網羅的に紹介する事は分量的に難しいので、幾つかの主だった地域を簡単に紹介していきます。
● Grand Duchy of Geoff
- 首長
- His High Radiance, Owen I, Grand Duke of Geoff
- 首都
- Gorna (pop. 4,800)
- 人口
- 65,000
- Demi-human
- High Elves (6,000), some others
- Humanoid
- Some[*1]
- 資源
- cloth, copper, silver, gold, gems (I)
[*1] "many"は最大 20%、"some"は最大 10%、"few"は 5%以下、"doutful"は殆ど 0%。
Geoff は Sheldomar Valley 西部にある大公国です。TSR/WotC のオフィシャルの Greyhawk セッティングの展開の中で大きな変転がある国ですが、ここでは CY576 年前後の状況を前提に紹介します。
Geoff は Flan 系民族の血統や伝統が色濃く残っている土地柄です。公用語としては Common (Oeridian によって広められた言葉) が使われていますが、固有名詞には数多の Flan 語が残存しています。例えば Geoff の人々は自分の国を Gruff と、自分達の民族を Gryi と言っています。
元々 Gruff の地では大小様々な Flan の氏族が暮していました。この氏族の纏まりが現在の Geoff 国内の地域区分である Cantrev (州や県に似た意味の Flan 語) の元になっています。10 ある Cantrev の長は Arglwyths 或いは Llwyr と呼ばれ、それぞれ伯爵や子爵に相当します。これらの貴族が臣下の礼を取る相手が Brenin と呼ばれる封建君主です。Geoff は Sheldmar Valley の盟主たる Keoland の冊封を受けており、その冊封体制下では Brenin は大公爵として扱われます。
この国は北を Barrier Peaks、西を Crystalmist Mountains、南を Stark Mounds、東を Dim Forest という天然の要害に囲まれた地勢なので、歴史的に Flaneass の戦乱とは無縁に過してきました。しかし最近では Crystalmist Mountains に住まう Ogre や Giant が度々平原まで襲撃をかけてきており人々を悩ませています。
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