5年程前にベストセラーになった本です。僕は天邪鬼な人間なので、流行している本は余り読まないのですが、古本屋で安く売っていたので購入しました。
筆者は岩波書店が刊行している国語辞典の編纂などをしている日本語のプロと言える方です。この書籍の中でも、その能力は遺憾無く発揮されているように思えます。
まず説明文の論旨が明確で分かり易い事。そして例文も特異な物は上げず、新聞や過去の有名文学作品と言った癖の少ないものが選ばれています。
ポイントを絞って、手っ取り早く「読み易い日本語の文章」を書く為のテクニックが知りたい人は目を通すと良いのではないでしょうか。
筆者の方は本文の中から極力恣意を排除するように努力されたようですが、やはり所々著者の主義主張が見えてしまっているのが残念な所でしょうか。
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