死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
アリバイ崩し物の嚆矢と言われるクロフツの『樽』です。(ミステリ好きの間という意味程度の)世間的な評価は高いようなのです。しかし僕は「刑事が足で勝負する」という傾向にあるミステリが好きではありません。やはり快刀乱麻を断つが如く、派手に事件を解決してほしいなと思っているからです。なので期待はせずに読みました。
結果としては、期待しないで良かったという所です。かといって面白くなかった訳ではありません。プロットは緻密ですし、徐々に証拠と推理を詰み上げていく様は、それなりに見物です。
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