キース・ベイカーによるエベロン小説『シャーンのの群塔(上)(下)』の主人公達は4人パーティ。リーダで元軍人のデイン、デインの部下であるWarforgedのピアース、軍属Artificerのレイ、Mark of Healing持ちのジュードです。小説からそれぞれのおおまかデータを推測してみます。
全員のレベルですが、シナリオのラスボスのCRを考えると最低6レベルはありそうです(それでもあの人数で戦うのは厳しいと思うけど)。とりあえず6だと仮定してみます。
●デイン(Daine)
- Race: Human
- Class: Rgr2/Ftr4
- Feat: Two-weapon fighting, Track
小説中の描写ではLongswordとDaggerの二刀流をしていて、鎧はChain MailかChain Shirtのようです。サイリアに対する祖国愛と最終戦争の時の敵であるブレランド人に対する憎しみを全面に出しているので、Cyran Avengerが入っていそうな気もします。Trackのような行動を取っているのでRgrが入っているのは間違いないと思います。Off-hand Weaponとして使っている『アダマンティン製の短剣』がShort SwordかDaggerか不明だったのですが『ホワイトハース遺聞』を読む限り、その短剣はもともとArtificerの持ち物だったようなのでDaggerだと考えました(Artificerは単純武器にしか習熟していない)。featは全然分からないですね。
●ピアース(Pierce)
- Race: Warforged
- Class: Rgr6
- Feat: Point Blank Shot, Rapid Shot, Presice Shot, Manyshot, Exotic Weapon Proficiency(Composite Greatbow)
小説中でManyshotらしき行為をしているのと斥候として優れた能力を発揮しているのでRanger6だと考えました(Manyshotは前提にDex17があるので、Improved Combat Style以外で得るのは比較的難しい)。あと使っている弓が極めて大きいという表現もあるのでGreatbowを使っているのではないかと思います。
●レイ(Lei)
- Race: Human
- Class: Artificer4/Dragonmark Heir2
- Feat: Scribe Scroll, Blew Potion, Craft Wondrous Items, Least Dragonmark: Mark of Creation, Favored in House(Canith)
Artificerである事は確実ですが、Dragonmark Heirであるのは微妙です。小説の最初の方で自分の事を継承者(Heir/エア)であるという自負を持つ記述はあります。〈皮剥がれ〉であるにも関わらず、なんだかんだで氏族の人間の協力を各所で得ているのでFavored in Houseを持っていると考えました(この点がDragonmark Heirである事を補強してくれます)。ただ、時折Quaterstaffを使って肉弾戦をしているのが気になります。まさかMonkじゃなかろうし……。
●ジョード(jode)
- Race: Halfling
- Class: Rog6
- Feat: Least Dragonmark: Mark of Healing, Lesser Dragonmark: Mark of Healing
ジョードは謎です。スティレット(錐剣)を使って戦っているシーンもあり、それがSnaek Attackっぽい記述をされているのでRogueだと考えました。ただSkillは交渉系が高そうです。特にBluffとか。FeatはDragonmark以外は何もわかりません。Remove Diseaseを使っているシーンがあるのでLesser Mark of Healingを持っている事は確実でしょう。
海外でも似たような事を考える人は沢山いるみたいですね。WotCのBBSに同じ事を論じているスレッドがありました。作者のキース・ベイカーも書き込んでいる模様。