- 書名
- 民間軍事会社の内幕
- 著者
- 菅原 出
- 出版
- ちくま文庫
- 価格
- 886円
- ISBN
- 978-4480427199
本日読了。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
本日読了。
版が上がる毎に光源や視認困難回りは調べなおして纏めている気がする……。
5 版に於ける Darkness 呪文と光源について調べたのでついでに纏めました。現在自分がマスタしている 5 版キャンペーンが GDQ (Giant、Drow、Queen の略) で、ゆくゆくはアンダーダークでの冒険になる上、自分がプレイヤで参加しているのが Out of the Abyss で今まさにアンダーダークでドラウから逃げ回っているので、重要な問題なんですね。
まず Darkness 呪文の記述から引用します。
... and nonmagical light can't illuminate it.
魔法で無い明りは Darkness の効果範囲内では光りません。逆に言えば魔法の明りであれば光るわけですが、これにも例外があります。
If any of this spell's area overlaps with an area of light created by a spell of 2nd level or lower, the spell that created the light is dispelled.
2 レベル以下の呪文によって作られた明りは Darkness の呪文で Dispel されます。
ここで重要なのは、Darkness 呪文によって Dispel される魔法の明りは「2 レベル以下の呪文によって作られたもの」だけだという事です。魔法の明りであっても呪文で作られたものでなければ Darkness 呪文の範囲内でも光るわけです。
「呪文によって作られた魔法的効果」と「呪文以外によって作られた魔法的効果」は違う物だという事はSage Advise ANSWERS: MARCH 2016の質問 3 の Dipel Magic に関する Q&A からも見て取れます。
従って Flame Tongue や Sun Blade の明りは Darkness 呪文の中でも消えません。
5 版公式シナリオの「Out of the Abyss」を遊ぶキャンペーンです。DM はいっちゃん。参加者は以下の通りです。
相変わらずアンダーダークを彷徨います。幾つかのダンジョンに関する情報を入手したので、なぜかそのダンジョンに行く事になりました。ドラウから逃げなくて良いのかしらん。
ランダムエンカウンタをしたりしながらダンジョンに到着。何故かウーズだらけ。しかも中には知性を持っていてテレパシィで話し掛けてくるゼラチン立方体もいました。適当にお宝と経験点を得ておしまい。
次のダンジョンは墳墓だったのでアンデッド祭り。最後にレイスを倒して終わり。知性ある武器であるドーンブリンガー (夜明けをもたらす者) という銘のサンブレードをゲット。
そもそもこの日は若干体調が悪かったのもあるのですが、途中でマスタが NPC の口を通してメタ情報をべらべら喋りまくったあたりで極度に興醒めしてやる気と集中力が途切れたので記憶も記録も微妙になってしまいました。NPC が「あの町はまだ君達のレベルでは危険だ」「この近くにダンジョンが二つあるのでそこで経験点と装備を充実させてから先に進んだほうがよい」とか言ってきて喜ぶプレイヤなんているのかね。そういう遊びがしたいならネトゲでもすれば事足りる。
最近とある理由により自分の本棚を、家の中の別の部屋に移動する必要ができた。これにより今までよりも本を収納する目的で使える空間が減る。今後も本は増える一方なので、極力高効率で本を収納出来るように本棚を再配置しなければいけない。
僕の所蔵している書籍は、ざっくり考えると大半が文庫、その次に多いのが A4 変形判 (新旧各版 D&D のルールブック)、次いで新書、最後に種々の単行本 (上製本、並製本) となっている。単行本が 200 弱、新書が 200 強、D&D ルールブックが 300 程度、文庫本が 2000 から 3000 とかそんなものかと思う。
本棚は大小幾つか持っているが、その 1 つに外寸で高さ 1800mm、幅 1200mm、奥行 300mm のものがある。単純な体積で言えばこれが一番大きい (外寸で 648000 立方 cm)。次に大きいのが高さ 2250mm、幅 900mm、奥行 150mm のもの (外寸で 303750 立方 cm なので前者の半分以下の体積)。
一番体積が大きいのだが、これが一番本棚としての出来が良くない。この本棚は僕が購入した最も古い本棚なのだが、購入当時は 17 歳。まだまだ本棚に対して深い見識を持たない未熟な若者だった頃である。今の自分であれ絶対にこんな本棚は購入しない。だいたい奥行 30cm の本棚って作った側も一体何を詰めるつもりなのだろうか。百科事典か (実は D&D のルールブックならこの奥行で良いが別の理由でこの本棚は D&D のルールブックの収納に不向きである)。
日本に流通している書籍のサイズはいろいろある。文庫は約 105x150mm、新書は約 105x180mm。単行本は色々だが、A5 サイズの上製本で 150x210mm、それより一回り大きい菊判でも 150x220mm 程度である。僕が所持している単行本で菊判よりも大きいものは 10 冊もない (ピアソンから出ていた SICP とか)。
画集とか楽譜とか写真集みたいな大きめの判型の本を大量に所持しているなら兎も角、そうでなければ本棚というのは A5 か菊判が入るぎりぎりの奥行があれば充分である。内寸で 180mm もあれば良い。文庫・新書を中心に収納するならば奥行は内寸 130mm で事足りる。
本棚の高さが 1800mm というのも中途半端である。だいたい近代的な日本の住宅というのは床から天井までは 2300mm 前後ある。1800mm だと天井までの空間が 500mm もあり、ここに書籍を収納出来ないのは無駄としか言えない。
大量の蔵書がある人間にとっては、本棚というのは必要最低限の奥行を持っていて必要最大限の高さを持っている方が良い。幅に関しては環境に合わせて自由に選択出来るよう様々な種類がほしい。のだが、こういう本棚は家具屋やホームセンタに行ってもまず見付からない。だいたいが阿呆みたいに奥行が長い本棚か、スライド式のものである。スライド式は使ってみると分かるが棚にある本が一覧できない等、意外と煩わしい。高さも 2000mm を超えるものは極端に少ない。
こうして家具屋やホームセンタを回った読書家は落胆し、釈然としないまま組み合わせ式のメタルラックやカラーボックスに無理矢理本を詰めていくのである。
究極の解決方法は本棚の自作であるが、これは様々な難関が待ち構えている。
僕の場合最初の 3 つは突破出来る。問題は技術である。これも半分はどうにかなる。適切に切断された木材さえあれば、それを必要充分な精度・強度で組み上げる事は出来る。なにせ自家用なので必要充分な精度・強度の閾値は高くない。問題は木材の切断である。巨大な一枚板にケガキを施してこれを狂いなく切断するというのは高等技術である。鋸一本でこれが出来たら宮大工を目指せそうだ。なにせ鋸一本ではケガキが出来ない。木材の切断の精度が低い上に組付の精度が高くないとなると、誤差が累積して結果として歪んだ棚が出来あがりそうである。必死に作った巨大本棚が歪んでいていたら泣ける。時間も資金も気力も有限なのだ。
くだくだと書いてきたが、似た悩みを持つ人々がいるかもしれないので最後に僕のお勧めの本棚を紹介しよう。
「e-書棚」 文庫本用本棚
この本棚は
というのが利点である。文庫本やコミック、新書を大量に収納するのに向いている。木ネジによる組立式なので、電動ドライバがあると楽。電動ドライバのセットは安価な物ならば 5000 円を切るものもあるので購入を推奨する。今後更に棚を増設する際にも活躍する事だろう。
「本棚屋 別館」薄型本棚
この本棚は
というのが利点である。文庫、コミックなら奥行 140mm、上製本なら 180mm の物を選ぶと調度良い。組立も六角レンチがあれば良いだけで簡単である。
さて最後に非常に重要な事。高効率で空間に本を収納した場合、その帰結として問題になるのが床の耐荷重である。一般的な家屋であれば 1 平方メートル当たり 180kg、鉄筋コンクリート造であれば 1 平方メートル当たり 300kg という所である。壁面だけに本棚を設置していくのであれば、金属製の本棚を利用するのでなければ本と本棚の重量でこの耐荷重を超える事はそれ程無いだろう。しかし壁面以外にも棚を設置したり、極端に狭い部屋に本を詰めたりする場合にはフェルミ推定程度の概算はした方が良いかもしれない。畳はフローリングに比べて重量が分散し難いので本棚を置くとその部分だけ沈み込む場合もある。また押入の床は、通常の床面よりも耐荷重が下がるので要注意である。
本日読了。物語としては面白くてあっという間に読み終えたんですが、発達障害を持つ少年の一人称という叙述方法が僕にはかなりきつかったですね。
本日読了。有名なハードボイルド小説です。新訳が出たので読んでみました。やはり評価が高いだけあって面白いですね。
GDQ キャンペーンの 12 回目です。DM は死せる詩人。参加者は以下の通りです。セッション途中で全員 8 レベルになっています。
12 時開始。19 時終了。途中珈琲休憩を挟んでいます。
前回の続きです。助けたオークの奴隷は砦からある程度離れた所で開放し、自分たちの拠点に戻ってまずは大休憩を取りました。そして再度砦の攻略です。正面扉からではなく裏手にある中庭から侵入します。
中庭の門は内側から強固に固められておりバリケードのようになっていました。また簡単ですが罠もあります。不可視になったアルベルジュとジルダッドが扉を登りますが、中庭にいたオーガ 2 体とヒルジャイアント 3 体に音で感付かれてしましました。なし崩し的に戦闘になり、結局ヒルジャイアント 9 体とオーガ 8 体を相手にする事になります。相手が戦力の逐次投入の愚を犯していたので辛くも撃退。
あくまで地上階にある宴会場は避け、地下に潜ります。開放したオークから聞いた所では、地下にも多数のオークがいてそのオークは巨人に対して反乱を起しているのだとか。うまくいけばこれを味方に出来るかもしれません。
地下では早速ゴリラを 2 体ペットにしているヒルジャイアントと遭遇しました。もうヒルジャイアントの戦いは慣れたものです。
その後はやたらと湧いてくるバグベアを次々と倒していたのですが、ついにはバグベアも相手が悪いとみたのか裏道から逃げようとする者が表われます。地上階にいるヒルジャイアントの首領率いる軍団を連れてこられてはたまらないと、これを発見した一行は即座に追撃。全員が逃げられないと知るや否やバグベアは作戦を変え、同じ階にいる頼りになる「親方」に助けを求めにいきます。犠牲を出しながら何とか親方へ救援を求める事に成功しました。そしてこの砦の石工として働いていた 3 人の「親方」ことストーンジャイアントがやってきました。
ヒルジャイアントよりも幾分協力なストーンジャイアントが 3 人も表われてパーティは騒然としますが総力戦でなんとか撃退。
ここまでで今日のセッションは一旦終了です。
本日読了。
伊藤計劃の「ハーモニー」っぽい世界ですね。自己相 (iPhase) という肉体にインプラントされたインタフェース兼それを通してアクセスするインターネットに似た広大なデータ空間があり、そこに接続する人々と接続していない人々の間で発生する摩擦を処理するのが題名にもなっている「クロニスタ」という軍属の人類学者です。
筆者は伊藤計劃の影響を受けているらしく「虐殺器官」や「ハーモニー」の影響がそこかしこに見られます。
かなり面白かったので他の本も読みたいと思ったのですが、筆者はこの本含めてまだ2冊しか出版していないんですね。
本日読了。