この前、時間があったので田町にあるオーダーメイド自転車店『シクロサロン』に行ってきました。店主は植原さんという、有名な自転車パーツコレクタの方です。関西にあるシマノ自転車博物館には「植原コレクションパーツコーナ」という展示ブースもあるとのこと。
事前にネットで調べてみると、シクロサロンは“クラブモデル”というカテゴリの自転車が得意とありました。僕は、「クラブモデルとスポルティーフの違い」が分からなくて、以前から気になっていたので、今回シクロサロンに行く最大の目的は「植原さんにクラブモデルとスポルティーフの違いを教えてもらうこと」になりました。
店に行き、挨拶をして早速聞いてみました。クラブモデルとスポルティーフの違い。すると以下のように明確に答えてくださりました。
基本的には、その2つは非常に似通った車種です。両方とも700Cのホイールで、タイヤはロードレーサと比べれば若干太め。泥除けは標準装備です。
クラブモデルはイギリス、スポルティーフはフランスで発展した車種なんですね。
最も大きな違いは、スポルティーフはフロントバッグを装備する事を念頭に置いているので、標準的にフロントキャリアが付いています。フロントキャリアを装備するにはカンティブレーキ台座が必要な事が多いので、ブレーキもカンティなのが普通ですね。
一方クラブモデルは、サドルバッグを装備する事を念頭に置いているので、フロントキャリアは付いていません。ブレーキもセンタープルが標準的。私(植原さん)はフロントバッグが好きじゃないんでクラブモデルなんです。
その他、細かい違いを指摘するならライトの取り付け位置の違いとか、泥除けのステーがスポルティーフはU字で、クラブモデルはY字というのもあります。
と教えていただき、ひとつ賢くなりました。他にもいろいろオーダ車の事を教えてもらいました。僕みたいな若造にも、にこやか且つ丁寧にいろいろな話を聞かせてくれました。
ちなみにオーダをお願いすると価格はどれくらいですか、と聞くと「フレームが12万くらいなので、シマノの105ベースで組むとするなら30万円弱って所ですね」との事。店内にはオールドパーツが所狭しと陳列されていて、部品売りはしないけれど、フレームオーダをするならば、それらのパーツを使って組んでくれるらしいです。
- 店名
- シクロサロン
- 店主
- 植原 郭(うえはら かん)さん
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 営業時間
- 10:00-20:00
- 住所
- 東京都港区芝5-20-22(慶応通り振興会という道幅の極端に狭い商店街の中)
- 最寄り駅
- JR京浜東北線田町駅、都営三田線三田駅
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