久しぶりの Greyhawk Walkers Guide です。しばらく国家を紹介していましたが、今回は組織です。Sheldomar Valley に於ける超国家騎士団である「the Knights of the Watch」です。
the Knight of the Watch の歴史は Sheldomar Valley 最古の王国である Keoland の歴史と密接に結びついています。CY 前 340 年ごろに Keoland が建国され、それから 100 年後、Keoland は国土の拡大を続けていました。そうした最中 Rushmoor の北東の地を治めるために、王国は「the Knights of the March」と呼ばれる一つの騎士団を組織しました。この騎士団の目的は二つ。一つは支配する土地の安全保障、もう一つはより速やかな辺境の拡大です。一連の武力征服の中で騎士団は預言者であり哲学者であった Azmarender から教えを請い、そして騎士団に対して新しい名前を授かりました。その名が「the Knight of the Watch」です。
ついに Keoland は Rushmoor 北東の地を制圧し、この地を Gran March と名付けます。戦功のあった Dorlin 公爵は王国より「北面の騎士」として Gran March を封土として獲得します。
the Knights of the Watch の主要な任務は Sheldomar Valley を西方のバクラニ人から守る事、そして新たな脅威が惹起した時に即応する事です。騎士団は Keoland、Gran March、Bissel、そして Geoff といった Sheldomar Valley 全域から力ある人員を集めています。騎士団員は「The Watchers」とも呼ばれ、Ket との国境付近や Barrier Peaks、Crystalmists、Jotens といった山岳地帯との要所に城塞や塔を築いて防衛に当っています。
騎士団の統合本部は Bissel の Pellak にありますが、他にも大きな砦が Gran March の Hookhill、Geoff の Hochoch などにもあります。また噂では、近々統合本部を Hochoch に移すのではないかと囁かれています。
the Knights of the Watch は精神的指導者である Azmarender の記した哲学を基礎とする禁欲的な教えを奉じています。Azmarender は Sheldomar Valley で広く知られている純潔の騎士 Trilesimain の説話を研究していました。この説話の特に「燦然たる二行連句」から教訓を抽出し、今日では一般に「十二と七の訓戒」と呼ばれるものを作り上げました。
多くの Sheldomar Valley の住民が勘違いしている事ですが「十二の訓戒」については秘密にされている事ではなく、騎士団に興味があるのであれば誰にでも学ぶ事が可能です。一方で「七の訓戒」については騎士団の機密とされていて、The Watchers の中で位階を上げていく事で少しずつ教えられていきます。特に神秘的な「第七の訓」については、騎士道を極めたたった一人の the Grandiose Imperial Wyvern の位を持つ騎士だけが知っています。現在 the Grandiose Imperial Wyvern の位にあるのは Geoff 出身の Hugo (Ftr16) です。騎士団の教えは特定の宗教に根差したものではありませんが、St.Cuthbert (知恵、常識の神)、Pholtus (光、秩序の神)、Allitur (倫理、礼儀の神)、Mayaheine (守り、正義の神)、そして特に Heironeous (騎士道、名誉の神) の信者には受け入れ易い内容です。そして騎士団側も Heironious 教会は強力な同盟相手であると考えています。
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