最近elite array(DMG 169ページ)のability scoreでキャラクタを作成するのが楽しい。
元を正すと、僕がDMをしているThe World's Largest Dungeonで、パーティに同行するNPCをelite arrayで作っていたのが切っ掛けです。そのキャンペーンでPCはPHB通りの4d6振りでability scoreを決定しています。
elite arrayというのは15、14、13、12、10、8の固定値を割り振るability scoreの決定法です。point buyに換算するならば25ポイントになりstanderd point buyと等しく、また4d6のダイスロールでability scoreを決定した時と同程度になります(4d6を振り最低値を除いた3つの結果を加算する方法だと、おおよそ期待値は12.24)。
派手なキャラクタにはならないし、況や豊富なability scoreが必要なMnkやPalをやろうとするとキツいのですが、それでも味のあるキャラクタを作成する事は可能です。
高いability score(例えば40 point buyとか)を持ったキャラクタを使うと、なんとなくキャラクタが強くなった気がするのですが、それは幻想なんですよね。
DMが用意する敵キャラクタも同じように40 point buyならば相対的に自分は強くなっていないわけです。こっちのattack rollが上昇する分、相手のACが上昇し、saveが上昇する分、DCが上昇するだけです。逆にPCだけが極端に高いability scoreだと、PCが強いのは当然の事なので、僕としては爽快感は感じません。
MMやらに掲載されているモンスタはbase ability scoreは10 or 11に設定されています(要するに3d6振りの平均値)。なので4d6や25 point buyで作成したとしても、PCは相対的に優秀な能力を持つキャラクタと定義されているわけです。そんな世界で、40 point buyのPCが出現すると、最早MM通りのモンスタでPCが苦戦する機会は極端に減少します。
自分がPLをする場合でも、モンスタと戦って苦戦する方が面白いと僕は感じます。あまりにも一方的になると、なんだか苛めている気分になって楽しむ事ができないのです。そんな僕からすると、MM通りのモンスタに苦戦する機会が減少する――その結果DMはMM通りのモンスタを出さなくなる――のは勿体ない限りです。
そいういうわけで、MM通りのモンスタに苦戦しがちな、elite arrayのキャラクタ作成が非常にexcitingな行為と感じるのです。