- 書名
- 太陽系七つの秘宝/謎の宇宙船強奪団
- 著者
- エドモンド・ハミルトン
- 訳者
- 野田 昌宏
- 出版
- 創元SF文庫
- 価格
- 1,200円
- ISBN
- 4-488-63713-2
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2479076
本日読了。東京創元社から新しく訳出された《キャプテン・フューチャー全集》の3巻目。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
本日読了。東京創元社から新しく訳出された《キャプテン・フューチャー全集》の3巻目。
先日読了。東京創元社から新しく訳出された《キャプテン・フューチャー全集》の2巻目。
本日読了。『リャマ本』の愛称で親しまれるPerlの入門書。僕はPerlの本は、これしか読んだことがないので比較では語れないのですが、Perl入門書としては良書の部類に入るのではないでしょうか。ウィットに富んだ文章は読み易く、また紹介している機能も基本的かつ実用的なものばかりです。練習問題が、もっと実際の作業に近い内容だと更に良いんですが。
それはそれとして、Perlってなんともまあスマートではない言語ですね。こういうとPerl好きな人から猛烈な反発を喰らうかもしれませんが……。略記法やら可読性の低いデフォルトの動作やら、かなり暗号めいたプログラムが作成できそうです。しかも、この本では可読性を下げてでもタイプ数を少なくする、様々なPerlの機能を賛美しているんですよね。著者は間違いなく優秀な技術者なのに、不思議です。
本日読了。東京創元社から新しく訳出された《キャプテン・フューチャー全集》の1巻目。やっぱりスペースオペラはいいねぇ。
弟の家の前に自転車を留めていたら、後輪の空気を抜かれていました。確認した限りタイヤに傷はありません。殆どのスポーツバイクは、フレンチ・バルブといって、一般の自転車とはバルブの形状が違うものを装備しています。当然、空気の入れ方も抜き方も通常それとは異なるので、スポーツバイクの知識がある人しか、このような形で空気を抜く事はできません。
同好の志に嫌がらせをするというのは、僕にとっては納得のいかないメンタリティです。こういう社会の屑みたいな人間は自爆テロにでもあって死んで下さい。本当に嫌がらせをしようと思うなら、自転車自体を破壊するとか極端な選択肢もあったはずです。それなのにタイヤも傷付けずに空気だけ抜いているという事は、本人としてはほんのジョーク程度の悪戯なのでしょう。しかしして、やられた側が不愉快な事に変わりはないのです。
今週の頭に納車したRFSですが、早速幾つかのオプションを追加しました。追加したものは順番に、
です。
この後は、サドルバッグとトゥ・クリップを追加する予定。うーん楽しい。
本日読了。ネロ・ウルフが活躍する推理小説。ウルフの徹底した安楽椅子探偵っぷりが面白い。
先月購入した2冊の技術書、『詳説 正規表現 第2版』と『CPUの創りかた』を読み終えたので今月分の専門書を購入しました。いまさら感が溢れているのですが『初めてのPerl』とカーネル理解への第2歩となる『はじめて読む8086』です。
今時Perlかよ、と思うのですが、現在仕事で管理しているUNIXサーバで動くインタプリタがAWKとPerlだけなのです。その2つの選択肢ならPerlかなぁという按配。grepとsedだけで、テキスト処理していくのも限界があるんですよね。しっかしRubyとは言わないけどPythonくらいどうにかならんか、と思わないでもないです。
最初はLarry Wall御大の『プログラミングPerl』(いわゆるラクダ本)にしようかとも思ったのですが、あれ毎日会社まで運ぶには重量が厳しめなのでやめました。最近技術書を頻繁に購入していて思うんですが、ネット書店とかで書籍情報に重量も含めてくれませんかね。出版社で働いていた事もあるので、和書(邦訳含む)なら判型とページ数から大まかな予測はできます。しかし、重量は紙質で大きく左右されるので洋書だと推測が難しいんですよね。APUE2ndとか重そうだよなぁ。
この本は、おおむね「内容は良いのだけれど、イラストが気になる」という評価をされているようです。僕も最初はそう感じたのですが読み進むにつれ、その感想は変化していきました。
僕は現在、どちらかと言えばソフトウェア側のエンジニアですが、学生時代に電子工学(ハードウェア)を勉強した経験があります。その時の感覚からすると、ハードウェアの世界というのはソフトウェアの世界よりも極度に硬派です(名前通りですね)。
その所為か、電子工学に関する技術書も多くは硬派・高尚・難解を絵に描いたようなものばかりです。例え内容は簡単でも、文体や大上段に構えた「まえがき」等で多くの人が尻込みしてしまうでしょう。
そこへきて、本書は平易どころかくだけが口語体で話が進められていきます。これにより書籍を読もうとする際の閾値が低くなっています。あのイラストも、閾値を下げるのに一役買っているのではないかと僕は思うのです。枝葉末節にこだわらず、目的達成に向けてズバリ必要な事柄だけを説明していく構成も好感が持てます。
コンピュータ(ハード・ソフト含め)を仕事にしている人には勿論ですが、それよりもコンピュータ・サイエンスを学ぼうとしている学生に読んでほしい一冊です。
RFSが納車したので、早速片道25kmのツーリングに行きました。すると23km程度の地点で事件発生。
僕はサイクリングロードを20km/h前後の速度で走っていたのですが、サイクリングロードの脇の芝生から、突然おっさんが自転車で道を横断してきました。そのまま進むと激突するタイミングだったので、ブレーキをかけたのですが……。
ニュートンによる運動の第1法則に逆らうことは能なわず、自転車から中空へと飛び出す僕の身体、そしてその上を舞う車体。
顔から地面に突込んで、右頬に大量の擦過傷、両掌は肉が丸見えになるほど皮がずる剥けに、肩と膝に打ち身をこさえました。自転車がすっ飛んだ事で動揺した僕が、かなり周章狼狽して自転車の安否を確認している間に、おっさんは逃亡していました。DAMN IT! しかし自転車は無傷。これは不幸中の幸いです。
嗚呼、僕のキレイナ顔に傷が出来てしまった。残らないといいんだけどなぁ。ちなみに傷は、薬局で購入したマキロンとテーピングで応急処置しました。んで、そのまま自転車で帰宅。
正規表現に関する書籍の決定版です。重厚長大路線まっしぐらな理論本なので、手っ取り早く正規表現の利用法が知りたいという人には向かないかもしれません。しかし僕は敢えてそういう人にこそ、この本をオススメしたいと思います。
本書では、正規表現の理論が微に入り細を穿って説明されています。それを理解すれば、読者は今後正規表現の書籍を読む必要は一切なくなります。もし、以後に読む必要性のある書籍が存在するとしたら、それは『詳説 正規表現 第3版』という本になるでしょう。
本日読了。
フリッツ・ライバーによる《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズで唯一の長編となる作品です。物語のスケールは小さいのですが、ライバーの描き方が上手いので展開が読めず最後までテンションを緩めずに読み進む事ができます。
またシリーズの端々に垣間見える、ネーウォン世界のバックグラウンドたる壮大な宇宙観は、D&Dのプレーンに似た多次元界の存在をにおわせています。それがAD&D時代に、ワールドセッティングとして発表されもしたランクマーワールドのD&Dとの親和性を示しているのでしょうか。
著者によるまえがきを読む限りでは、トールキンの『指輪物語』をかなり意識しているようです。しかし、同じファンタジィとは言えトールキンの作品とライバーのこのシリーズでは対極の存在のような気がします。
本日読了。《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズの第4巻。雪山踏破の短編がいい味出してます。あとやっぱりライバーはラヴクラフトと若干の関係があったらしい。
シリーズ名は主人公2人の名前で構成されているものの、8割方主役はグレイ・マウザーだよなぁ。
本日読了。《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズの第2巻。フリッツ・ライバーって実はラヴクラフト系譜だったりするんだろうか。
本日読了。2004年末から2005年初頭にかけて新訳で復刊した《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズの第1巻。
先日読了。食通の私立探偵ネロ・ウルフが活躍する有名な作品。文章は読みやすいし翻訳も良いですね。登場するキャラクタにもメリハリがありますし、それぞれのシーンを簡単に頭の中に思い描く事ができます。
解説にもありますが邦訳タイトルが非常に素晴しい。この邦題を当てたのは故江戸川乱歩さんなのですが流石です。"BEAST MUST DIE"という原題もまた魅力的です。
読んでみると最初は倒叙かと思うのですが違います。構成がユニークで完成度もそれなりに高いので、推理小説が好きならば読むべき良作だと思います。若干残念なのは、途中、理論部分で蓋然性に頼っている所でしょうか。
女流現代ミステリ作家の代表格と言われる事の多いP.D.ジェイムズの探偵小説です。何故かこの作品は本格物と評価されているようなのですが、それが僕には不思議です。少なくとも、僕が読んだ限りではハードボイルドの臭いが強く、であるが故に異色を放つ作品だと感じました。
若い女性が主人公のハードボイルドというのは、ジャンルの持つ色を考えに入れれば一見甚だ矛盾しているようにさえ見えます。しかし、それがこの小説の魅力に他ならないのです。
P.D.ジェイムズは元々純文学を志していたらしく、その文章は僕のような一般人からすると若干高尚で、読み易いとは言えません。その点がマイナスでしょうか。ですが、その点を考慮しても佳作と言える作品です。
最近「チャーリーとチョコレート工場」の原作者という事で名が知られるようになったロアルド・ダールの短篇集です。前述の映画と同様、寓意に満ちた物語ばかりで読んでいると何度もニヤリとさせられます。大人の為の童話集といった所でしょうか。