C言語の生みの親であるカーニハンと、ベル研で次世代OSを目指したPlan9を手掛けるロブ・パイクという豪勢な執筆陣の本書。書名の通り、プログラミングにおける様々な作法について解説しています。書籍内では主としてC、C++、JAVAを用いて解説されていますが、紹介されている内容はそれ以外の言語でも通用するものです。
単なる記法には留まらず、スマートなアルゴリズムの在り方、適切なデータ構造の選択といったプログラミングに重要なTipsを紹介しています。デバッカを用いないデバッグの方法などは、統合環境を使っているプログラマにとっては新鮮な内容かもしれません。テストの重要性や自動化の方法、移植性を高めるためのプログラミング手法など、プロ・アマを問わず全てのプログラマにとって有益な情報の塊です。
会社の新人教育や学校のプログラミングの授業では、こういった事はなかなか教えてくれません。スキルアップを望む人ならば読むべき一冊であると言えます。
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