2012年7月30日月曜日

【今日の読書】ミラー衛星衝突(下) [615]

書名
ミラー衛星衝突(下)
著者
L.M. ビジョルド
出版
創元SF文庫
価格
9800円
ISBN
bk1
http://honto.jp/netstore/pd-book_03510709.html

 本日読了。

2012年7月29日日曜日

【今日の読書】ミラー衛星衝突(上) [614]

書名
ミラー衛星衝突(上)
著者
L.M. ビジョルド
出版
創元SF文庫
価格
1029円
ISBN
978-4-488-69814-0
bk1
http://honto.jp/netstore/pd-book_03510709.html

 本日読了。ようやく出版されたヴォルコシガンサガの新作です。

2012年7月21日土曜日

Baba Yaga's Dancing Hut 3 [136]

 Baba Yaga's Dancing Hutキャンペーンの3回目でした。DMはつるさん。参加者は以下の通り。全員途中で14レベルになっています。

  • [撃破役], アクィナス, Hybrid Wizard/Avenger, Oathsworn, Tiefling, つかださん
  • [撃破役], ベルタ, Ranger, Avalanche Hurler, Eladrin, からくりさん
  • [防衛役], ユナ, Paladin, Astral Weapon, Half-elf, いっちゃん
  • [指揮役], カナデ, Cleric(Templar), Paragon of Victory, Half-elf, さるしんごさん
  • [制御役], ダグザ, Hybrid Wizard/Swordmage, Academy Master, Githzerai, 死せる詩人

 12時前に開始19時版に終了。3戦闘遭遇でした。戦闘以外も色々仕掛けがあって楽しめます。

 以下、参加者によるレポートなど。

2012年7月7日土曜日

Gauntlgrym Gambit [135]

 Prince of UndeathのDMが風邪でお休みという事で急遽単発セッションをする事になりました。DMはつかださん。参加者は以下の通り。全員4レベルです。

  • [防衛役], チャトゥーラ, Warden, Minotaur, 画伯
  • [指揮役], ウルドレン, Warlord, Svirfneblin, さるしんごさん
  • [制御役], ファーサマー, Hunter, Satyr, 羽生さん
  • [撃破役], セレス, Avenger, Eladrin, からくりさん
  • [撃破役], スカモス, Sorcerer(Elementalist), Tiefling, 死せる詩人

 シナリオはDungeons誌の物です。中々良い出来のシナリオでした。5戦闘遭遇で12時に開始して途中珈琲休憩を挟みつつ19時過ぎには終了。

 以下、参加者によるレポートなど。

2012年7月3日火曜日

Bromptonのギア比表の謎

 以前BWRの内装3速ハブが発表されたばかりの頃に、以下の様なギア比構成の表も一緒に公表されました。

 この表は1速、2速、3速、6速のそれぞれのBromptonの最も軽いギア比と最も重いギア比を示した物です。左から3列目の「Standard ratio - metric」というのは、それぞれのギア比の時にクランク1回転で進む距離をメートル単位で示しているので解り易いと思います。例えば6速ならば、最も軽いギアの時はクランク1回転で2.63メートル、最も重いギアの時はクランク1回転で7.93メートル進むという事です。

 謎なのは左から2列目の「Standard ratio - inches」の項目にある数値です。3列目と比較すると比例関係にあるので間違いなく何かの単位でクランク1回転当たりの距離を示しているのだとは思うのですが、単位が良く分かりません。インチと書いてありますが、例えば6速の一番軽いギア比の所には33インチとあります。1インチは2.54センチメートルですから33インチだとたったの0.84メートルにしかなりません。

 この表を見て以来、2列目についてはずっと謎のままで時折思い出しては不思議がっていました。

 漸くこの2列目の謎が解けました。それを説明するにはまず、ペニーファージング型と呼ばれる自転車について話さなければいけません。まずは写真を御覧下さい。

 これがペニーファージングと呼ばれる自転車です。見ての通り前輪が巨大です。前輪の大きさは物によって色々あるようですが直径が1.5メートル位はあります。それに比して後輪は申し分け程度に小さい車輪が付いています。
 またペニーファージングではクランクが前輪に直結しており、一輪車と同じ構造になっているのも分かります。従ってペニーファージングにギア比というものはありませんが、駆動輪である前輪とクランクが直結している訳ですからクランク1回転につき駆動輪は1回転する事になります。そういう意味ではギア比が1.0であると言えます。
 そしてクランク1回転に対して駆動輪が1回転するのですから、クランク1回転で進む距離は駆動輪の円周長と同じになります。円周の長さは直径と円周率の積ですから、仮に直径33インチの駆動輪であれば

 直径33インチ × 円周率3.14 ≒ 103.7インチ = 2.63メートル

となります。

 お解りになったでしょうか。つまりBWRのギア比表の2列目の数値は「仮にBromptonがペニーファージング型の自転車だったとして、駆動輪の直径が何インチであれば1クランク当たりの進む距離が、変速機を備えた現実の自転車と等しくなるか」という数値を表わしているのです。非常に回りくどい方法です。何故こんな表現をしているのかと言うと、それにはイギリスでの自転車の歴史が関係ある様です。

 最初に登場した自転車の原形はベロシペード(velocipede)と呼ばれる物です。

これは前後2つの車輪がありますがクランクは無く、サドルに跨って地面を蹴って進む物です。それの前輪に直結したクランクを付けて駆動させる物が次に出現します。これを元に作られたのがペニーファージングです。

 ペニーファージングの時代はまだ変速機どころかチェーンとギアと使った駆動方式の自転車すらありませんでした。この頃は高い速度を得たければ駆動輪を大きくするしかなかったので、股下の長さが許す限りまで前輪が大きくなっていきました。そして前輪が大きい自転車程速い自転車であると考えられていたのです。

 ペニーファージングの後にセーフティ型と呼ばれる、かなり現在の自転車に近い形を持つ自転車が作られます。クランクはギアとチェーンで後輪に繋がれています。

 セーフティ型が出現した直後はセーフティ型よりもペニーファージングの方が一般的だったのでペニーファージングは「オーディナリィ(ordinay、「一般的な」という意味の英語)」と呼ばれる様になります。
 この頃、セーフティ型の自転車を販売する際に、当時はセーフティ型よりは普及していた為に一般的な自転車だと考えれていたペニーファージングと比べた場合、どの程度の速度を出し得るか――つまりどれだけ速い自転車なのか――という指標として「もしこの自転車がオーディナリィだったら前輪がこれほど大きくなっている(のだから速い)」という値が利用されていたのです。

 そしてそれ以後自転車の1クランク当たりの進む距離を、その距離と同じ長さの外径を持つ車輪の直径という数値――ペニーファージングだったら前輪がどれくらいの大きさになるか――を使って自転車の性能を表わす様になり、それが現在でも一部で使われている、という事の様です。