sony-fixedのBDFフォントが好きなんですが、このフォントにはASCII部分のボールド体がないのが不満でした。そこで自分で作ってみる事に。必要な物は以下の通り。
- 8x16.bdf
ボールド体ではないsony-fixedのBDFフォントファイル(sony-fixed-medium)。
- mkbold
通常フォントからボールドフォントを作るperlスクリプト。
- bdftopcf
BDF(バイトストリーム)をPCF(バイナリ)に変換するソフトウェア。Debian Sargeならばxutilsのパッケージに入っています。
まず作業用のディレクトリを作り、そこに上記2つのファイルを格納します。
% mkdir fontwork
% mv /path/to/8x16.bdf fontwork/
% mv /path/to/mkbold fontwork/
% cd fontwork
次にmkbold
を使ってsony-fixed-mediumのファイルからボールドフォントを作成します。
% ./mkbold 8x16.bdf >8x16tmp.bdf
作成されたフォントファイルの中にXLFDが記述されていますが、これが-sony-fixed-medium-のままなので、これを-sony-fixed-bold-に変更します。下の手順ではsed
を使っていますが、viやemacsで編集してもOKです。
% sed s/-Sony-Fixed-Medium/-Sony-Fixed-Bold/g 8x16tmp.bdf >8x16b.bdf
次に作成したBDFファイルをPCFファイルに変更しgzip
で圧縮します。
% bdftopcf -o 8x16b.pcf 8x16b.bdf
% gzip 8x16b.pcf
# chown root:root 8x16b.pcf.gz
最後に、作成したpcf.gz形式のファイルをXのフォント用ディレクトリに移動し、mkfontdir
を実行してfonts.dirを再作成します。
# mv 8x16b.pcf.gz /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/
# cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/
# chown root:root 8x16b.pcf.gz
# mkfontdir
作成した-sony-fixed-bold-の画像です。
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