- 書名
- 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告文
- 著者
- エマニュエル・トッド
- 訳者
- 堀 茂樹
- 出版
- 文春新書
- 価格
- 864 円
本日読了。
歴史学者エマニュエル・トッドのインタビュウをまとめて翻訳したものです。氏はフランス人なので全体的に親仏反独という面があるのですが、それでも現在のユーロ圏に於いて欧州最大の経済大国であるドイツが、経済的な意味で「帝国」を成しつつあるという視座は新鮮です。
ドイツは東欧諸国を経済面で陰に支配下に置く事で安価な労働力とドイツ製品の輸出先を確保し「ドイツ圏」を形成、その規模はアメリカに比肩し得るというのが本書の主要な分析です。
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