2009年5月15日金曜日

【今日の読書】第二阿房列車

書名
第二阿房列車
著者
内田 百間(間は本来、門構えの中に月の字)
出版
新潮文庫
価格
400円
ISBN
978-4-10-135634-1
bk1
http://www.bk1.jp/product/02377915

 本日読了。

 (前略)
 例えば東海道線の混雑に手がつけられないとする。これを解決するには、東京大阪間を長いプラットホームでつないでしまう。東の出口を東京とし、西の出口を大阪とする。東京から大阪へ行こうとする者は、東京で入場券を且って、ホームに這入ればいい。
(中略)
相当長いからホームの途中で日が暮れる。あんまり屋敷が広いので、離れへ行こうとすると、廊下で日が暮れて、そこで一晩寝たと云う話を聞いた事がある。先ずその伝だと思えばよろしい。

 よろしくない。

 終戦直後かそこいらの時期に、これだけのナンセンスジョークをものにしていた人がいるというのはなんとも嬉しい事ですな。



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