僕のメインの計算機は 2012 年に購入した MacBookPro (以後 MBP) の 13 インチ、2012 Mid モデルです。
既に 5 年使っているのですが、最近アプリケーションの起動速度が遅い事が気になってきました。また 1 年程前に、内蔵スロットイン DVD が、DVD を飲み込んで吐き出さなくなってしましました。
調べてみるとハードディスクを SSD に換装すれば速度の問題はかなり改善しそうです。また内蔵の DVD ドライブも簡単に交換出来そうなのでやってみる事にしました。
必要物品
まず準備。交換部品は以下の通りです。
SSD: Crucial 2.5 インチ MX300 275GB DVD: CrownTrade Macbook 対応用 パナソニック UJ-898 交換用 DVD ± R/RW ドライブ
この他に必要な物が 3 つ。MBP の底面のネジを外す為に必要な#0 の精密ドライバー、HDD に付いているネジを外す為に必要な T6 のトルクスドライバー、HDD から SSD にデータを移す為に必要な USB3.0-SATA 変換ケーブルです。
精密ドライバー #0
トルクスドライバー T6
このベッセルのトルクスドライバーは柄ではなく芯の途中に指のかかりが良くなるようにギザギザが付いていて、弱い力でネジを回したい時など便利です。
USB3.0-SATA 変換ケーブル
データ移行
USB3.0-SATA 変換ケーブルを使って SSD を外付けドライブとして接続して下さい。その状態で MBP をシャットダウンし、command+R を押しながら電源を入れます。 こうする事でディスクユーティリティが起動してきます。
左ペインから移行先の SSD を選択し、上部メニューの復元をクリックすると以下のような画面になります。
復元もととして、現在使っている HDD を選択して下さい。そして復元をクリックすると、データの移行が始まります。僕は 150GB 程度の使用容量でしたが、USB3.0 接続で 45 分程度で終わりました。
もし復元もとのパーティションが SSD の総容量より大きいとエラーが発生します。その時はディスクユーティリティを使って、復元もとのパーティションサイズと縮小して下さい (これはかなり時間がかかります。途中で MBP がスリープすると進まなくなるので要注意)。
部品交換
では MBP を裏返してネジを外します。外す対象のネジは 10 本あります。ネジの種類は 3 種類。長いネジが 1 種類、短いネジが 2 種類です。短いネジは全ネジが 3 本、段付きネジが 4 本あります。長いネジは 3 本です。これらのネジは比較的硬い素材みたいなので、舐めにくくはなっていますがネジ頭を舐めてしまうと悲惨なので注意して下さい。ネジを回す時の力の入れ具合いは、押す力が 7 割、回す力が 3 割の感覚で。
以下の写真の赤丸が段付きネジ、青丸が全ネジ、黄丸が長いネジです。
これで底面の蓋が取れます。外すと中身は以下のようになっています (以下の写真は既に SSD 交換後)。
右下が HDD/SSD スロットです。右上が DVD スリムドライブです。
HDD/SSD スロット周辺を拡大してみます。
黄丸で囲んだ 4 本のネジを外すと HDD を持ち上げる事が出来ますが、まだ SATA ケーブルが刺さったままなので気を付けて下さい。この 4 本のネジは樹脂のアダプタから完全には抜けません。どれだけ緩めてもアダプタに嵌ったままです。HDD の画面左端に付いている灰色の縦長の部品が SATA ケーブルのコネクタです。これはひっぱれば外れます。
画像を取り忘れましたが HDD 自体に 4 本のネジが付いています。これも外します。この時 T6 のトルクスドライバーが必要になります。
HDD から外した 4 本のネジを SSD に同じように付け、SATA コネクタを装着し、という感じで逆順に SSD を付ければ完了です。
NVRAM のリセット
MBP でハードウェアの交換を行なった後、NVRAM をリセットする必要があります。交換後の初回起動時に以下の手順で NVRAM をリセットして下さい。
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