網羅的に紹介する事は分量的に難しいので、幾つかの主だった地域を簡単に紹介していきます。
最初は世界の名前にもなっているGreyhawkです。
●Free City of Greyhawk
- 首長
- His Solemn Authority, the Lord Mayor of Greyhawk - Nerof Gasgol
- 人口
- 58,000(city); 75,000+ (周辺地域含む)
- Demi-human
- Some[*1]
- Humanoid
- Some
- 資源
- silver, electrum, gold, platinum, gems (I-IV)
[*1] "many"は最大20%、"some"は最大10%、"few"は5%以下。
先に掲載した地図のほぼ中心、Nyr Dyvの南にあるのが自由都市Greyhawkです。Free City of Greyhawkという名称ですが支配地域はその市だけではなく、周辺の地域に及んでいます。地域まで含めて改めて呼ぶ場合Domain of Greyhawkと言われます。その領域内にはHardbyやElmshireといった街があります。
Greyhawkのそもそもの起源を辿るとKingdom of Aerdy以前に、地方の豪族が打ち建てた町に至ります。その豪族は交易等で栄えてLandgraf of Selintanと呼称される様になりました。その後Landgraf of SelintanはGreat Kingdomの支配を受けますが、何世紀かの後にGreyhawkは独立し現在の自由都市となります。
この街が大きく栄えたのは前市長Zagig Yragerneが現われてからです。後にポートフォリオを得てdemigodとなるZagig (神としての名の場合綴りがZagygになる) はCY375年に市長となります。Zagigの統治の下で隆盛していったGreyhawkはいつしか、彼自身がGem of Flanaessと渾名する程までに成長しました。Zagigの謎めいた失踪の後、Greyhawkは若干の衰退期に入ります。Cairn HillsやMistmarshの洞窟へお宝を求めて発生したゴールドラッシュならぬダンジョンラッシュとも言うべき大量の冒険者の流入によりGreyhawkは再び活性化しました。
余談ですが、GygaxがD&Dの最初のキャンペーンを始めた時には世界設定というものは存在しませんでした。とある都市の地下に広がる13階層の迷宮があっただけです。キャンペーンを進めていく内にGygaxは自分のキャンペーンのキャラクタ達が、迷宮探索で入手した財宝を売却したり或いは休憩を取ったりする場所が必要という事に気付き、その「とある都市」の設定を作りました。それがCity of Greyhawkです。
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