- 書名
- 魔法なんて信じない。でも君は信じる。
- 著者
- 西島 大介
- 出版
- 太田出版
- 価格
- 1200円
- ISBN
- 978-4-7783-2094-2
- bk1
- http://www.bk1.jp/product/03131092
本日読了。『たけくまメモ』で知りました。
著者の西島大介という人は漫画家です。この本には筆者の実体験が赤裸々に描かれているのですが、その体験というのがすごい。「編集部に入稿前の漫画原稿、合計67ページを無くされる」というもの。その事件の発端から収束までを、賠償金の顛末など数字の詳細まで含めて、被害者である漫画家本人の口から語られているというのが驚きですね。原稿を紛失した「犯人」である河出書房の編集部にとっては痛し痒しだろうなぁと思います。
更に本人による事件のあらましを描いた漫画の合間に、大谷能生という人による漫画業界論みたいのが差し挟まれるのですが、これが上記の事件と関係あるようで実は無関係かつ無軌道に書かれているので、どうもしっくりきません。正直余計かな。文章もくだくだしくて僕の好みではない。
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