台湾で見つけた球技「板彈球」 @ ケータイWatch『本日の一品』――より
複数の球技をいいとこ取り(?)した板彈球だが、これが一度体験してみるとなかなかハードなスポーツだ。バドミントンや羽子板は「そ~れっ」という掛け声と共に放物線を描くように緩く打ち合うイメージがあるが、対して板彈球は慣れてくるとスマッシュをスマッシュで打ち返すといったスピーディーかつ白熱したバトルへと展開していく。
(強調は死せる詩人による)
バドミントンをしない人間には、上記のようなイメージなんでしょうね。世間の人にバドミントンの実体をアピールしたところで、僕には何の益もないんですが、一バドミントンプレイヤとして若干腹が立ったので書いておきます。
バドミントンの場合、男子のプロ選手(オリンピックに出場するような人達)ならば、そのスマッシュの初速は時速350km(秒速90m)を超えます。現時点では地上最速のスポーツと言って良い筈です(トップ争いの相手はF1くらいでしょう)。
シャトルは空気抵抗を受けやすい形状なので、初速と終速の差は大きいのですが、時速350kmで放たれたスマッシュの平均時速は200km(秒速55m)を下らないでしょう。つまりバドミントンのコートは奥から奥まで13.4mですから、この距離をおよそ0.24秒で飛んでくる訳です。
プロの試合を見れば分かりますが、こんな速度のスマッシュが飛んでくるにも関わらずラリィは非常に長く続き、その多くのショットはネットから10cmも離れない所を直線上に飛ぶ速い打球ばかりです。
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