Brompton に三ヶ島のEsprit Ezy-Superiorを装着してから15000km余り走行しました。雨中走行もかなりするのでペダルの内部を一度分解清掃した方が良さそうです。
Espritの軸を取り外すには、まずケージを外さなければいけません。これは六角穴付きの皿ネジ4つで止められているのでこれを外します。
4つの皿ネジを外すとこの様にケージが外れます。これで軸の外側の端に工具が使える様になります。
軸の外側の恥には樹脂の蓋が嵌っているので千枚通し等先の細いものでこじってこれを外します。蓋を外すと下の写真の様に軸受の部分が露出します。
この部分は外側から、ロックナット->舌付きワッシャ->玉押し->ベアリング->ベアリングレースという順序になっています。ロックナットと玉押しには雌ネジが切られています。清掃前の段階の写真ですがかなりグリスが少なくなっています。
ベアリングは片側で12個でした。片方のペダルで24個のベアリングが使われています。パークツールの工具で測定した所ベアリングは1/8インチ玉でした。
ロックナット、舌付きワッシャ、玉押しを外せば軸を抜く事が出来ます。この時にベアリングがぽろぽろと落ちるので下にバットなどを置いてなくさない様にします。全てを外したら古い油を綺麗に落します。玉押しやベアリングレース、ベアリングは虫食い等が無いかここで確認しましょう。幸い僕の物は問題ありませんでした。ベアリングレースにたっぷりとグリスを塗って再度組み付けです。
上の画像はフィニッシュラインのテフロンプラスのグリスを塗ってベアリングを入れ、玉押しを捻じ込んだ所です。
玉押しの上に舌付きワッシャを嵌めます。このワッシャはロックナットを締めた時に玉押しが共回りしない為の物です。ロックナットを締めた状態で回転の当たりを手で確かめて緩ければ、ロックナットを一旦緩めて玉押しを少しだけ(1/16回転程)締めてから再度ロックナットを締めます。逆に回転が渋ければ、同じ手順で玉押し緩めます。玉当たりの調整は面倒ですがここが肝心な所なので妥協せず時間をかけましょう。手で回転させて良い塩梅になれば終了です。
追記
ロックナットは二面幅が10mm、玉押しは12mmです。玉押しは大した力で締めていないので、ピンセットかラジオペンチがあれば回せます。ロックナットはボックスレンチが必要です。
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