの商用電源の周波数が 60Hz というだけなのでは……。東日本の商用電源は 50Hz なので、それでも分間 3000 回にはなりそうです。
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