2004年10月31日日曜日

【今日の映画】笑の大学

ストーリィ : ★★★★ アクション :  映像 : ★★☆ 音楽 : ★★★

 三谷幸喜さん原作・脚本の映画です。takesuと一緒に練馬にあるワーナーマイカルで観て来ました。

 三谷幸喜さんのジョークセンスって日本では割と珍しいですよね。どちらかと言えばアメリカとかイギリス的なジョークだと思います。この映画も場面は、殆ど1種類しか無いのですが、会話の流れだけで何度も笑わせてくれます。とてもオススメなんですが、有り体に言ってしまうと、この映画を映画館で観る必要性は、あまりありません。どちらかと言うとDVD化されてから、自宅でジックリ観た方が楽しめるんじゃないかと思います。



2004年10月30日土曜日

uim-skk

 実験用のデスクトップマシン(Debian sarge)に、uimを入れてみました。それまではskkinput2を使っていたのせすが、uim-skkの方がSKKとの互換性が高そうなのでテストです。まだちょっとしか使っていませんが、SKKの便利な機能(「かな」モードで"z."と入力すると"…"に変換される、とか)が実装されているので、skkinput2よりも使い易そうです。本当はSCIMも試してみようかと思ったのですが、まずはその下のレイヤ(つまりuim)から実験しないとね。
 Debian(sarge)でのuim-skkのインストール・設定方法は以下の通りです。

 まずはskkdicのインストール。

# apt-get install skkdic

 次にuimのインストール。Ver.0.4.5をインストールする為に、下記のリポジトリを/etc/apt/sources.listの末尾に追加。

deb http://everybody.good-day.net/~ikuya/debian/sarge/uim ./

 aptパッケージ・インデックスの更新。

# apt-get update

 uimのインストール。

# apt-get install uim

 インストールはこれで終了。次にuimの設定。以下を~/.xsessionに追加(ウィンドウ・マネージャがGnomeだったり、ディスプレイ・マネージャがGDMなら~/.gnomercかも)。

export GTK_IM_MODULE=uim
export XMODIFIERS=@im=uim
uim-xim &
uim-toolbar-gtk &
uim-toolbar-gtk-systray &

 もし、この時~/.xsessionにXMODIFIERS=@im=skkinputとか書いてあったら、行頭に#を付けてコメントアウトしておく。次に~/.uimを作成し、以下の設定を書く。

(define default-im-name 'skk)

 これでXを再起動(Ctrl+Alt+Backspaceとか)すればuimが使えるようになります。uimの起動はskkinputと同じでShift+Space。KDEの場合は他にも色々設定が必要みたいですが、僕はKDEじゃないので知りません。



2004年10月29日金曜日

bk1今週のオススメ書評

 投稿する事幾星霜(オオゲサ)、ようやく僕の書評がbk1の『オススメ書評』に選ばれました。ちょっと前にこのブログにも投稿した『プログラミング言語C 第2版』の書評です。
 いやー嬉しいですね。なにがって3000ポイントのbk1ポイントが。これで1冊専門書が購入できる。



St.Ignutius

 JAPAN.LINUX.COMに『フリーソフトウェア信者とは』というコラムが掲載されたのですが、これの一番最初に出てくるRMSの写真を見て爆笑してしまいました。不覚だ。



2004年10月28日木曜日

今更Fetchmail

 今まではEmacs上のMewでincして、いちいちPOPサーバからメールを取得していたのですが、光を導入して粉う方なき常時接続回線になったので、fetchmailをつかって定期的にメールを取得する事にしました。これでメール取得・閲覧のプロセスは以下のようになります。

POPサーバにメールが配信される
 ↓
Fetchmailでローカルマシンのスプールにメールを取得
 ↓
Procmailでスプールからユーザ毎のメールボックスにメールを配信
 ↓
Mewでメールボックスの中身を閲覧

 fetchmailを使う為には~/.fetchmailrcを用意し以下のような設定をする必要があります。このファイルにはパスワードが書かれているので、chmod 600 ~/.fetchmailrcとしてパーミッションを変更し、自分以外は読めないようにしておきましょう。


 set daemon 300 #定期チェックの間隔を秒数で指定
defaults
 protocol pop3
 uidl
 no rewrite
 no mimedecode
 mda "/usr/bin/procmail"
 keep

poll your.mail.server #僕ならmail.trpg.net
 username your_pop_user_name
 password your_pop_password

 またprocmailでスプールからメールボックスにメールを配信する為には~/.procmailrcが必要です。

#VERBOSE=on
PATH=/usr/bin:/bin:/usr/local/bin:

# Dir setting
MAILDIR=$HOME/Mail #メールボックス
DEFAULT=$MAILDIR
LOGFILE=$MAILDIR/from-log
LOCKFILE=$HOME/.lockmail

# ここらへんは行数を正しく表示させるためのおまじない
:0
* ! ^Lines:
{
# Count number of lines
:0B
* 1^1 ^.*$
{ }
LINES = $=

# Add Lines: header
:0 fhw
| formail -a "Lines: $LINES"
}

# メールは、すべてinboxに持ってくる。
:0:
inbox/.

 これでfetchmailを実行すれば定期的にPOPサーバからメールを取得してきてくれます。こうした上で~/.mew.el(もしくは~/.emacs)に以下の設定を行なう必要があります。

(setq mew-mailbox-type 'maildir)
(setq mew-mbox-command "incm")

 これ以前に~/.mew.elにPOPサーバに関する設定項目がある場合はコメントアウトしておきましょう。でないとfetchmailとmewで二重にメールを取得してしまう事になります。僕は以下のようにしました。

(setq mew-config-alist
 '(("default"
  ("name" . "Dead Poet")
  ("user" . "siseru")
  ("mail-domain" . "trpg.net")
  ("smtp-server" . "mail.trpg.net")
;;以下の四行をコメントアウト
;; ("pop-server" . "mail.trpg.net")
;; ("pop-auth" . pass)
;; ("pop-user" . "your_pop_user_name")
;; ("pop-delete" . nil))))


2004年10月27日水曜日

【今日の読書】プログラミング作法/Brian.W.Kernighan、Robe Pike/アスキー出版

 C言語の生みの親であるカーニハンと、ベル研で次世代OSを目指したPlan9を手掛けるロブ・パイクという豪勢な執筆陣の本書。書名の通り、プログラミングにおける様々な作法について解説しています。書籍内では主としてC、C++、JAVAを用いて解説されていますが、紹介されている内容はそれ以外の言語でも通用するものです。

 単なる記法には留まらず、スマートなアルゴリズムの在り方、適切なデータ構造の選択といったプログラミングに重要なTipsを紹介しています。デバッカを用いないデバッグの方法などは、統合環境を使っているプログラマにとっては新鮮な内容かもしれません。テストの重要性や自動化の方法、移植性を高めるためのプログラミング手法など、プロ・アマを問わず全てのプログラマにとって有益な情報の塊です。

 会社の新人教育や学校のプログラミングの授業では、こういった事はなかなか教えてくれません。スキルアップを望む人ならば読むべき一冊であると言えます。


bk1



新自作マシン見積り

 自宅にDVDを再生する機械が1つも無いのが不便なので、主としてDVDで映画を観るという目的の為に、新しいデスクトップマシンを自作する事にしました。デスクトップマシンを新規購入するなんて4年ぶりでしょうか。
 現在メインで利用しているThinkPad X23はMobile Pentium3 833MHzで、デスクトップマシンはCeleron 433MHzという、だいぶ時代遅れな構成です(といってもそんなに不満はありませんが)。なので、どう組んでも、今の環境と比較したら「超高速」マシンになります。おおむね以下のようなスペックにするつもりです。ざっと試算もしてみました(価格は2004年10月26日調べ)。

  • CPU: Pentium IV 2.40A GHz(Socket478, FSB533MHz, L2, 1MB, Prescott) /13,160円
  • メモリ: PC3200(DDR400) 512MB(CL2.5)×2 /8,380円×2
  • HDD: HDS722512VLAT80 (120GB,8MB,7200rpm, UltraATA/100)×2 /8,730円×2
  • マザーボード: APOEN AX4SG-UL /10,070円
  • 電源ユニット: OTN-350WOF /15,540円

 合計72,990円となります。電源ユニットはファンレスです。またHDDは片方をリムーバブルにします。それ以外は今では平凡なスペックと言って良いでしょう。ケースと光学ドライブは余っているものが1つあるので、それを利用します。将来的にはDVI接続の液晶ディスプレイにするつもりなので、その時にはグラフィック・カードを増設する必要があります。
 今月中に秋葉原に買い出しに行って、早速組み立てる予定です。



2004年10月26日火曜日

Linuxのメインストリーム

 武藤健志さんの日記経由で、『日本におけるFedoraの紹介のされ方にもの申す』という文書(以後『もの申す』と略)を発見した。
 まずは上記リンク先を読んでほしい。『もの申す』で関根達夫さんが主張されている事は、もっともだと思う。だた、折角PC-UNIX系の著書を多数発表されている関根さんなのだから、異議を唱えるだけでなくて改善案も出してほしかった。

 Red Hatがコンシューマから手を引いた今、日本ではメインストリームとなるLinuxディストリビューションを欠いているように思う。しかしながら、依然としてある主の「Linux流行(オープンソース流行だろうか?)」は続いており、それに追従した各出版社がLinuxを題材にした書籍を多数出版している。

 実は僕自身1年前まで出版社に勤めており、その編集部でLinux系書籍の編集を担当していたが、少なくともその現場には僕を含めてLinuxに通じている編集者は1人もいなかった。そこへ流れてくるのは、表層的な「FedoraはRed Hat Linuxの後継だ」という噂なのである。当然それを聞いた編集部は「では次回のLinux本はFedoraでいこう」と安直に、その噂を信じ、Fedora自体の中身を検証する事なく「メジャなディストリビューションでなければ販売数が伸びない」という理由を盾に企画を進めてしまう。

 そこには長期的な視線は無い。Fedoraが「開発者向け」ディストリビューションだと言う事を知らないのだろうか。標準のカーネルは2.6系だし、システムロケールはUTF-8だし、かなり挑戦的なディストリビューションなのである、Fedoraは。だいたいFedoraのメンテナンス(サポート)期間は極めて短かい。Fedora Regacy Projectも動きが鈍く、とても頼れる状態ではないのだ。
 例えばサポートが終了したFedora Core 2のカーネルにセキュリティホールが発見されたとして、up2dateyumapt-getもできずに自力でThe Linux Kernel Archivesから、最新版カーネルを取得して、自力でカーネルアップデートできる初心者がどれだけいるのか。全く無責任極まりない。
 にも関わらず、編集部内では「ユーザの利便性を考えるならメジャなディストリビューション、インストールの簡単なディストリビューションを選ぶべきだ」というお為ごかしが蔓延し、編集者達は「我々はユーザの事を考えている」と勘違いしているのだ。

 どのディストリビューションとは言わないが、開発者向けなぞではなく、安定したサポートが望めるディストリビューションを書籍の題材として選択すべきなんじゃないだろうか。例えそのインストーラがCUIしか用意されておらず、とっつき難くても――いやとっつき難いからこそ、書籍のサポートが必要なんじゃないだろうか――Linuxを使って半年後、1年後にもそのユーザが安心して使えるディストリビューションこそを紹介してほしいものだ。



Google八分

 StarChartLog@cocolog経由で知りましたが、また不良企業告発サイトが1つGoogle八分にあったようです。それもなんとSeesaaのサービスを使って公開されているもの。その名もズバリ『シナジー内部告発:シナジーワールドワイドの現状を問うブログ』というもの。
 まだ、ちらっと読んだだけですが、中々興味深い内容です。数日以内に削除されてしまうようなので、みなさんも御覧になっては如何でしょうか。



2004年10月25日月曜日

【今日の映画】コラテラル

ストーリィ : ★★★ アクション : ★★☆ 映像 : ★★★☆ 音楽 : ★★★☆

 トム・クルーズとジェイミィ・フォックス主演の映画です。土曜日にSCOOTERと先行レイトショウで観てきました。
 ストーリィというよりは演出が良い作品ですね。物語のリズムは淡々としているんですが、音楽や映像に気を配っているので飽きません。

 ジェイダ・ピンケット・スミスって美人ですよねえ。化粧映えする顔だし。マトリックスに出演していた時から感じていましたが。



2004年10月23日土曜日

iPod miniねぇ……

 300分の1程度の確率になりそうだし、参加してみますか。普段は移動しながら音楽聞いたりしないんだけれど、万が一(←用法が正しくない)当ったら学生時代のように移動中も音楽のある生活を送ってみよう。



ARMORTEC 800 OFFENCIVE

 MUCSLE POWER 50を里子に出して、ARMORTEC 800 OFFENCIVE(AT800OF)を購入しました。4UG5のモデルです。

 AT800OFはトップヘヴィでシャフトが硬い、ハードヒッタ向けの攻撃型ラケットです。力の無い僕には不向きなんですが、最近スマッシュ強化を目指しているので無理を承知で選択してみました。

 確かにシャフトが難くて、若干肩が負けてしまう事があるんですが、自分としてはシャトルをコントロールし易くて気に入ってます。筋トレと合わせて更なるスマッシュの強化を狙いたい所です。



【今日の読書】紅茶を注文する方法/土屋賢二/文春文庫

 最早おなじみとなったプロフェッサ・ツチヤのパラドキシカルなエッセイ集。巻を追う毎に土屋さんの文章は巧みになり、可及的速やかに読者を混乱と笑いに誘ってくれます。

 土屋さんが提供する笑いは「条理」という名の「格」を破る「破格」の笑いです。不条理な論理、詭弁、小理屈、逆説に満ちています。著者の哲学者という立場を鑑みれば、こういった弁舌は「常識とは何か」といった深遠な事柄を読者に問うているようにも思えますが、行間からはとてもそんな深謀遠慮は伺えない所がツチヤさんのツチヤさんたる所以なのでしょう。良く言えば軽妙洒脱。

 重苦しい週刊文春に吹く一陣の風。御覧あれたし。


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2004年10月22日金曜日

【今日の読書】Emacs Lispでつくる/渕野昌/日本評論社

 Emacs Lispを使ってEmacsを便利に使おう、という主旨の本。なのだけれど、対象としているのが、ある程度Emacs Lispに通じている人なので初心者が読んでもピンと来ない点が多いでしょう。逆に「setqとは何か」というような基本は殆ど説明せずに、具体的な機能の実装手順を紹介しているので、そういったノウハウを求めている人向けと言えます。

 難点は、書籍発売時点で既にEmacs21が出ていたにも関わらず、Emacs20ベースで書かれている事と、例題があまりにも著者の環境に依存し過ぎていて一般性を書いている事でしょうか。著者と似たような目的(主たる目的はLaTexでの論文著述)でEmacsを利用している人にはクリティカルな内容ではあります。

 Emacs Lispの基礎を学びたいならば別の本を選択するべきです。逆に初心者本には書かれていないノウハウを知りたいなら、本書は良い選択肢になるでしょう。


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【今日の読書】プログラミング言語C 第2版/B.W.カーニハン・D.M.リッチー/共立出版

 著者であり、C言語の開発者であるKernighanとRitchieのイニシャルからK&Rと呼ばれる事の多いこの本。所謂、C言語のバイブルです。まず、読んで分かるのは例題として書かれたプログラムのソースが、(ある種の癖を含むものの)洗練されている事でしょう。そして、順次提示されるソースは、それぞれが独立しているのではなく相互に絡みあって最終的に連結したプログラムになっているのも優れた点です。

 悪い所もあります。例えばポインタの演算を多用し過ぎている点。この書籍が書かれた時点では、ポインタ演算は速度の点でアドバンテージがあったのかもしれません。現在ではその利点も然程大きくはなく、ソースコードの可読性を高めるという要件からポインタ演算の多用を嫌うシーンも多くなっています。

 とは言え、C言語の原点という意味では、本書に勝るものは規格書そのもの以外には存在しないでしょう。Cプログラマならば、通読しておくべき1冊であると言っても過言ではありません。


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人体の不思議展

 火曜日にSCOOTERと、有楽町国際フォーラムで開催されている『人体の不思議展』に行ってきました。前回公開された時は、土曜日に行ったのですが入場まで4時間待ちという状態だったので諦めてしまったのです。
 今回は平日の昼間とあって、入場を待たされる事はありませんでしたが、中に入ってみると意外に人が沢山いてビックリしました。それも中年の女性(専業主婦?)っぽい人が多いのですよね。

 展示内容は、中学校の保健体育の授業を再確認するって程度の代物なんですが、やっぱり実体を間の当たりにするのはインパクトがあります。意味も無く変なポーズを取っている全身模型とかは面白かったですね。「弓を引く人」とか。



2004年10月18日月曜日

浦和 VS 横浜

 takesuに誘われて、10月17日に埼玉スタジアムで行なわれた、浦和レッズ対横浜マリノスの試合を観戦してきました。始めてのサッカー観戦です。
 僕自身はバドミントン以外のスポーツには、全然興味が無いので行く前はちょっと気が重かったのですが、意外に楽しめました。少なくともチケット代の元は取れたかな、と。ただしスタジアムが遠いのがネックですね。自宅からdoor to doorで2時間強かかるんだもんなぁ。



2004年10月16日土曜日

話法

 つい先頃、小学校の同級生が結婚する事になりその祝いという事で、クラス会に参加してきました。それからと言うもの、何かと小学校の同級生に誘われて、さして面子も替わらず飲みに行ったりしていました。
 今週の火曜日にも、寒くなってきたし鍋でもしようという事で、女友達の家に集まって飲んだのですが、その時に痛感した事があります。その日は、最初女3人男1人(つまり僕)で飲んでいて、途中から更に男が1人来て計5人でした。

 感じた事というのは他でもない、この女友達3人の話が僕にとって、ひたすらつまらない(興味をそそらない)という事。主として僕に原因があるのです。僕の趣味と言えば読書(ミステリ、SF、ファンタジィ)、TRPG、パソコンいじり、バドミントンと最後のものを除けば、まさにオタクな訳です。テレビも見なければ、音楽もジャズをたまに聴くだけ、出不精でファッションに興味も無い。これで彼女達と話が合うという方が不思議な状態。

 友達が話ていな内容の9割は、現在のカレシがどうの、片想いの人がどうの、元カレがどうのという事なんですが、これだけならまだ気になりません。しかし、どの話をとってもヤマなしオチなしでは、なにをかいわんや。別に芸人じゃないし、意識して盛り上げようとする必要は無いんですが、こうもダラダラと「あっそう」としか返答しようの無い話をされると辛いもんですね。

 注意深く観察してみると、そもそも女の子3人も「会話」してるのではないんですよね。誰か1人が一方的に喋って、それ以外は時折相槌を打つ程度で原則聞いているだけ。で1人が話終わると別の娘が話始めて同じ状態になるのです。そこにインタラクティブなコミュニケーションは感じられません。
 更に今度は聴き手に注目してみると、時折話者の話す内容に合わせて首肯したりはしているものの、携帯電話をいじっていたり、(話者ではない)別の所をみつめて何やら考え事をしているようだったりと、殆ど「右から左」の状態です。僕からすると、話者が憤慨しないのが不思議なくらいの態度なんですよね。
 こういう会話のメソッドって、女性同士の場合に多く見られるように思うんですが、どうしてなんでしょうね(偏見の可能性が高いか)。少なくとも僕はこういう手法で話はしないし、僕の親しい男友達にもこういう話法を用いる奴はいません。

 女性は話好きだ、なんて言いますけど、これってきっとconversationじゃなくてspeechの事ですよね。で、男が好きなのはdiscussion。

 男友達が途中から来てくれたのは地獄に仏、でした。



2004年10月14日木曜日

風邪

 阿呆な事して、みずから友達の風邪を貰ってしまいました。最初は鼻だけだったけど、なんか頭重いし怠い……。週末DMできんのかな。



【今日の映画】バイオハザードII アポカリプス

ストーリィ : ★★ アクション : ★★★ 映像 : ★★★ 音楽 : ★★

 前作は観ていないのですが、予告に引かれて観てみました。まあ普通に面白いんですが、最後の3への引きが長くてしつこいのが気になりました。ミラ・ジョヴォビッチってリュック・ベッソンの『ジャンヌ・ダルク』以降、悲惨な役しか貰ってないですね……。



【今日の映画】アイ・ロボット

ストーリィ : ★★★☆ アクション : ★★☆ 映像 : ★★★ 音楽 : ★★

 アイザック・アシモフの『われはロボット』が原作という事で観てきました。原作は短篇集ですし、映画が元の作品とは全然違っているのは覚悟の上です。そもそも原作はロボット工学三原則を軸に、キャンベル博士が次々と論理展開していく、という静的な構成が主なのです。
 さて映画ですが、主題が分かり易くまとめられていて良いと思います。まあ無駄が少ない。予告も上手いミスディレクションになっているし。



2004年10月1日金曜日

心理テストと叙述トリック

 takesuのblogに心理テストサイトへのリンクがあったので、1つやってみました。しかしこういう心理テストって、判定する題目に対して素直な質問文が多いですね。質問と、その回答(4択なりの)を読めば「ああ、この選択肢を選べば、こういう結果になるだろうな」という予測が簡単にできる、という事です。
 当然回答者は質問文そのものの影響からは逃れられない訳で、虚心坦懐に心理テストを受けるのが意外に難しいのかもしれません(質問と選択肢から、ある程度結果が予測できてしまうならば、自分の望む結果をある程度の範囲内で得る事が可能です)。

 その「予測」を防ぐ方法として、ここは1つ、心理テストにも叙述トリックを導入するというのはどうでしょうか。例えば「職業判断心理テスト」という題目で、それらしい質問と選択肢を提示します。にもかかわらず「結果」には「実はこのテストは職業判断ではなく恋愛傾向の心理テストでした」と書いて、恋愛傾向に関する診断結果を表示させるのです。こうすれば、結果的に回答者は虚心坦懐に回答した事になります。