2005年6月1日水曜日

sony-fixed-boldの作成

 sony-fixedのBDFフォントが好きなんですが、このフォントにはASCII部分のボールド体がないのが不満でした。そこで自分で作ってみる事に。必要な物は以下の通り。

  1. 8x16.bdf

    ボールド体ではないsony-fixedのBDFフォントファイル(sony-fixed-medium)。

  2. mkbold

    通常フォントからボールドフォントを作るperlスクリプト。

  3. bdftopcf

    BDF(バイトストリーム)をPCF(バイナリ)に変換するソフトウェア。Debian Sargeならばxutilsのパッケージに入っています。

 まず作業用のディレクトリを作り、そこに上記2つのファイルを格納します。

% mkdir fontwork
% mv /path/to/8x16.bdf fontwork/
% mv /path/to/mkbold fontwork/
% cd fontwork

 次にmkboldを使ってsony-fixed-mediumのファイルからボールドフォントを作成します。

% ./mkbold 8x16.bdf >8x16tmp.bdf

 作成されたフォントファイルの中にXLFDが記述されていますが、これが-sony-fixed-medium-のままなので、これを-sony-fixed-bold-に変更します。下の手順ではsedを使っていますが、viやemacsで編集してもOKです。

% sed s/-Sony-Fixed-Medium/-Sony-Fixed-Bold/g 8x16tmp.bdf >8x16b.bdf

 次に作成したBDFファイルをPCFファイルに変更しgzipで圧縮します。

% bdftopcf -o 8x16b.pcf 8x16b.bdf
% gzip 8x16b.pcf
# chown root:root 8x16b.pcf.gz

 最後に、作成したpcf.gz形式のファイルをXのフォント用ディレクトリに移動し、mkfontdirを実行してfonts.dirを再作成します。

# mv 8x16b.pcf.gz /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/
# cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/
# chown root:root 8x16b.pcf.gz
# mkfontdir

 作成した-sony-fixed-bold-の画像です。

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