DMをする予定なので、早速購入しました。秋葉原のイエローサブマリンRPG-SHOPでゲットです(ついでにD&D特集だった季刊RPG2号も)。まあ、英語版も持っているわけですが、データ部はともかくバックグランドやシナリオをそのものは日本語の方が遥かに楽ですね。イントロダクションと1章を読みましたが、D&Dゲーマ心をくすぐる良いバックグラウドを持つシナリオだと思います。熱いですよ。キャンペーンをしたい人にはおすすめです。ところで「赤い」より「赤き」の方が格好良いと思いません? ま、内輪ではRoHDと書き記す事が殆どだと思うので、どちらでも影響はないですけど。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
2007年4月25日水曜日
【今日の読書】プログラミングの心理学 25周年記念版
- 書名
- プログラミングの心理学 25周年記念版
- 著者
- ジェラルド・M・ワインバーグ
- 訳者
- 木村 泉、角田 博保、久野 靖、白濱 律雄
- 出版
- 毎日コミュニケーションズ
- 価格
- 3000円
- ISBN
- 4-8399-1594-6
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2521107
本日読了。
追記
プログラミング(とプログラマ)周辺の社会学といった内容の古典です。元は1971年に発刊された書籍なので、ここで言うプログラミングというのはメインフレームでの事になります。コーディングシートとかパンチカードとかClassicalな単語が頻出します。また、時折出てくるソースコードもPL/IかFORTRANです。71年というとようやくPascalが発表された頃で、プログラミング言語Cに至っては、まだ発表されていません(FROTRANが57年、PL/Iが64年、Cは72年)。メインフレーム全盛の時代の書かれたコンピュータ系の書籍で現在も生き残っているものって、あとは『人月の神話』くらいでしょうか。
2007年4月23日月曜日
【今日の読書】コンサルタントの道具箱
- 書名
- コンサルタントの道具箱
- 著者
- ジェラルド・M・ワインバーグ
- 訳者
- 伊豆原 弓
- 出版
- 日経BP社
- 価格
- 2200円
- ISBN
- 4-8222-8172-8
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2335092
原題は『More Secrets of Consulting: The Consultant's Tool Kit』ですが、まさに『コンサルタントの秘密』の続編とも言うべき内容です。
2007年4月21日土曜日
【今日の読書】ピープルウェア 第2版
- 書名
- ピープルウェア 第2版
- 著者
- トム・デマルコ、ティモシー・リスター
- 訳者
- 松原 友夫、山浦 恒央
- 出版
- 日経BP社
- 価格
- 2200円
- ISBN
- 4-8222-8110-8
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2087859
本日読了。
2007年4月20日金曜日
腕力と読書の相関
『ハッカーと画家』、『Joel on Software』、『コンサルタントの秘密』、『スーパーエンジニアへの道』、そして現在読んでいる『ピープルウェア 第2版』と、最近技術そのものよりは、プロジェクトマネジメントのようなエンジニアリング周辺の話題を扱った本ばかり読んでいます。興味がそちらに移ったという事ではありません。本当なら技術そのものについて書かれた本を読みたいのですが、多くの技術書は
- 判型が大きい(B5以上)
- 重い
- その両方
の特徴を持つ物が殆どなので、通勤電車で読むのは辛いんですよね。なのでA5や菊判以下の判型の書籍のうち良書と名高い物を選んで読んでいっているわけです。流石にAPUEとか詳解TCP/IPとかUNIXパワーツールとか、ちょっと僕の腕力では支えきれそうにありません。
2007年4月18日水曜日
【今日の読書】スーパーエンジニアへの道
- 書名
- スーパーエンジニアへの道
- 著者
- G.M.ワインバーグ
- 訳者
- 木村 泉
- 出版
- 共立出版
- 価格
- 2800円
- ISBN
- 4-320-02563-6
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/766536
本日読了。邦題はあまり良くないですね。気恥ずかしくてレジに持って行くのが躊躇われます。原題は『Becoming a Technical Leader: An Organic Problem-Solving Approach』で、内容はリーダ(マネージャ)論です。
一人SICP読書会
でもしようかと思ったり。SICPというのは『Structure and Interpretation of Computer Programs Second Edition』こと『計算機プログラムの構造と解釈 第2版』という書籍の事です。MITでプログラムの基礎にあたる授業で使われているテキストなんですが、読んだ人の多くが絶賛する良書です。SchemeというLISPの方言を使っており、Schemeの入門書としても機能するとか。僕にとっては、高度な内容なので独力で読み下せる自信はないのですが、interestでexcitingである確度の高いコンピュータサイエンスの本を読まずにいる、というのは耐え難い苦痛です(特に僕みたいなペダンチックで、アカデミズムへの憧憬を捨てきれない人間には尚更)。積ん読技術書が溜まっているので、それも消化しないといけないのですが……。
とりあえずThinkPadにGauche(Schemeの処理系)はインストールしてみました。
2007年4月16日月曜日
【今日の読書】コンサルタントの秘密
- 書名
- コンサルタントの秘密
- 著者
- G.M.ワインバーグ
- 訳者
- 木村 泉
- 出版
- 共立出版
- 価格
- 2800円
- ISBN
- 4-320-02537-7
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/736379
本日読了。縦書きな事に驚きました。コードや数式が出てくるわけでもないので、問題はないのですけれども。和書だったら教養系の新書で出版されそうな内容です。
追記
ワインバーグ氏の文章は読みやすいですね。穏かな口調ですし、ユーモラスでもあります。コンサルタントと言うと僕は最初にオラクルな人達が思い浮ぶのですが、ワインバーグ氏はソフトウェア技術に関するコンサルタントに限らず「良き相談役とは」という視点で物語っています。エンジニアやビジネスパースンに限らず、私生活でも役に立ちそうなアドバイスに満ちているので、誰にでも勧められる本です。
2007年4月15日日曜日
自宅<->羽村
友人のSCOOTERと2人で自宅から多摩川サイクリングロードの河口付近に出て、終点の羽村堰まで往復してきました。天気も良くて気持ちよかったのですが、復路が強烈な向かい風だったので疲れました。走行距離120km。
2007年4月14日土曜日
動かす楽しみ
読書履歴を見れば一目瞭然ですが、僕はサンデイ・プログラマ(趣味グラマと言ったりもする)だったりします。僕の職歴は、コンピュータ系書籍編集者→プログラマ→フリータを経て現在ではサーバ屋の真似事をしています。
高専の情報科卒なので学生時代からプログラミングには親しんできたのですが、学生時分は「ハードウェアの事なんか知らん! OSから上だけの世界でプログラミングするんだ」と思っていたのですが、最近では完全に逆行して「仮想化なんか知らん! OSから下の世界が楽しいんだ」と考えています。
しかし学生時代にハードウェアや低レイヤの勉強はサボっていたので、今更苦労しているわけです。アセンブリ言語やCPUの構造に触れた講義も沢山あったんですけどね……。コンパイラの実装の話しとか。
そんなわけで、/.J経由で知った組込みリアルタイムOSであるPrexの開発者Kohsuke Ohtaniさんのblogにある『OS開発の愉しみ』を読んで非常に羨ましいとか思ってしまいました。特に『2)完成したシステムのドライブ感』の部分がいいですね。完成したプログラムが思い通りに動いた瞬間に、コードが頭の中を駆け巡るのは快感です。
あのレベルまで自分が到達できるか不明ですけれども。
2007年4月13日金曜日
再帰によるループ
昼休みに川合史郎さんの『Schemer's Way』を読んでいて、
例えばこんな具合だ。do ~ while 構文は必要か、とか、いや for文だけでいい、とかいう議論は実装の詳細だ。結局この議論は、ループのための構文は必要か、という議論に抽象化できる。で、「末尾再帰の最適化」というものがあれば、ループのための構文をわざわざ用意しなくても、関数呼び出しで事が足りる、ということがわかったと思って欲しい。
という文章を目にしたとき、突然、再帰によるループというものがイメージできました。自宅だったら「ああ!」と叫んでいたんじゃなかろうか。しかし今までイメージできていなかった自分って頓馬だよなぁ。再帰構造のプログラム自体は学生時代にクイックソートの習作とかで書いた事はあるに。ちゃんと考えれば分かるじゃん。
2007年4月12日木曜日
【今日の読書】Joel on Software
- 書名
- Joel on Software
- 著者
- Joel Spolsky
- 訳者
- 青木 靖
- 出版
- オーム社
- 価格
- 2800円
- ISBN
- 4-274-06630-4
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2630647
本日読了。
著者のジョエル・スポルスキは、もともとMicrosoftでExcelの開発チームにいたプログラマで、現在ではFog Creek Softwareという会社を設立しています。本書は著者のウェブサイトに掲載されていたJoel on Softwareという一連のエッセイを書籍化したものです。サイトでは現在も次々とエッセイが公開されています(日本語訳されたものがFrom The Joel on Software Translation Projectにあります)
ジョエルの語り口はユーモラスですが辛辣で、説得力があります。彼が語る事の多くは、ソフトウェアマネジメントの世界に属しています。しかし、全体としてアメリカにローカライズされているので、本文に現われるアドバイスを日本で実現するのは難しそうです(不可能、というわけではありません)。
2007年4月11日水曜日
2007年4月10日火曜日
【今日の読書】ハッカーと画家
- 書名
- ハッカーと画家
- 著者
- Paul Graham
- 訳者
- 川合 史郎
- 出版
- オーム社
- 価格
- 2400円
- ISBN
- 4-274-06597-9
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2516196
本日読了。
LISPハッカーとして有名なポール・グラハムのエッセイです。書籍に収録されているエッセイの殆どはウェブで公開されたもので、多くは日本語訳も存在します(Shiro:HackersAndPaintersを参照)。
非常に、扇情的というか読者に不思議と「やる気」を喚起させる文章ですね。グラハム氏のLISP万歳っぷりに辟易しつつもLISPを勉強したいと思ってしまう、そんな文章。nerd(オタクに比較的近似した意味を持つ英単語)として辛い青春を送った作者が、いま現在nerdとして悲惨な青春を送らんとしている未来のハッカー達に捧げるアドバイス、という風味もあります。技術的な意味で役に立つ書籍か、と言われると疑問ですが読んで面白い本である事は確かでしょう。
2007年4月9日月曜日
Debian GNU/Linux 4.0(Etch) Release
Debian GNU/Linux 4.0(Etch)がリリースされましたね。僕はsidにしてしまったので、直接は影響ありません。しかしこれからexterminalにあった不安定なパッケージがsidに雪崩のように落ちてくるのが不安です。1、2週間はupgrade無しで行こうかな。
2007年4月6日金曜日
【今日の読書】Binary Hacks
- 書名
- Binary Hacks
- 著者
- 高林 哲、鵜飼 文敏、佐藤 祐介、浜地 慎一郎、首藤 一幸
- 出版
- オライリー
- 価格
- 3200円
- ISBN
- 4-87311-288-5
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2729499
本日読了。C++の勉強をしてから、再度読みなおす予定です。
2007年4月5日木曜日
【今日の読書】プログラミングRuby 第2版 ライブラリ編
- 書名
- プログラミングRuby 第2版 ライブラリ編
- 著者
- Dave Thomas with Chad Fowler and Andy Hunt
- 訳
- 田和 勝
- 監訳
- まつもと ゆきひろ
- 出版
- オーム社
- 価格
- 4200円
- ISBN
- 4-274-06643-6
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2706149
本日読了。『プログラミングRuby 第2版 言語編』に続くライブラリ編です。原書『Programming Ruby: The Pragmatic Programmer'S Guide, Seconde Edition』の後半部分になります。
Rubyの組み込みクラス/モジュールと標準ライブラリの解説に終始したリファレンス本です。refeやriのようなオンラインドキュメントで十分、という人には不要な本かもしれません。書籍としてのリファレンスがほしいかったり、プロによって校正されたcomfortableな日本語で読みたい、という人向けでしょうか。僕は2分冊された書籍の片方だけを購入しない、というasymmetryを許容できないし、書籍の形態でリファレンスを持っていると便利なシーンも多いので購入しました。
2007年4月4日水曜日
【今日の読書】プログラミングRuby 第2版 言語編
- 書名
- プログラミングRuby 第2版 言語編
- 著者
- Dave Thomas with Chad Fowler and Andy Hunt
- 訳
- 田和 勝
- 監訳
- まつもと ゆきひろ
- 出版
- オーム社
- 価格
- 3800円
- ISBN
- 4-274-06642-8
- bk1
- http://www.bk1.co.jp/product/2706150
本日読了。仕事で各種作業の自動化スクリプトを作る事が多いのですが、今までは実行環境の問題があってPerlで書いていました。本番環境にやたらとアプリケーションをインストールしたりできませんし、SolarisなんかだとRubyは標準でインストールされていません。しかし職場環境が変わり、比較的自由にツールが選べるようになったのでPython・Rubyの2つで迷った末に日本語資料の豊富なRubyを選択するに至りました。
以前にも『たのしいRuby』を読んではいたのですが、あの書籍はRubyの本当に基礎的な部分にしか触れていない上、Rubyのバージョン1.6をベースに書かれています。そこでRubyの詳細に触れ且つバージョン1.8を覚えるという目的で、本書を選びました。
本書は第2版ですが、第1版はpickaxe(ピッケル)本と呼ばれ、Rubyについて書かれた主たるドキュメントとして高い評価を受けていました(第1版はバージョン1.6をベースに書かれています)。僕は第1版は読んでいませんが、第2版を読む限りでは前の版で得た評判を傷付けるような事はありません。何かのプログラミング言語を修得している人が、Rubyを学ぶには丁度良い本だと思います。
補足
原書『Programming Ruby: The Pragmatic Programmer'S Guide, Seconde Edition』は1冊のまとまった本ですが、日本語版は本書(言語編)とライブラリ編の分冊になっています。本書は原本の前半部分にあたります。
2007年4月3日火曜日
Reading C++
『Binary Hack』を少しずつ読み進めているのですが、これまた何とも高レベルな低レイヤ本ですね。200ページ程度読みましたが、紹介されているhackの3割くらいしか理解できていません。
問題はそもそも僕がC++を読めない事なんですけどね。ライブラリやらSTLやらだの以前にC++の基本的な文法を知らない上、オブジェクト指向プログラミングに慣れていないのでクラスだの継承だのと言われると、辛いわけです(<ダサいな俺)。
仕方がないのでBinary Hackを読み進める前にC++の基礎を勉強しようと思うわけですが、Cはある程度知っている人がC++を覚えるための良書って何かありますかねえ。C++の本は巷に溢れているんで、選択の幅が広すぎて困ります。『C++プライマー 第4版』は量が膨大(1000ページ弱)だし、無難に『独習C++』あたりでしょうか。