2016年4月21日木曜日

5 版レベルアップ速度

5 版が発売してから 1 年以上経過しました。僕のグループでは、これまでの間に 1 つの 5 版キャンペーンを終え、現在 2 つ進行中です。

3 つの内 1 つは、経験点を溜めてレベルアップするのではなくマイルストーン形式で進めました。

うちのグループは、キャンペーン毎に若干の差異はありますが参加者は一定で、プレイ時間も大きな変動はありません。毎回 11 時から 12 時の間に開始して、18 時から 19 時の間に終了します。たまに 20 時前後までやる事がありますが希です。欠席が無ければ毎回プレイヤは 6 人です。DM は 3 つのキャンペーンで異なります。

この条件の元、各キャンペーンのレベルアップ速度を比較してみました。

  • Tyranny: Hoard of the Dragon Queen から The Rise of Tiamat に繋がる 5 版最初の公式キャンペーン。1 レベルから 15 レベル対応。マイルストーン方式。完結。
  • GDQ: 旧版 (主として AD&D1 版) のシナリオを 5 版に変換して遊んでいるキャンペーン。経験点方式。進行中。
  • Abyss: Out of the Abyss の 5 版公式シナリオ。1 レベルから 15 レベル対応。経験点方式。途中終了。
  • Princes: Princes of the Apocalypse の 5 版公式シナリオ。1 レベルから 15 レベル対応。マイルストーン方式。

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表: レベルアップ速度比較
回数TyrannyGDQAbyssPrinces
11-21-21-21-2
22-3-42-32-32-3
3433-43-4-5
44-5344-5-6
55-63-44-56-7
66-7457-8
77-84-55
88-95-65-6
99-106-76
1010-117-
1111-127-
12127-8-
1312-138-
1413-148-9-
1514-159-10-
161510
17-10-11-
18-11-12-
19-12-
20-12-13-
21-13-
22-13-14-
23-14-
24-14-15-
25-15-
26-15-16-
27-16-
28-16-17-
29-17-

Tyranny of Dragons の第 2 回で、2 レベルから一気に 4 レベルまで上っているのが目立ますね。マイルストーン方式なのでこの日は一気に 2 つの章をクリアした、という事になります。

【今日の読書】 Queen of the Demonweb Pit [795]

書名
Queen of the Demonweb Pit
著者
Paul Kidd
出版
Wizards of the Coast
価格
£5.99(UK)
ISBN
0-7869-2671-6

本日読了。同じポール・キッドの D&D 小説「ホワイトプルームマウンテン」、「Descent into the Depths of the Earth」の続編です。

Novel Cover Illust

同名のシナリオ「Q1 Queen of the Demonweb Pit」を下敷にしています。前作 Descent into the Depths of the Earth の序盤で一行に加わった少年ヘンリー二等兵 (Private Henry) の成長が著しいですね。ドラウからノックアウト・ポイズンを盗んでクロスボウ・オブ・スピードらしきマジックアイテムを使って弾幕張るとか、なかなかパワープレイヤっぽい動きが楽しいです。まさに今僕が参加している 5 版キャンペーンの Out of the Abyss でも似たような事をやっているプレイヤがいます。

Q1 Cover Illust

この 3 部作は時期的に言うと 2 版の最終期から 3 版最初期にかけて出版されているものなので、筆者がどのルールを前提に書いているのか微妙なのですが、いくつかの呪文の効果を見るに 2 版っぽいですね。特にストーンスキンの描写は 2 版を思わせます。

2016年4月20日水曜日

D&D5 版 Sage Advise 20160418

2016 年 4 月 18 日にウィザーズ社のサイトで公開された Sage Advise「 ANSWERS: APRIL 2016」の抄訳です。

● Class Features

Q1: パラディンのディヴァイン・スマイトの能力や、ウォーロックのヘックス呪文による追加ダメージダイスは、両手武器戦闘の戦闘スタイルの能力を適用して振り直す事は出来ますか。

いいえ。武器のダメージのみが振り直しの対象です。

Q2: ウォーロックのパクト・オブ・ザ・ブレイドで魔法の武器と bond する時、その武器は近接武器である必要がありますか。またその武器の形状を変える事は出来ますか。

パクト・オブ・ザ・ブレイドの特徴には、2 つの能力があります。1 つは何も無い所から武器を作る能力です。この場合作る武器は近接武器である必要があります。しかし近接武器の中にはジャヴェリンの様に投擲可能なものもあり、これらであれば作る事が出来ます。

2 つ目は、魔法の武器と Bond してこの武器をエキストラディメンジョナル・スペースに仕舞ったり取り出したりする能力です。この能力で Bond する武器は魔法の武器であれば何でもよく 近接武器である必要はありません。従ってロングボウ +1 と Bond する事も可能です。ですが、Bond した魔法の武器の形状を変更する事は不可能です。例えばロングボウ +1 と Bond している時、この魔法の武器をモールに形状変更するなどは出来ません。

● Spells

Q3: グリーンフレーム・ブレードブーミング・ブレードの呪文と追加攻撃、機会攻撃、急所攻撃など他の武器攻撃のオプションの関係を教えて下さい。

グリーンフレーム・ブレードブーミング・ブレードも、呪文 (Cantrip) でありながら命中判定には呪文発動能力値ではなく一般的な武器攻撃と同じ能力値 (通常は【筋力】、妙技特性武器なら【敏捷力】) を利用する呪文です。

しかしこれらの呪文はあくまで呪文で、これを使う際のアクションは「呪文の発動」です。追加攻撃は「攻撃」アクションを行なった際に追加攻撃が出来る特徴ですのでグリーンフレーム・ブレードブーミング・ブレードとは併用出来ません。

機会攻撃の際に行なえるのは「1 回の近接攻撃」です。従って「呪文の発動」であるグリーンフレーム・ブレードブーミング・ブレードは使えません。

急所攻撃については、急所攻撃の条件を満たした上でグリーンフレーム・ブレードブーミング・ブレードを使うのであれば、同時に発生します。

Q4: ムーンビームの呪文はキャストした瞬間にダメージを与えますか?

いいえ。ムーンビームを既にクリーチャーがいる場所にキャストしても、その瞬間にはダメージは発生しません。この場合、次にそのクリーチャーが自分のターンを開始した時か、以降のターンでムーンビームのエリアに侵入した時にダメージが発生します。同様の処理をする呪文に以下のものがあります。

  • ブレード・バリアー
  • クラウドキル
  • クラウド・オブ・ダガーズ
  • エヴァーズ・ブラック・テンタクルズ
  • フォービダンス
  • ムーンビーム
  • スリート・ストーム
  • スピリット・ガーディアンズ

D&D5 版 Sage Advise 20160321

2016 年 3 月 21 日にウィザーズ社のサイトで公開された Sage Advise「 ANSWERS: MARCH 2016」の抄訳です。

● Class Features

Q1: ドルイドが金属製の鎧を着用したらどうなりますか。

ルール上、金属鎧を着用したドルイドがどうなるかの規定はありません。都度 DM に相談して何がどうなるのか決めて下さい。

● Spellcasting

Q2: 発動時間がボーナス・アクションの呪文を使ったターンは、初級呪文以外の呪文は使えないという呪文行使のルールがありますが、呪文によって発生したボーナス・アクションはどのように考えれば良いですか。

スピリチュアル・ウェポンを例に取ります。この呪文の発動時間はボーナス・アクションです。ですからスピリチュアル・ウェポンを行使したターンは他の非初級呪文は使えません。次のターン以降、スピリチュアル・ウェポンによって発生した武器で攻撃する事ができ、それにはボーナス・アクションが必要です。が、このボーナス・アクションは呪文の発動ではないので、このターンは非初級呪文も使う事が可能です。

● Spells

Q3: ディスペル・マジックは、例えばヴァンパイアの魅了の様な魔法の効果を打ち消せますか。

いいえ。ディスペル・マジックが打ち消すのは呪文の効果だけです。呪文ではない魔法の効果は打ち消しません。またマジックアイテムの効果も打ち消しませんが、マジックアイテムから行使された呪文の効果は打ち消します。スタッフ・オブ・パワーを使って例示します。ディスペル・マジックスタッフ・オブ・パワー自体に使っても何の効果も発揮しません。しかしスタッフ・オブ・パワーから行使されたホールド・モンスターの呪文に対して使えば、その効果を打ち消す事は可能です。

またディスペル・マジックは効果時間が瞬間の呪文には効果を発揮しません。

更に言うならばディスペル・マジックを待機アクションで利用してもカウンタースペル呪文と同様の効果にはなりません。ディスペル・マジックは既に作用している呪文を打ち消す呪文です。

2016年4月16日土曜日

Out of the Abyss 3 [36]

5 版公式シナリオの「Out of the Abyss」を遊ぶキャンペーンです。。DM はいっちゃん。参加者は以下の通りです。

  • ダハイ, Sorcerer3, Half-Drow, NG (Lliira) 六平さん
  • ラック, Barbarian1/Rogue2, Wood-Elf, ,画伯
  • ドンサム, Warlock3, Montain Dwarf, つかださん
  • シァンツァイ, Monk3, Half-Drow, TN (Elistraee), さるしんごさん
  • ガス, Fighter3, Half-Orc, CN, ほえほえさん
  • マナウィダン, Druid3, Wood-Elf, TN (Silvanus), 死せる詩人

前回はクオ・トアの村に覚醒者シューサーを送り届けた所まででした。そこでシューサーを崇める一派のクト・トアから助けを求められます。村の中にデモゴーゴンを奉じるカルトが出来て困っていると。

色々思う所はありますが僕達の命を救ってくれた事もあるシューサーのキュア呪文の返礼という事で、デモゴーゴンカルトの集会所へカチコミをかけます。その集会所はシューサーらの集会所から60フィートしか離れていない場所にある事に驚きますが、シャンツァイのパス・ウィズアウト・トレースを使って静かに近づきました。

デモゴーゴンカルトの集会所では、見るからに冒涜的な儀式が執り行なわれていました。

冒涜的儀式

そこには、クオ・トア・アーチプリースト(ブルッブ)、クオ・トア・ウィップ(クルッグ)の他にクオ・トア・モニタが2体、普通クオ・トアが6体もいました。アーチプリーストは10レベルクレリック相当の呪文を使ってくる強敵です。僕達まだ3レベルなんですが……。

アーチプリーストは部屋のベランダが湖に面しているのを利用してコントロール・ウォーターの呪文で部屋を水で一杯にしてきます。なんとかダメージを与えて精神集中を切るのですが、その度に同じ呪文を再行使。まるで寄せては返す波の様です。湖の水が部屋に満ちると変なエイが湖から出てきてこちらを攻撃してきました。

変なエイ

コントロール・ウォーターの呪文が切れるとエイは陸に打ち上げられてびちびちしているので極めてシュールな戦闘風景です。総力を尽して戦ってなんとか勝利しました。本当にしんどかった。

シューサーら一派に大変感謝され村を後にします。ついでに冒涜的儀式の生贄にされそうだったデュエルガーのヘメスも助けて次は彼を送り届ける事になりました。

ひたすらアンダーダークを旅しているのですが、ある日唐突に(テレポートで)一行の眼前に登場したのは一匹のマインドフレイヤー。超強敵です。一瞬パーティの全員が「全滅を覚悟して戦わねばなるまい」と思いましたが、そのマインドフレイヤーは異様に朗らかな声で朗々と宣います。

「私はグラジラスク。常闇のアンダーダークを光りで照す集団、ソサエティ・オブ・ブリリアンスの一員」

ソサエティ・オブ・ブリリアンスのマインドフレイヤ

気違いだった覚醒者のシューサーに引けを取らない電波な発言です。マインドフレイヤーが、アンダーダークに、光りを、照らす。全くついていけません。「ア、ハイ」とか全員が何も反応出来ずにいる間にソサエティ・オブ・ブリリアンスのグラジラスクは次々と有用な情報を吐き出して、最後に

「という訳でアンダーダークで何か困った事があったら我々を呼びたまえ。このボタンを渡しておくので何かあったら押すように」

と言ってテレポートでどこかへ行ってしましました。どうしろと言うんだ。

その後はゴブリンのアンダーダーク水先案内人に出会って先導をお願いしたり、難所で立ち往生しているドラウの追跡部隊を逆襲して壊滅させたり、フックホラーの巣に住まうノールの一団を退治したりして今日は終了です。

次回はお宝がありそうなダンジョンに向う所からです。

セッション終了時点でレベル 4 になりました。

ところで僕達の目的って何だっけ。

2016年4月10日日曜日

Brompton Chris King ヘッド分解清掃

僕の Brompton はかなり前にヘッドパーツを Chris King の Grip Nut というヘッドセットに交換しています。交換してから既に 3 万 km は走行しているでしょうか。通勤で使うので雨の日にも乗る事が多々あります。

本来ならばもっと早く分解清掃と注油を行なうべきだったのですが、すっかり忘れていました。思い立ったが吉日と言いますので早速やります。

まずステムを抜いてきます。その後にヘッドセットのトップナットを外します。

すると以下の様に、ベアリングのシールに一部切り欠きがあるのが分かります。下の写真の黄色い線で囲った部分です。

金属シール

この切り欠きに千枚通しなど細い物と突っ込んで、まず金属のシールを外します。金属のシールの下に同じ大きさの樹脂のシールがあるので、これも同じように千枚通しの先で外します。以下の写真は金属のシールを外している途中です。

金属シールを外す途中

樹脂のシールを外すと以下の写真の様にベアリングが露出します。

露出したベアリング

あとはディグリーザで既存のグリスを落して綺麗にしてから新しいグリスを詰めて、逆の手順でシールするだけです。写真は上ワンですが、下ワンも全く同じ構造なので手順は変わりません。

2016年4月2日土曜日

G1 Steading of the Hill Giant Chief 1 / GDQ 11 [35]

GDQ キャンペーンの 11 回目です。DM は死せる詩人。参加者は以下の通りです。

  • アルベルジュ, Paladin (Oath of Vengence) 7, Human, CG (Trithereon), そばさん
  • ヴァルト, Cleric (Tempest Domain) 7, Human, CG (Procan), 六平文吾さん
  • ギャンガ, Wizard (Abjurar) 7, Human, TN (Boccob), つかださん
  • ナヴァラン, Rogue2/Ranger5, Wood Elf, CG (Myhriss), いっちゃん
  • ジルダッド, Fighter (Eldritch Knight) 7, Half-Orc, NG (Celestian), 羽生さん
  • トム, Fighter (Champion) 7, Human, TN, 満月

map of Geoff

前回はヒルジャイアントの砦に侵入せず、おびき出して各個撃破を企図して色々試してみましたが上手くいきませんでした。今回は諦めて中に侵入する事にします。

steading

ジャイアントも対して夜目は利かないので侵入は宵に行なわれました。意外とすんなり中に入れたのですが、入口からすぐにある大扉の向こうでは合計 30 体を超える巨人軍が宴会の最中です。賭け事に熱中している雰囲気も感じられましたが、これだけの戦力と正面から戦って勝てるとも思えなかったので宴会を邪魔せず他の部屋へと行きます。

大量のヒルジャイアントと戦い続ける事にかなり腰が引けていましたが、一度入ってしまえば覚悟が決まったのかじゃんじゃん踏破していきます。どうやら若いジャイアントと女ジャイアントは成人男性のジャイアントよりも少し弱いようで苦しいながらもなんとか戦えなくはない相手でした。台所では宴会の料理をしていた女ジャイアントや給仕のオーガら 20 体近い巨人軍を相手に戦ったりしました。

kitchen

結局 1 階部分の 6、7 割を踏破した所で精魂尽きて、途中で助けたオークの奴隷 31 人を引き連れ、夜陰に乗じて一時撤退しました。