2006年6月29日木曜日

自転車で行ける距離

「ここまでどうやって来たの?」
「自転車で来たよ」
「へえ、近いんだ」
「そうだね。ここまで片道20kmって所かな」
「え!」

 スポーツバイク乗りとそうでない人の間で頻繁に繰り広げられる会話ではないでしょうか。僕も、しょっちゅう似たような状況に出くわします。

 ロードレーサ系の自転車ならば、初めてスポーツバイクに乗る人でも、比較的簡単に20-25km/hの速度を維持して走ることができます。余程体力が無い人か、サドルやハンドルのポジションが合わないのでなければ、25km/hで1、2時間走り続けてもさしたる疲れは感じません。

 スポーツバイクで移動するならば直線距離20kmの場所へは、都内ならば平均1時間前後で到着できるでしょう。東京駅を中心にした半径20kmの円の中には、西端に三鷹市、東端に千葉県船橋市、南端に神奈川県川崎市、北端に埼玉県川口市が入ります。

 僕はスポーツバイクを乗り込んでいないので、片道50km圏内が「自転車で行って1日で帰ってこれる距離」です。もっと乗り込んでいる人で装備も整っているならば、片道100kmくらいは1日で往復できます。

 スポーツバイクに乗ったことが無い人にとっては、自転車で移動する最長距離というのは、乗車時間にして20分、距離だと4kmというところでしょう。車重はロードレーサの倍(17kg前後)、シングルギア、高速を維持しづらく長時間乗ると疲れるポジション。ママチャリに乗っていれば当然の感想です(安価でメンテナンス不要という、日常的に使う道具としては重要な利点がママチャリにはありますけれどね)。

 それくらいスポーツバイクとママチャリには差があるのです。



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