2004年6月23日水曜日

占いの分解能

 ウェブ上には色々な占い(というか性格診断)を行なってくれるサイトがありますね。動物占いだのなんだのと。しかし中には酷いものもあって、回答事項が誕生年月日と血液型しかないような占いもあります。これだと、仮に誕生年月日を1901年1月1日から2000年12月31日の100年間を選択可能だとすると、占いの分解能は146,100でしか無い訳です。おおよそ地球上には60憶人の人間が入るわけですから、この分解能だと、1つのグループには41,067人が所属する事になります。つまり地球上に自分と同じ性格の人が4万人以上もいるという訳です。
 全く個性という物を無視してますよね。同じ誕生日で同じ血液型の人がいたら、同じ性格だという事になっちゃう訳ですし。

 もし分解能を60憶以上にしたいならば、2択(Yes/No)の質問ならば34種類の設問が必要(2の34乗は約86憶)ですし、4択の質問ならば17種類必要(4の17乗は約171憶)です。当然、1つでも回答が違えば、違う結果になるようにしなければいけません。つまり2択34種の設問であれば結果は約86憶種類用意する必要がある訳です。

 60憶の個性を表現し得る占いをするのは大変そうですね。

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