2014年6月28日土曜日

昔話 04

03の続き。

話しは逸れますが僕が在学していた高専は1学年4学科でした。電気系が2学科、機械系が2学科です。1学年は200人程度。僕が所属していたのは電気系の学科で内容としては弱電と情報科学です(電子情報工学科という名だった)。弱電というのは電気工学周辺で使われる言葉で対義語は強電です。電子回路の様な電圧の比較的低い対象を扱うのが弱電で、家庭用電源以上の領域を扱うのが強電です。例えば発電所なんかは強電の最たるものです。電子情報工学科に来た連中はだいたいコンピュータについて学びたいと考えていた筈です。実際3年生になった頃にはクラス内のパソコン所持率は9割を超えていて、自宅にインターネット環境があるのも6、7割はいました。ご多分に漏れず僕も2年の夏に友人に手伝って貰いながら自作PCを購入しました。そして3年の春にはISDNを引いてインターネットに接続する様になっています。

それぞれの科の学生には緩やかですが傾向がありましたが、電子情報工学科は中でも突出してオタクが多い科でした。40人余りのクラスで女子は3人でしたし、プレイヤを見付けるには絶好の環境でした。

閑話休題。

3年生になる前後には、僕はちょこちょことコンベンションに参加する様になっていました。初めて参加したコンベンションはJGC97の当日参加だったと思います。そこから小規模な物にも参加する様になっていました。外部の人とゲームをする事で基本的なシナリオの様式を知りつつありました。この事が自信となりクリスタニアに続くキャンペーンは僕がマスタをする事になります。システムは国内では最大勢力だったソードワールドRPGです。

同好会を作って初めての新入生の入学を迎えるのですが、僕は同好会に入る新入生は多くても2人位だろうと考えていました。勧誘もチラシを校内に貼るだけでした。チラシには新入生に体験してもらう為のセッション予告を書いておいたのですが、その当日になってみると驚くべき事に女子3人を含む13人の新入生が集合していたのです。

これは驚きましたし、少し困りました。2、3人の想定だったのでセッションは1卓分しか用意していませんし、その少人数の入部希望者にそれぞれ既存の部員が1対1で付いてルールを教えるつもりだったからです。

この大量の見学者の理由はS木にありました。人当たりが良くて「ナイスガイ」という言葉を絵に書いた様な好男子である彼が吹奏楽部の激しい勧誘(休み時間に1年生の教室に突撃して直接声をかけて回る)と同時にTRPG同好会も勧誘も行なっていたのです。

この原因であるS木にその場で適当にシナリオをでっち上げてくれと頼んで急遽2卓体制にして対応しましたが、かなりばたばたしていました。6、7人がその後の週1で放課後に活動していた場にも来てくれましたが、半年程で3人まで減ります。残った1年生は

  • K林
  • Y太 ※名字がS木と同じなので下の名前

そしてここから15年、現在も一緒にゲームをする友人である。

  • このブログのセッションレポートでは「画伯」と書かれる @kanju21lv

です。Y太も彼が高専卒業後に愛知県の大学に進学するまでは一緒に遊び続けました。彼は今九州で仕事をしている筈……。この昔話内の「現在」は1998年です。この時の面子は

  • 僕 3年生
  • S田 3年生、剣道部
  • N本 3年生、無線部
  • S木 3年生、吹奏楽部
  • O澤 3年生、学生会役員
  • S藤先輩 4年生、文化祭実行委員長
  • K林 1年生、文化祭実行委員
  • Y太 1年生
  • @kanju21lv 1年生

となっています。

続く

0 件のコメント:

コメントを投稿