TRPGゲーマの間では割と有名な本ではないでしょうか。フランスが擁する知識人カイヨワによる「遊び」に関する考察です。
前半部分は「遊び」の種類と分類に関する話ですが、この分類がなかなか興味深いですね。カイヨワによれば、遊びは模擬、競争、運、眩暈の4つに大別できるという事です。模擬とは「お医者さんごっこ」に代表されるゴッコ遊びのようなもの、競争とは将棋やチェスといった他人との勝負を行なうもの、運はチンチロリンのようなもの、眩暈というのは子供がグルグルと激しく回りながら動きまわるようなもの、の事です。
後半部分は「遊び」の文化論でしょうか。社会に於ける遊びの意味や宗教との関係など広汎な事柄について論じています。
ゲームについて考えるならば、一読しておいた方が良い書籍と言えますね。
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