ALPS クイックエース・スーパーに最初から装着されていたブレーキはシマノのBR-CT91というALTUSグレードのカンチブレーキです。このブレーキのパッド(シュー一体型)が良くないようで、効きが「じんわり」という感触で制動距離が若干長いのが気になっていました。トーインしているので、じんわりした効き方自体は仕方ないのですが、制動距離が長いのは問題です。調べてみたら、やっぱりこのパッドは評判が悪いみたいです。
幹線道路を頻繁に走ったり、これから林道や峠にいろいろ行ってみようと考えている僕にとって、ブレーキの効きは死活を分ける問題なので、別のパッドを模索してみる事にしました。といっても、最早Vブレーキに取って変わられて久しいカンチブレーキ。流通しているパッドの種類は多くありません。シクロクロスのレースでは以前としてカンチブレーキが使われているものの、最新のカンチブレーキの多くはVブレーキのシュー・パッドを利用するタイプになっています。
そんな中で発見したのがこのアーティクルのタイトルになっているBBBのクロスストップです。これはロード用のブレーキパッドが使えるパッド分離型のカンチブレーキシューです。シマノのブレーキパッドと互換性がある上、BBBが出している純正のパッドも種類が豊富。これを使えばパッド選択の幅がグッと広がります。最初から付属しているのはBBBのトリプルコンパウンドのパッドになります。
早速クイックエース・スーパーに装着してみました。カンチブレーキのセッティングは難しいと言われている上、初めての挑戦なのでかなり苦戦しました。試行錯誤しながらブレーキと格闘する事1時間と30分、なんとか納得できる状態になり、早速試走です。時速25kmから急ブレーキをかけたりしてみましたが、あきらかに制動距離は短くなっています。トーインもしてあるのですが、ぐにゃりとした感触もなく良好です。