2004年8月31日火曜日

【今日の読書】ポオ小説全集1/エドガー・アラン・ポオ/創元推理文庫

 探偵小説の始祖として有名なポオの全集です。全4巻からなる全集の1巻たる本書では、主としてポオの書いた怪奇、不条理小説を扱っています。

 ポオと言えば、後世の多くの作家に影響を与えたアメリカ屈指の文豪と言われています。モルグ街しかしらなかった僕は、最初「文豪」というイメージが湧かずに不思議だったのですが、本書を読んで文豪の文豪たる所以が分かった気がします。

 何よりもその筆致が凄いのです。単語の選び方、文の繋ぎ方、物語の機序どれをとっても圧倒的です。だいたい描かれている状況や物語自体はとても奇異なのに、それが不自然だと目に映らないのは、ポオの類い稀な筆力のお陰でしょう。
 日本なら夢野久作に近い作風だと言えます。現代の作家なら筒井康隆でしょうか。こういった不条理、不思議をあくまで自然に描ける能力というのは特異な才能なんだと思います。

 多少翻訳の悪さが目に付く所もありますが、さまざまなジャンルを跨ぐポオの文才を味わってみてはいかがでしょうか。


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Wikipedia

 Wikiを使ってみんなで作るインターネット百科事典たるWikipediaってのがありますよね。

 スラッシュドット・ジャパンに掲載された「Wikipedia創始者Jimmy Wales@本家」を読んでいて思ったのですが、このWikipediaって何げにアイザック・アシモフがファウンデーション・シリーズで描いたエンサイクロペディア・ギャラクシカ(Encyclopedia Galaxica)そのものですね。規模はgalaxy(銀河)というには規模が小さいのですが、計画の主旨としては同じな気がします。うーんSFだ。



週末の過し方

 このblogのカテゴリに「日記」を作り、更にその日記に分類されるアーティクルを沢山投稿しながらも、日記らしい日記を全然書いていませんね。

 平日の日記なんて、適当に書くと変わり映えしないしネタを仕込もうとすると並々ならぬ労力を要します。他方で、週末は大抵朝から晩まで出掛けて遊び呆けているので帰宅してからは日記を書く気力がありません。

 僕の週末の過し方は、おおまかに3つのパターンに分けられます。即ち、

  1. TRPGのセッションがある日(原則第1・3土曜日)
  2. バドミントンの練習がある日
  3. 1、2の何れも無い日

 1の日の過し方は単純です、早朝にセッション会場へ出掛けて終電で帰宅するだけ。
 2の場合は、練習の時間帯にもよりますが午前練習なら練習後は午後から買い物に行ったり映画を観たり。午後練習ならその後に映画か飲み、となります。
 3のパターンは発生確率が少なく、3ヶ月に1度くらいでしょう。バドミントンを教えに行っている学校が試験中で部活が無い、とかそんな時です。そういう日はtakesuの家に攻め込んで、ひもねすDVDを観ていたりします。
 休日に日がな一日自宅で過すというのは、2ヶ月に1度位しか無いんじゃないでしょうか。最近は読書するにも喫茶店に行ったりしますしね。自宅で無い方が、パソコンだの塗装道具だの余計の物が無いので読書に集中できるのです。



2004年8月30日月曜日

【今日の映画】LOVERS

ストーリィ : ★★☆ アクション : ★★★ 映像 : ★★★ 音楽 : ★★☆

 日曜日に友達と観てきました。リー・リンチェイ主演のHEROを作成したスタッフが作った映画なので、また風光明媚なシーンが多いんだろうと思っていたら予想通りでした。。ストーリィはまあまあでしょうか。映像と音楽はとても良いですね。
 条理無用な中国映画らしい殺陣はいつ観ても面白いです。ところでチャン・ツィイーって仲間由紀恵に似ていると思いませんか。

公式サイト



【今日の映画】ヴァン・ヘルシング

ストーリィ : ★★ アクション : ★★☆ 映像 : ★★★ 音楽 : ★★

 土曜日の夜に先行レイトショウを観て来ました。X-MENでブレイクしたヒュー・ジャックマンとアンダーワルードのケイト・ベッキンセールというなんともはやなカップリングの映画ですね。
 アクションが凄いわけでも、ストーリィが良いわけでも無いんですがD&Dゲーマとしての僕のツボを突く作品でした。ドラキュラ伯爵役のリチャード・ロクスバーグの演技は良かったです。微妙に狂った雰囲気が出ていました。

公式サイト



【今日の読書】騎士の盃/カーター・ディクスン/早川ミステリ文庫

 ヘンリィ・メリヴェール卿が活躍するシリーズの最後を飾る長編です。今回も密室モノなのですが、トリックが問題になるハウダニットではなく、むしろ犯人の動機が問題になるホワイダニットの趣向が強い作品です。カーにしては珍しいと言えるでしょう。

 犯人によって提出される謎が、なんとも不思議なのです。つまり「密室にある鍵のかかった金庫から、騎士の盃が出されていた。何故犯人は盃を移動しただけで盗まなかったのか」という謎です。盃は値千金のお宝なのに、犯人は苦労して密室に出入りしたのに、何故こんな事をしたのでしょうか。この動機に関する謎が本書の大きな魅力になっています。

 やかまし屋のレストレイドならぬマスターズ警部が今回は色々と活躍するのも見所でしょうか。何せH・Mに先駆けて事件の真相に気付いてしまうのです。しかし活躍する以上に酷い目に会うのは御愛嬌ですね。また、推理小説には珍しく、怪我人は出るものの死者が1人も発生しないのも特徴でしょう。

 作者十八番の密室状況を風刺しながら二転三転するドタバタミステリは、往年のカーならではの作品だと言えます。


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2004年8月27日金曜日

書見台

 以前から思っていたのです。D&Dゲーマや技術者には書見台が必要なんじゃなかろうか、と。なにしろD&Dのルールブックも技術書も巨大で重いものが多いわけです。例えばD&D3.5EのPHBなんてのは1kgを超えています。

 そんな重い書籍を、長い時間手で支えて読書を続けるのは辛い。更に、そういった書籍を見ながら作業したい場合、本の構造によってはページを抑えておくのが酷く面倒だっりします。

 そんなこんなで書見台なわけです。僕も1つ購入してみました。OAサプライで有名なエレコムから発売されているブックスタンドEDH-004。定価1800円の安価なものです。

 値段が値段だけにチープではありますが、使い勝手は良いですね。かなり分厚い書籍もホールドできるし(厚さ62cmまで可能)、ホールドしたままページ送りもできるのが良いです。