AWK(オークと読む)は文字列処理が得意なインタプリタとして、古くからUNIX界隈で使われて来たツールです。
AWKというと、One Linerの嚆矢というイメージが強く、普段から使っていても「プログラミング言語」という感覚で相対する事は多くありません。本書では、One Linerとしてのテンポラリな使い方ではなく、プログラミング言語として如何にAWKを使うかという所に力点を置いて解説してます。
惜しむらくは、書籍が出版されたのが10年も前なので使っているawk(jgawk)のバージョンが古い所でしょうか。書籍内でも触れてはいますが、新しいバージョンのawkだと若干動作が違ってしまう部分があるようです。
それでも技術書としては安価ですし(その分紙質が悪かったりしますが)、またコンパクトな書籍なので持ち運び易いのも良い点です。巻末にはリファレンスも付いているので、"man awk"の代わりとしても使えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿