宮本さんのBlog『Deck of Many Things』で
他にも実話らしいのだが、「Rogueが、bracers of armor +3, Dex 18, ring of protection +1, amulet of natural armor +2, DodgeとMobilityのfeatを持っていて、fighting defensivelyする。Rogueは、 wraithとlongswordを持った透明なfighterとのthreatened squareを通過し、手にinflict light woundsを保持したClericの隣に停止して、grappleを試みる。RogueはClericに対しDodgeを宣言する。誰が誰に対しACが幾つでAoOの権利があるか述べよ。」という問題も。
ルールの勉強という意味では有用と思うので、誰か我こそはと思う人は回答をコメント欄にどうぞ。
なんて話題が上がっていました。最初コメントに書こうと思ったんですが文字数オーヴァーで怒られてしまったので、こっちに書きます。以下回答。
ルールは3.5Eだと考えます(Threatened AreaではなくThreatened squareと書かれていますし)。
まずAoOの権利から。
Threatened Squareを通過した事によるAoOをWraithとFighterからRogueは受ける。
Improved Grappleを持たずにGrappleを試みた事によるAoOをClericからRogueは受ける。
それぞれのAoOに対するRogueのAC。
WraithによるAoOはIncorporeal Touch Attackなので、有効なACはBracers of Armor+3、Dex18(+4)、Ring of Protection+1、Mobility(+4)、Fighting Defensively(+2)なので、AC24AC22。
透明な(Invisibilityしている)FighterからのAoOに対しては、Bracers of Armor+3、Dex18(+4)、Ring of Protection+1、Amulet of Natural Armor+2、Mobility(+4)、Fighting Defensively(+2)なので、AC26AC24。もしこのRogueがUncanny Dodgeを持っていないならばInvisible Attackerに対してはDex Bonus(及びDodge Bonus)がACに加算出来ないので、AC16。
ClericからのAoOは、相手がInflict Light WoundsをHoldしている為Touch Attackなので、有効なACはDex18(+4)、Ring of Protection+1、Dodge(+1)、Mobility(+4)、Fighting Defensively(+2)となりAC22AC18。
追記
冷静に考えるとFighting DefensivelyはAttack ActionなのでRogueが攻撃し始めるまではACに対するBonusは発生しませんね。
また、MobilityのBonusは移動によるAoOに対してしか働きません。よってGrappleが原因で発生した、ClericからのAoOに対してBonus加算するのは誤りですね。
追記2
もし遡上のRogueがRogue Level 2以上でTumble Skillを5 Rank以上持っているならば、Fighting DefensivelyによるDodge Bonusは+2から+3に上昇します。従って、その時はClericに対するACが1上昇し19となりますね。
Kiryuさん御指摘ありがとうございます。
それぞれのBonusは、
- Bracers of Armor = Armor Bonus(但しIncorporeal Touch Attackにも有効)
- Dex = Dexterity Bonus
- Ring of Protection = Deflection Bonus
- Amulet of Natural Armor = Natural Armor Bonus
- Dodge = Dodge Bonus
- Mobility = Dodge Bonus
- Fighting Defensively = Dodge Bonus
多分これで合っていると思います。でもこんな問題、D&Dばっかりプレイしている人なら直ぐ分かるんじゃないかなぁ。少なくとも、うちのグループの人は皆分かるでしょうね。