2004年5月31日月曜日

【今日の読書】弓弦城殺人事件/カーター・ディクスン/早川ミステリ文庫

 巻末に解説の替わりなのか知らないけれど、探偵小説論が掲載されているんですが、これが最悪です。
 何がってカーター・ディクスの別の作品(爬虫類館の殺人)のメイン密室トリックを、盛大に暴露しているからです。多かれ少なかれ探偵小説論では、ネタバレは仕方無いとは思いますが、何の予告も無しに淡々とトリックを解説しやがるのですよ。ふざけんなっつーのボケ。

 本編の方は、翻訳が悪いのか元の文章が悪いのか判然としませんが、読み難くて辟易しました。どうも情景が想像できなくて、全体の流れが頭に入らないんですよ。

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