- 書名
- すばらしき新世界
- 著者
- オルダス・ハクスリー
- 訳者
- 黒原 敏行
- 出版
- 光文社古典新訳文庫
- 価格
- 1132円
- Amazon
- すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)
本日読了。
死せる詩人のWeblogです。読書記録とDungeons and Dragons Role Playing Gameのセッション記録が主です。リンクは御自由にどうぞ。
本日読了。
本日読了。どうやら『虐殺器官』と若干の繋りがある作品みたいです。といっても強固な連続性がある訳ではなくて、このハーモニーで描かれている世界が虐殺器官のおよそ 50 年後であり、虐殺器官の最後で発生する事件が本書の時間軸での過去に於ける重大事件としって扱われている、という程度です。
「高度に発達したディストピアはユートピアと見分けが付かない」みたいな世界が描かれていますが、ディストピア小説の多くがそうである様にこの作品も我々が暮す「現在」の社会状況を小説内の未来でオブラートを包んで叙述している向きがあります。
D&D5版の単発セッションを遊びました。PCは11レベル、DMは僕です。シナリオは3.5版時代のRappan Athuk Relodedを使いました。
PC 名 | クラス | 種族 | 属性 | 背景 | PL 名 |
---|---|---|---|---|---|
パライエッタ | Paladin11 (Oath of Vengence) | Half-Elf | NG | - | そばさん |
ダレス | Warlock11 (Pact of Tome) | Human | NG | - | 六平文吾さん |
ピピン | Bard10 (College of Lore) / Cleric1 | Halfling | NG | - | つかださん |
カリュア | Monk11 (Way of the Four Elements) | Human | LN | - | 画伯 |
エルチ | Rogue9 (Thief) / Barbarian3 | Eladrin | cG | - | からくりさん |
PHBのVariantは全て採用、DMGのVariant/Optionの内利用しているのはSubraceのEladrinだけです。他は一切利用していません。
本日読了。著者の伊藤計劃という人は2009年に34歳で夭折しています。書き残した長編小説は本書の他に「ハーモニー」と「メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」の2つのみ。これ以外に中編である「The Indiference Engine」を書いています。「屍者の帝国」は、伊藤計劃が書いた遺稿であるプロローグの30ページ程を元に円城塔が続きを書いた合作です。
本書は現代ではまだ実用化されていない技術が人口に膾炙した近未来を描いているという意味では確かにSFなのですが、SFというよりは軍事小説という側面の方が強いと感じました(そもそもSFと軍事小説は両立不可能な物ではありません)。
本日読了。M&Sシリーズの3巻目です。
本日読了。M&Sシリーズの2巻目です。
本日読了。円城塔のデビュー作? 所謂、実験小説なんでしょうか。個々の文章は日本語の文としてギリギリ成立しているんですが、全体を通してみると小説というか物語というかそういう構造のセオリィをあっさりと無視しているので、かなり読みにくいと感じました。ただ時々はっとするような場面や情景が描かれているので、なんとも表現しがたい読後感です。
本日読了。Gシリーズです。
5 版キャンペーンの第 3 回です。シナリオは公式の Hoard of the Dragon Queen です。以下には大量のネタバレがあります。DM はつかださん。参加者は以下の通り。
PC 名 | クラス | 種族 | 属性 | 背景 | PL 名 |
---|---|---|---|---|---|
エコー | Monk4 (Way of the Four Elements) | Human | LN | Sailor | 画伯 |
エルマー | Cleric4 (Light Domain) | Human | CG | Noble | からくりさん |
チックス | Wizard4 (Divinar) | Gnome | NG | Sage | さるしんごさん |
ラディスラク | Fighter1/Paladin3 (Oath of Vengence) | Human | LN | Outlander | 六平文吾さん |
セラピナ | Rogue4 (Thief) | Halfling | NG | ?? | ほえほえさん |
グリフレット | Fighter4 (Battle Master) | Human | CG | Outlander | 死せる詩人 |
前回の終了時点で全員 4 レベルになりました。Human Valiant でなければこのレベルで初めて特技を取得する事になります。
カルト・オブ・ドラゴンの駐屯地から救出したハーフエルフの修道僧レオシン・アランサが報酬をエルターレルの街まで取りに来てくれというのでそこまで行く事に。エルターレルはグリーネストから 200 マイル離れているので徒歩で 6 日かかります。しかし良く考えてみると助けてもらっておいて、報酬を 200 マイル先まで取りに来いってのは随分な話です。
エルターレルの黒鹿亭に行くと、ここはオーダ・オブ・ガントレットの御用達の店になっていて、ハーパのエージェントであるレオシンの名を出すと若干騒ぎになりました。擦った揉んだした挙句にガントレットのこの地区の支部長であるオンタール・フラムという禿、髭、太鼓腹というドワーフっぽい外見の人間のおっさんと知り合いになります。彼はレオシンとも知り合いで、オンタールによるとレオシンは現在街を出ていて 2 日後に戻ってくるとの事。呼び出しておいて外出しているとかやっぱりこのレオシンって失礼な気がしてきた。
2 日の間エンターレルの街で Down Time としてめいめいに過し失礼な修道僧を待ちました。彼から報酬を貰うと、そこで更に追加の依頼を受けます。カルト・オブ・ドラゴンの連中は各地からの略奪品を集めて、キャラバンに偽装してどこの根拠地まで運んでいるのでそれを追跡し可能なら根拠地を探ってほしいという内容です。
特にする事も無いし金になるならという理由ではなく、断るとシナリオが終わりそうなので依頼を受けました。作戦という程のものでもありませんが、そのキャラバンに護衛として同行するわけです。レオシンからの報酬の他、護衛任務の日当も入るので金銭的にも一石二鳥であります。キャラバンはベルゴストからバルダーズゲートを経由してウォータディープまで行く事は判明しています。
道中合計で 5 回の戦闘がありました。オーガを含むオークの部隊や、トロルなどに遭遇しましたが 4 レベルな事もあって特に苦も無く撃破出来ました。一番面倒だったのは飛行しているペリュトン (Peryton) でしたね。
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表題のキャンペーンです。DM は羽生さん。レベルは全員 17 です。参加者は以下の通り。
12 時開始で 16 時半終了。途中で抜ける人が2人いたので短かめに 2 戦闘遭遇でした。今回終了時の経験点で 18 レベルになったようです。DM によれば最終的に 19 まで到達しそうとの事。
DMG の目次が先行公開されています。PDF ファイルです。
Chapter 1 はゲーム世界の在り方について書かれた章ですね。神々の事、地図、住民、言語・方言、組織、魔法の存在、キャンペーン作成方法、キャンペーンでの事件、プレイスタイル、ゲームにおける遊び方の「階梯」などなどです。
Chapter 2 は次元界についてですね。次元界については別の Excerpt でシジルが紹介(PDF ファイル) されています。PHB の巻末に Great Wheel が紹介されていたので、それに沿った形になるのでしょう。
Chapter 3 はシナリオ (Adventures) の作成方法です。エンカウンタの作り方やランダムエンカウンタもここにあります。
Chapter 4 は NPC 作成方法ですね。パーティの一員としての NPC の他、Hireling のルール、悪役の作成方法と悪役向けのクラスなどが載っています。
Chapter 5 はシナリオ内の環境設定についてです。ダンジョンや野外のマッピング、野外活動のルール、都市での遭遇、罠についてです。罠については 1 ページ分公開されています。
Chapter 6 は冒険と冒険の間の処理についてです。シナリオを接続する方法、キャンペーンの記録、休養期間中の活動等々。
Chapter 7 はお宝! ランダムトレジャー表やマジックアイテム、知性を持つマジックアイテム、アーティファクト、その他の報酬といった項目があります。
Chapter 8 はゲーム進行に関する章です。テーブルルール、ダイスロール関連、能力値の使い方、探索、Social Interaction もここにあるので Inspiration に関する記述も多少は存在するかもしれません。物体関連ルール、戦闘、追跡 (Chases)、攻城兵器、病気、毒、狂気、経験点などの項目があります。毒のページは一部が公開 (PDF ファイル) されています。
Chapter 9 は Dungeon Master's Workshop とあります。Ability Options、Adventuring Options、Combat Options とあるので選択ルールが沢山掲載されているのでしょうか。独自のモンスタや呪文、マジックアイテムの作成ルールの項目もあります。新しい種族の作成ルールは一部が公開 (PDFファイル) されています。種族作成例として Eladrin と Aasimar が掲載されていますが、Eladrin の Misty Step を Innate で使えるのは強いですね。
Appendix A はランダムダンジョン作成ルールです。これも一部が公開 (PDF ファイル) されています。
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本日読了。〈真世界〉シリーズの 2 巻目です。キャンペーンの宿敵らしき存在が登場しました。
本日読了。15 年ほど前から気にはなっていたけれど、殆ど絶版だった為手を出すのを躊躇っていた作家の一人、ロジャー・ゼラズニイ。その〈真世界〉シリーズが神保町の古本屋でセットのお手頃価格で売っていたので購入しました。1 巻目はまだまだ導入という感じですね。
5 版キャンペーンの第 2 回です。シナリオは公式の Hoard of the Dragon Queen です。以下には大量のネタバレがあります。DM はつかださん。参加者は以下の通り。
PC 名 | クラス | 種族 | 属性 | 背景 | PL 名 |
---|---|---|---|---|---|
エコー | Monk2 | Human | LN | Sailor | 画伯 |
エルマー | Cleric2 (Light Domain) | Human | CG | Noble | からくりさん |
チックス | Wizard2 | Gnome | NG | Sage | さるしんごさん |
ラディスラク | Fighter1/Paladin1 | Human | LN | Outlander | 六平文吾さん |
グリフレット | Fighter2 | Human | CG | Outlander | 死せる詩人 |
2 レベルの状態でセッションを開始し途中で 3 レベルに上がり、今回のセッション終了時点で 4 レベルになりました。この低レベルでのレベル上昇速度の速さは 5 版ならではでしょう。このキャンペーンんでは経験点を積み上げてレベル上昇するのではなく、シナリオに設定されたマイルストーンに至るとレベルが上昇する方式を採っているので、今回で 2 章と 3 章 (或いは 2 つ目と 3 つ目のマイルストーン) をクリアしたという感じでしょうか。
2 章は前回グリーネストの街を襲撃してきたカルト・オブ・ドラゴンの軍隊を追撃するという流れでした。カルト・オブ・ドラゴンの軍隊に入隊したいゴロツキの振りをして部隊の駐屯地に潜入して、再びグリーネストを襲撃する予定なのか、だとすれば何時なのかという情報を入手すると共に攫われたグリーネストと係りの深いラザンダーの修道士レオシン・アランサーを救出するのが目的です。
200 を越える規模の部隊の駐屯地なので、もし間諜だという事がばれたりすれば戦ったとしても勝ち目は無いので慎重に行動する必要があります。主として賽の目に助けられて、情報収集とレオシンの救出の目処が立ちました。どうやらこの駐屯地には現在、部隊長のハーフドラゴン・レズミルとその副官が 2 名、人間のクレリックであるフルラム・モンダス、ハーフドラゴンの戦士であるラングデドロッサがいる様です。これらの士官の幕営はガード・ドレイクという強力な魔獣によって護衛されていました。また駐屯地内に厳重に守られた洞窟がありこの中にはドラゴンの卵が安置されている事も分かります。
駐屯地内に騒擾を起しその隙にレオシンと他の虜囚を助けて逃亡します。流石に駐屯地から出る時には戦闘になりましたが、チックスがスリープ呪文の 5d8 で 33 という目を出して相手の大半を眠らせる事が出来たので戦いはしめやかに終了。追撃を受けますが、これも撃退して何とか街まで逃げ切りました。
街に戻って一泊休憩してから修道士のレオシンと我々が潜入して得た情報を交換する事になりました。結果として
という事が分かりました。そして市長から再び依頼を受けます。駐屯地を逆襲しドラゴンの卵を破壊する任務です。各人様々な理由でこれを引き受けました。グリフレットは宿敵のフルラムがいるので当然受諾しました。
追撃しそして逃げてきた道を再度行き、駐屯地へと向いました。確かに駐屯地には軍隊と呼べる様な集団はおらず、ドラゴンの卵が安置された洞窟の入口の歩哨も居なくなっています。
洞窟内では裏口を発見した事でフルラムの背面を突く事に成功しクレリックの嫌らしい呪文に苦しむ事も無く撃破しました。続けてラングデドロッサも撃退。どちらの戦いでもチックスのウィザード呪文による制御でかなり戦闘が楽になっています。パーティに毛色の違う回復能力者が 2 人存在する事も戦闘の安定にかっているようです (エコーはモンクだが Healer feat を持っている)。
洞窟の最奥でドラゴンの卵を 2 つとそれを守っているガードドレイク 2 体を発見します。これに近づこうとしたと頃で天井に何とローパー! 普通に戦ったとしてもこのレベルでは勝つのは難しい相手 (CR6) です。その上相手は 30ft の高さにある天井に貼り付いているので手も足も出ません。一方ローパーの職種は 50ft も届くのです。すったもんだの挙句ローパーを一時的に無力化し、その間にガードドレイクと隠れていたコボルトを倒しドラゴンの卵も破壊しました。
この日は合計 8 戦闘しました。18 時に終了です。
本日読了。
DMG の一部が公開されています。Evil NPC 用? の Death Domain Cleric と Oathbreaker Paladin です。
Death Domain Cleric は 1 レベルで Necromancy School の Cantrip が 1 つ追加で貰えます。また Necromancy School の Cantrip は Target が 2 つになったり、Channel Divinity で追加 Necrotic Damage を与えたり、Necrotic Damage の Resistance 無効化能力を得たりします。Oathbreak Paladin は名前の通り「誓い (Oath) を破った Paladin」です。Control Undead や Frightful Presence 的な能力を得ます。
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本日読了。筆者は高校の先生のようです。元は自費出版で出していた物が評判になり中古市場で高値で取引されていたものが河出書房から商業出版されたという事みたいです。確かに分かりやすい良い本ですね。題名は「高校生からわかる」とあるので学生向きと思われるかもしれませんが、どちらかと言いうと新聞やニュースを読んだ大人が経済政策とか金融政策を吟味する為の前提知識が書かれていると感じました。
表題のキャンペーンです。DM は羽生さん。レベルは全員 16 です。途中で 17 レベルになりました。参加者は以下の通り。
12 時開始で 18 時終了。4 戦闘遭遇でした。
本日読了。社会心理学に関する本です。本書で解説されている実験はその後「ミルグラム実験」或いは「アイヒマン実験」と呼ばれる程有名になりました。実験内容か一見して予想した結果と実際の実験結果に大きな隔りがありちょっと驚くのですが、よくよく考えてみると思い当たる節があります。
この実験については「影響力の武器」でも参照されています。
DMG の内容の一部が先行公開されています。Firearms です。
Firearms つまり火器です。Bomb、Gunpowder (黒煙火薬)、Dynamite、Pistol、Musket、Automatic Pistol、Revolver、Rifle、Shotgun、Laser Pistol (Radiant Damage)、Antimatter Rifle (Nectotic Damage!)、Laser Rifle などが紹介されています。Firearms には技術レベルが定められていて使う為には技術レベルに応じた複雑度の Int 判定に成功する必要があります。Bomb と Dynamite の差が良く分かりませんが、前者が黒煙火薬を利用した爆発物で後者はニトロを使った物という分類でしょうか。ダメージ量は同じですがダメージ種別が違っています。
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DMG からマジックアイテム一部先行公開されています。Artifact の項目から Eye and Hand of Vecna と Orb of Dragonkind です。
Artifact の一般則なのか詳細は不明ですが、それぞれの Artifact は独自の効果の他にランダムで特殊効果を持つ用な記述があります。Eye and Hand of Vecna の場合はランダムで利益が 2 つ、不利益が 1 つあるようです。独自の効果は Eye だけ装備の場合、Hand だけ装備の場合、両方装備の場合でそれぞれ記述があります。またこの Artifact の破壊方法も記載があります。「Eye and Hand of Vecna を装備している者を Sword of Kas で殺す」だそうです w Orb of Dragonkind はもう少し破壊が簡単で「Dragon Breath か +3 weapon による良い打撃、Disintegrate の呪文」とあります。
マジックアイテムのデータがどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょうw
DMG からマジックアイテム一部先行公開されています。Ring の項目から 1 ページ分です。
記載されているのは Ring of Resistance (Rare) と Ring of Shooting Star (Very Rare)、Ring of Spell Storing (Rare) の 3 つです。Resistance はエナジータイプ毎に別になっています。それぞれ Acid、Cold、Fire、Force、Lightning、Necrotic、Pioson、Psychic、Radiant、Thunder の 10 種類です。Spell Storing は 5 レベルまでの任意の呪文を蓄えられて使用する時は呪文を込めた術者の能力値を使って DC 等を決定するようになっています。
マジックアイテムのデータがどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょうw
DMG からマジックアイテム一部先行公開されています。Figurines of Wondrous Power です。
希少性は Rare となっています。Rare に限らず他の希少性であっても価格や Random Treasure Table での出現頻度など具体的な価値の指針が無いとどの程度貴重な物なのかは全く判然としません。
内覧に出ているのは Bronze Griffon (Rare)、Ebony Fly (Rare)、Golden Lions (Rare)、Ivory Goats (Rare)、Marble Elephant (Rare)、Obsidian Steed (Very Rare)、Onyx Dog (Rare)、Serpentine Owl (Rare)、Silver Raven (Uncommon) の Figurine です。それぞれの効果は3版の物とほぼ同等です。Figurines of Wondrous Power と言えば Drizzt の Guenhwyvar です。Guenhwyvar は元来は Figurines of Wondrous Power; Onyx なので本来なら出現するのは犬 (riding dog) なのですが、サルバトーレマジックにより何故か本来の犬よりも数倍強力なユニーククリーチャが出現する事になっています。
マジックアイテムのデータがどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょうw
DMG からマジックアイテム一部先行公開されています。Deck of Many Things です。
「Wondrous Items, Legendary」とあります。希少価値の段階はテストプレイ版に近い感じでしょうか。今の所判明している分だと Common、Uncommon、Rare、Very Rare、Legendary ですね。テストプレイにはその上に Artifact が位置していました。
Deck の効果は一部しか内覧にありませんが、旧版と大きな違いは無いようです。しかしレベルが上昇するアイテムが存在するという事はパーティ内でレベル際が発生する可能性があるという事です。この辺は 4 版とは違う理念なのかもしれません。
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Emacsのelにtext-adjust.elという便利な物があるのですが全角句読点や鉤括弧周辺の挙動が好みではないのでルールに一部追加をしました。
(defvar text-adjust-rule-space '((("[「」、。[]{}()『』]" "" "\\ca") "") (("\\ca" "" "[「」『』、。[]{}()]") "") (("\\cj\\|)" "" "[[(0-9a-zA-Z+]") " ") (("[])/!?0-9a-zA-Z+]" "" "(\\|\\cj") " ")) "置換する空白の変換ルール.")
これで概ね自分の好みの動きになりそうです。
新たな 5 版キャンペーン開始です. シナリオは公式の Hoard of the Dragon Queen から The Rise of Tiamat へと続き 1 レベルから開始し 15 レベル前後まで到達する予定です. 以下には大量のネタバレがあります. Encounters などで同じシナリオを遊んでいる人は気を付けて下さい. DM はつかださん. 参加者は以下の通り.
PC名 | クラス | 種族 | 属性 | 背景 | PL名 |
---|---|---|---|---|---|
エコー | Monk | Human | LN | Sailor | 画伯 |
エルマー | Cleric | Human | CG | Noble | からくりさん |
チックス | Wizard | Gnome | NG | Sage | さるしんごさん |
ラディスラク | Fighter | Human | LN | Outlander | 六平文吾さん |
グリフレット | Fighter | Human | CG | Outlander | 死せる詩人 |
このシナリオには, 従来通りの経験点を稼いでレベルアップするルールの他に, 章を 1 つクリアする毎に 1 レベル上昇するマイルストーン方式が設定されていて, 今回は後者を採用しています.
チックスのプレイヤであるさるしんごさんがプレイテスト版以来 5 版は始めてだったので, シナリオ開始前にチュートリアル戦闘をしました. チュートリアルが無事に終了した後 Long Rest をして, 本編に突入しました.
最初に DM から「この章をクリアする迄は Long Rest は取れません」と宣言されます. その時は厳しい制限だな, と思いましたが後から考えてみると Long Rest の取得自体は可能ですが取得するとこの章は任務失敗で終わるだけなので, どちらかと言えば親切な宣言と言えましょう.
結局このセッションの内に第 1 章をクリアするのですが, チュートリアルを覗いて 9 戦闘する事になりました. その間の使用した Potion of Healing は 10 本以上. Short Rest で回復する Fighter 2 人の Second Wind と Human Valiant で取得したエコーの Healer Feat による回復能力で露命を繋ぎました.
第 1 章をクリアしたので Long Rest を取り, そこで全員 2 レベルに上がりました. Paladin マルチをしたラディスラク以外はそのままのクラスを上昇させています.
第 1 章が終わった時点で 17 時だったので, 2 章のさわりだけやろうという事で継続しました. そこから 1 戦闘して 18 時には終了です。
本日読了。古本で入手しました。ガイギャックスによるグレイホークを舞台とした小説です。Gord the Rogueという一連のシリーズの七作目で最終巻です。
これを書いていた頃のガイギャックスは既にTSRを追われ、D&Dに関する権利の殆どを失っていました。その腹癒せに何とガイギャックスはこの小説の中でグレイホーク世界を消滅させています。なんという大人気無い態度w 自ら作成したCastle Greyhawkの最深部13階に単身到着したRobilar (プレイヤはRob Kuntz) とTenser (同Ernie Gygax、ガイギャックスの息子) をそれぞれ中国 (Chinaですよ) に強制的にテレポートさせるとかしちゃうDMは小説でも酷い事をしますね。
1週間程前に5版のMonster Manual (以下MM) が届きました。まだ精読の完了には至っていませんが、ざっと目を通したので簡単に中身を紹介します。
MMに掲載されているモンスタは439種類です。それらのCRは0から30まであります。CR0と1の間に1/8、1/4、1/2の3種類の分数のCRが存在します。CR30まで載っていると言っても、30はTarrasqueだけですし25から29のCRのクリーチャは存在しません。30の次に高いCRで存在するのは24のAncient Red Dragonです。各CR毎のモンスタの一覧は公式サイトでCSV PDFファイルとして配布されています。
原則として1モンスタ1ページの体裁になっています。ほぼ全てモンスタにイラストが付いています (一般的な動物には付いていない)。3版と比較して個々のモンスタの特殊能力の数は抑えられている様です。例えば3版ではDemon、Devilは低位のものでもSpell-like Abilityを持っている事は珍しく無かった (例えばDretchですら持っていた) のですが、5版では高位のFiendでもInnate Spellの能力を持っていない事が多々あります。例えばMarilithは何もInnate Spellを持っていません。
各モンスタの説明は、由来、生態といった事柄が簡単に説明されています。DemonやDevilの項目にはそれぞれAbyss、Nine Hellの概要やDemon LordやArch Devilについても触れられています。
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意図してなのかそうで無いのか不明ですが、現在の5版のルールにはどう判定すれば良いのか判断しかねる部分があります。現時点で僕が発見した曖昧な部分は以下の通りです。
PHBに書かれている技能を使った判定は、かなり大雑把に書かれています。これは多分意図しての事だと思います。3版から4版の流れではルール記述を明確にして恣意的な判定を減少させる方向でした。そういう明確さを逆に窮屈に感じたり、ルールの記述が明確であるが故にDMがプレイヤにルール議論で押し切られてしまうを嫌った人達が一定数存在するという事でしょう。DMの恣意的な判断ではなくルールの記述を元にした公正な判定を望む僕の様な極端なRule Lawer DMにとって、現在の大雑把な記述は逆境でしかありません。
3版であれば術者が呪文を行使する所を見ていれば、Spellcraft技能によってその呪文が何か判別する事が出来ました。4版では影響を受ければそのパワーの効果が分かりました。しかし5版では現在の所3版のSpellcraftの様な瞬時呪文判別法が存在しません。
Concentrationは5版の呪文ルールでは非常に重要な部分です。このルールがある事で3版に見られた呪文の事前大量バフや、また4版で発生した戦闘中の敵ロックなどを防いでいます。PHBに記載されている呪文は361種類ですが、約250程が持続時間が「Instantaneous」でない呪文で、その内6割がConcentrationが必要になっています。
従って術者が現在Concentration中かそうで無いかは、戦う相手にとって重要な情報ですが、これがどの様に判別出来るのかがルールには記述が存在しません。何だか分からないけれど何か呪文を行使してその結果Creatureが召喚されたとか、氷の壁が出現したといった知性のある観測者であれば誰の目にも分かる継続的呪文効果があれば、その術者がConcentration中だろうなという蓋然性の高い予測は可能でしょう。しかしShield of FaithやMagic Weaponの様な見た目には変化が無い呪文についてはそう簡単にはいかないわけです。
表題のキャンペーンです。DMは羽生さん。レベルは全員16です。参加者は以下の通り。
12時開始で18時終了。4戦闘遭遇でした。
本日読了。江戸最後期から昭和にかけての江戸・東京に於ける貧民救済の歴史をまとめています。
Battle of Emridy Meadowsの1回目と2回目で6レベル、7レベルシナリオのDMをしました。その2回を通じて実感した事ですが、5版のDMはこれまでの3版、4版と比べて圧倒的にセッション中に計算が必要になる場面が減りました。3つの理由がありそうです。
1つはAdvantage/Disadvantageのルールのお陰です。例えば伏せ状態や不可視状態のボーナス、ペナルティが加算減算ではなくなったので計算が減っています。
2つ目はPCからモンスタに対するデバフが極めて少ない事です。あってもそのペナルティは減算ではなくてDisadvantageである事が殆どです。
3つ目はDM・シナリオ次第ですがモンスタ側にバフが無い事です。PCと同じルールでNPCを作成してキャスタを用意すれば理屈の上ではバフは存在するのですが、バフ呪文はConcentrationである事が殆どです。PCがキャスタを集中攻撃すると簡単にConcentrationが止まってしまう事を考えると、あまりそういう呪文は役に立ちません。
Debianでaptitude upgradeしてhikidocs.rbが0.0.6から0.1.0に上がったら自宅サーバで動かしているHikiがOdd number list for hashというエラーを吐いて動かなくなったので調査。
エラーの内容を見ると/usr/lib/ruby/vendor_rubyのhikidoc.rbの83行目で上記のエラーが出ている。0.0.6と0.1.0を比べてみると記法に差があったので0.0.6の記法に戻したら動いた。以下修正前後のdiffの結果。
--- hikidoc.rb.20140926 2014-08-29 04:10:41.000000000 +0900 +++ hikidoc.rb 2014-09-26 22:26:22.336724680 +0900 @@ -80,9 +80,9 @@ def default_options { - allow_bracket_inline_image: true, - use_wiki_name: true, - use_not_wiki_name: true, + :allow_bracket_inline_image => true, + :use_wiki_name => true, + :use_not_wiki_name => true, } end
前回の続きです。
DMは僕。参加者は以下の通りです。全員7レベルです。
PC名 | Class | Race | Alignment | PL名 |
---|---|---|---|---|
ノラック | Fighter (Battle Master) | Mountain Dwarf | LG | 六平文吾さん |
ジョガン | Monk (Way of the Four Elements) | Human | LN | 画伯 |
テディ | Barbarian (Bear Totem) | Mountain Dwarf | NG | LISTさん |
ランダル | Druid (Circle of the Land) | Human | TN | つかださん |
アイザック | Cleric (Knowledge Domain) | Human | LN | からくりさん |
導入はこんな感じ。
The Elemental Evil軍勢の強力な魔術将軍のKell the Eldestを一時的に撃退した君達が司令所へ戻ると、そこには焼け焦げた天幕や破壊された荷車があった。Thrommel王子らの天幕も例外ではない。周囲には沢山の人間やドワーフの兵士或いはオークやオーガの死体、馬匹の死骸が弔う者も無く転がっている。以前間者のDennakが囚われていた護送車は打ち破られ中は空になっている。
君達が周囲を捜索していると、一匹の鴉が飛んでいる事に気付く。ノームの代表ジェート・ジンブルクラップの使い魔だ。その鴉はカーカーと哭きながら、洞のある切り株へ降り立ち、それを嘴で突いた。
君達がその洞を調べてみると、1つの巻物が見付かる。
我が友よ、どうやら悲劇は私達に付き纏っているようだ。閲兵を兼て周囲の友軍を回っていたThrommel王子の戻る機会を敵が待ち伏せしていたのだ。王子は辛くも逃れる事が出来たが彼を追ってきた軍勢との戦闘になった。我らが高祭のサーテンはその激しい戦いの最中、忌しきデーモンに討ち倒されてしまった。彼は勇敢に戦った真の英雄である。それが故に彼の死は私達の鋭い痛みを感じさせる。私達の残りは皆無事である。そしてThrommelは他の地へと幕営を移した。
間者のDennakは逃げる際に我々から一冊の魔術書を盗んでいった。紅い革で装丁された「Spiral of Darkness」という奈落のDemon Bindersによる書物だ。私達はDemonのZuggtmoyを罠にかける為にこの本を必要としている。彼奴めは邪悪な寺院に隠された汚れた力を呼び起す術を知っているのだ。我が使い魔のスモークの先導でDennakを追ってくれ。その鴉が君達がどこへ行くべきかを知っている。君達が魔術書を奪還してくれた時スモークがそれを私に知らせてくれるだろう。もしその時に私が死んでいなければ。まあその時は少し不運だったという事だろう。そうじゃないか?
The Temple of Elemental Evilの舞台にもなるNulbへと行く事になります。結局7戦闘でした。一部シナリオに記載されているモンスタを先行公開されたMMのモンスタに入れ換えたり追加の遭遇を作成したりしました。
MMの一部が公開されています。Thri-Kreenです。Intellect Devourerに続きPsionic Creatureです。
CRは1です。Bugbearと同じですが、命中が低い替わりにBiteの毒が強烈ですね。通常失敗でもPoisoned、5差失敗だとParalyzedです。跳躍に対するボーナス、隠れ身に対するボーナスは旧来通りですね。またVariantとしてPsionic能力を持つ固体の場合Innate SpellとしてMage Hand、Blur、Magic Weapon、Invisibilityが使えるとあります。Thri-Kreen特有の武器GythkaとChatkchaも紹介されています。
モンスタデータがどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょうw
MMの一部が公開されています。Manticoreです。
CRは3。Owlbearと同じです。Claw*2, Biteなので攻撃力はCR並でしょうか。RangedもSpikeが3本飛ばせます。Spikeは12本あってLong Restで回復します。相変わらず野外で出会うと一方的に撃たれて大変そうですね。
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MMの一部が公開されています。Pisonic Creatureの登場、動く脳味噌Intelect Devourerです。PDFファイルになっています。
CR2なのでOgreと同じです。HPもACも低いのですが脳味噌攻撃能力が強烈です。STに失敗するとIntが3d6だけ減り0になるとStunnedになります。そしてStunnedのCreatureを対象に肉体の乗っ取りを試みてきます。今の所Ability現象を回復する方法が5レベル呪文のGreater Restorationしかないのですが………。
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2013年12月のDungeon Magazine #423に掲載されたBattle of Emridy Meadowsというシナリオを遊びました。このシナリオは元々D&D Nextの最終プレイテストルール向けとして公開されたものです。5版で遊ぶには少し工夫が必要です。また分量的には1日のセッションで終わる量ではありません、最低でも2回のセッションが必要になるでしょう。
DMは僕。参加者は以下の通りです。全員6レベルです。
PC名 | Class | Race | Alignment | PL名 |
---|---|---|---|---|
ノラック | Fighter (Battle Master) | Mountain Dwarf | LG | 六平文吾さん |
ジョガン | Monk (Way of the Four Elements) | Human | LN | 画伯 |
テディ | Barbarian (Bear Totem) | Mountain Dwarf | NG | LISTさん |
ランダル | Druid (Circle of the Land) | Human | TN | つかださん |
アイザック | Cleric (Knowledge Domain) | Human | LN | からくりさん |
ダルヴァー | Bard (College of Valor) | Half-Elf | NG | 羽生響さん |
シナリオの題名にもなっているBattle of Emridy MeadowsというのはGreyhawk世界で発生した戦さの事です。AD&D1版の有名なシナリオであるThe Temple of Elemental Evil (T1-4) の前日譚でもあります。Verbobonc内で勢力を強めていたElemental Evilの軍勢に対してFuryondy、Veluna、Verbobonc及びLortmil Mountainのドワーフ、Kron Hillsのノームの連合軍「The Righteous Host」が結成されました。
このシナリオでは、プレイヤキャラクタは彼我の戦力差およそ3対1という絶望的な状況を覆す為、連合軍の盟主であるFuryondyの王子Thrommel IVの招集を受け特殊部隊として様々な作戦を遂行していきます。この戦乱の行く末は単にキャラクタ達の手にかかっているという状況からシナリオは開始です。連合軍司令部に集合したキャラクタ達の前には将軍たるThrommelの他以下の幕僚が控えています。
そこで王子は単刀直入に頼みます。
昨晩我々は敵方の間者を捕縛した。Dennekという男だ。今この近くにある護送車に厳重な警備の下監禁している。その男は自分の命と引き換えに敵方の作戦に関する情報を提供すると申し出た。彼奴めの話によると彼の軍勢は我々に三倍する。しかし私はまだ勝機があると考えている。何故ならば私の下に集まるあらゆる報告が、敵の軍勢は組織立っておらず、また訓練を受けた形跡もない上厭戦感すら漂わせているとあるからだ。そこで我々は相手の脆弱な点であるGnollの指導者Gnaragg the Dog Kingを殺害する作戦を立てた。この忌しき者とその配下を掴まえるか壊滅せしめるのだ。それも数日以内に。「どうだ、やってくれるか」
この日は2つの作戦を完遂しました。戦闘遭遇は8回くらいかな? 最後の1つがやはり強烈でしたね。高レベルウィザードはやはり厳しい相手です。
MMの一部が公開されています。Rust Monsterです。
CRは1/2ですがHPが27もあり、このCRとしてはかなり多い方でしょう。ACも極端に低いわけではないのでCRの割に頑丈なモンスタです。が一方で通常の意味での攻撃力はGoblin程度しかありません。やはり5版に於けるCRというのは攻撃力に重きを置いたの指標なのでしょう。伝統的な錆の能力は攻守両方にあります。本人のアンテナ攻撃は鎧や盾を錆びさせます。一方でRust Monsterを攻撃するとその武器が錆びていきます。低レベルで街に戻れない状況で出会うとかなり嫌な相手ですね。
モンスタデータがどのようになっているか気になりましたか? それならば以下から買いましょうw
MMの一部が公開されています。Cambion (Half-Fiend) です。
CRは5、11HDでAC19です。Innate Spellcasting (3版で言うSpell-like ability) としてAlter Self、Command、Detect Magic、Plane Shiftが使えます。このCRで3d6 fireのRayがAction毎に2発打てるのは強力ですね。それとCharmの能力を持っているのも、3版とは違います。3レベルくらいのPCにとってはかなり強敵ですし、PCが10レベル程度になっても充分戦える能力になっていますね。
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網羅的に紹介する事は分量的に難しいので、幾つかの主だった地域を簡単に紹介していきます。
[*1] "many"は最大20%、"some"は最大10%、"few"は5%以下、"doutful"は殆ど0%。
Verboboncは現在ではほぼ独立した領地になっていますが、元々は隣国Velunaの一子爵領でした。現在でもVerboboncはVelunaの教皇の諮問機関であるCelestial Order of the Moonsに儀礼的なものではありますが席を持っています。
Gnary Forestが近いこの地は、遥か昔はエルフの住む場所でした。エルフ達はすぐにKron Hillのノームと生活を共にするようになりました。Great Migrationを経てVerboboncにも人間が入植してきて、それを機にエルフはこの地を離れて森へと帰ってしまいましたが、ノームは残り人間との共同生活を始めました。その為Verboboncは現在でも多数のノームが住んでいます。また古代のエルフの建築物なども残っており、それらの跡に人間とノームが改造を施して現在の街の姿を形作っています。
政治的にも近しい関係にある事からVelunaとは友好関係にあります。しかしVerboboncはKnights of the Hartには所属していません。またVelunaの一地域ではあったのですがRaoの勢力は強くなく、この子爵領でSt.Cuthbertが宗教的な権勢を握っています。
Verboboncの歴史について語る上で欠かせないのは近年出現したThe Temple of Elemental Evilとの戦いです。CY550年前後に出現したこの邪悪なカルトはVerbobonc南部で勢力を増大させていきました。カルトの勢力は大軍勢となり、これに対抗する為にFuryondyの王子を将軍として、Veluna、Verbobonc、Lortmil Mountainのドワーフ、Kron Hillのノームが連合軍The Righteous Hostを結成。2つの軍はEmridy Meadowsで相見えて、後代の歴史家にThe Battle of Emridy Meadowsと呼ばれる事になる合戦に於いてThe Righteous Hostの勝利という形で決着しました。
網羅的に紹介する事は分量的に難しいので、幾つかの主だった地域を簡単に紹介していきます。
[*1] "many"は最大20%、"some"は最大10%、"few"は5%以下、"doutful"は殆ど0%。
Velunaは元々Archclericy of Vollという名前のFerrond (Furyondyの前身たるGreat Kingdomの総督府) の一部でしたがFerrondがGreat Kingdomから独立すると共に別の国家として独立しました。その起源は古くTwin Cataclysms以前に遡ります。その災厄よりも前にFlanに移住してきたOerid人と、この谷間に住んでおり既にRaoを信仰していたFlan人が平和的に接触しました。移住してきたOerid人に安全な住処を提供した結果、この地ではFlan人とOerid人の混血が進んでいきます。そしてCY9年、Raoのクレリックの占星術により伝説的なCrook of Raoが発見されます。Crook of Raoが発見された地は現在ではMitrikと呼ばれ、これを機にRaoを主祭神とした国家が形成されました。
現在のVelunaはCanon of Velunaという称号を持つRaoの最高位司祭によって統治されています。諮問機関として7つの司教管区を治めるそれぞれのRao司教、City of Velunaの大司教、St.Cuthbert及びHeironeous教会の代表、そしてVeluna騎士団の高司祭からなるCollege of Bishopsと、Veluna各地域の貴族を代表した15人のCelestial Order of the Moonsが存在します。
国土は7つの司教管区とCanon自身が直接統治するCity of Velunaに分かれます。それぞれの司教管区ではRaoの司教と、その管区最大の貴族家が権力を二分して統治に当っています。
Veluna騎士団は超国家騎士団the Knights of the Hartの一員でもあります。100を越える騎士から成り、ファイターだけでなく戦いを得意とするクレリックも多数所属しています。騎士団員の殆どはRaoを信仰していますが、一部Mayaheine、St.Cuthbert、Heironeousを信仰する騎士もいます。彼らの主神であるRaoが平和や理性を尊ぶ神である事からVeluna騎士団は戦闘だけではなく交渉、調停の場などでも活躍しています。
網羅的に紹介する事は分量的に難しいので、幾つかの主だった地域を簡単に紹介していきます。
[*1] "many"は最大20%、"some"は最大10%、"few"は5%以下、"doutful"は殆ど0%。
Furyondyは元々Viceloyalty of Ferrondと言うGreat Kingdomの総督府でした。CY254年に独立してからKingdomを名乗っています。初代の王はThrommel Iです。元々首都は現在は自由都市になっているDyversでしたが、CY288に現在の王都Chendlに遷都しています。DyversはCY526年に独立した都市国家となりました。また現在も友好国である隣国Velunaは総督府時代のFerrondの領地でしたが、独立の際に別の国家になっています (従って近年Velunaから独立したVerboboncも元々はFerrondのいち地域でした)。
現在のFuryondyはFlanaessに於ける大国の一つです。その広い領地は現王家を含む8つの大貴族によって直轄統治されています。それぞれ王家以外の大貴族は"Seven Families"と呼ばれ、Reach公爵家、Crystalreach伯爵家、Gold伯爵家、March子爵家、Kalinstren男爵家、Littleberg男爵家、Willip男爵家となっています。
現在の王Belvor IVは賢君として名高く、その治世はCY537年から40年の長きに渡って続いています。Belvor IVにはThrommel IVという一粒種がいます。王子も平和と理性の神RaoのPaladinとして高名な人物です。
東南部の隣国Veluna、Verbobonc、Dyvers及びHighfolkとは友好的な関係にあります。一方で、北東に邪悪なHierarchに支配されたHored Society、Whyestil Lakeを挟んで北側には、Demon Prince Graz'ztとMother of Witchesと呼ばれる強力なNecromancerのIggwilvの息子であり邪悪なDemigod Iuzが治めるLand of Iuzという2つの脅威があります。
その為Furyondy北部の貴族は比較的国防に熱心ですが、南部の平和な地域の貴族達は軍事支出に対する税に難色を示している者も多く、常に国内では政争の焦点になっています。
Furyondyの騎士団は、Furyondy、Veluna、Highfolkの3国の騎士団で構成される超国家騎士団であるthe Knights of the Hartの一角を担う最大勢力です。150人以上の騎士が所属しています。the Knights of the Hartは有事の際は一丸となって事に対処します。この超国家騎士団は原則として専守防衛を旨としており、積極的に対外戦争に出張る事は稀です。
この国では騎士の神Heironeous、理性と平和の神Rao、知恵と応報の神St.Cuthbert、盾の女神Mayaheine、商売の神Zilchus、自由と独立の神Thithereon、旅の神Fharlanghn、大地の女神Beoryなどが主に信仰されています。
網羅的に紹介する事は分量的に難しいので、幾つかの主だった地域を簡単に紹介していきます。
最初は世界の名前にもなっているGreyhawkです。
[*1] "many"は最大20%、"some"は最大10%、"few"は5%以下。
先に掲載した地図のほぼ中心、Nyr Dyvの南にあるのが自由都市Greyhawkです。Free City of Greyhawkという名称ですが支配地域はその市だけではなく、周辺の地域に及んでいます。地域まで含めて改めて呼ぶ場合Domain of Greyhawkと言われます。その領域内にはHardbyやElmshireといった街があります。
Greyhawkのそもそもの起源を辿るとKingdom of Aerdy以前に、地方の豪族が打ち建てた町に至ります。その豪族は交易等で栄えてLandgraf of Selintanと呼称される様になりました。その後Landgraf of SelintanはGreat Kingdomの支配を受けますが、何世紀かの後にGreyhawkは独立し現在の自由都市となります。
この街が大きく栄えたのは前市長Zagig Yragerneが現われてからです。後にポートフォリオを得てdemigodとなるZagig (神としての名の場合綴りがZagygになる) はCY375年に市長となります。Zagigの統治の下で隆盛していったGreyhawkはいつしか、彼自身がGem of Flanaessと渾名する程までに成長しました。Zagigの謎めいた失踪の後、Greyhawkは若干の衰退期に入ります。Cairn HillsやMistmarshの洞窟へお宝を求めて発生したゴールドラッシュならぬダンジョンラッシュとも言うべき大量の冒険者の流入によりGreyhawkは再び活性化しました。
余談ですが、GygaxがD&Dの最初のキャンペーンを始めた時には世界設定というものは存在しませんでした。とある都市の地下に広がる13階層の迷宮があっただけです。キャンペーンを進めていく内にGygaxは自分のキャンペーンのキャラクタ達が、迷宮探索で入手した財宝を売却したり或いは休憩を取ったりする場所が必要という事に気付き、その「とある都市」の設定を作りました。それがCity of Greyhawkです。
Flanaessには幾柱もの神々が存在しますが、それぞれの神は特定の民族が持つ神話の神群を成しています。これまで説明した通りFlanaessには複数の民族が入り混っていて混血も進んでいる事もあり、中には民族を越えて広く信仰されている神もいます。少数ですが出自が不明の神も存在します。
また神にはその権能の強さに差があり、強力な力を持つ神から順にGreater God、Lesser God、Demi Godと言います。後のサプリメントではGreaterとLesserの間にIntermediate Godという階梯が加わります。
ではAD&D1版のWorld of Greyhawk Box Setを元に神群毎にまとめていきます。
Name | Domain | Alignment | Gender | Rank |
---|---|---|---|---|
Beory | Oerth, Mother, Nature, Rain | N | f | G |
Nerull | Death, Darkness, Underworld | NE | m | G |
Pelor | Sun, Strength, Light, Healing | NG | m | G |
Rao | Peace, Reason, Serenity | LG | m | G |
Allitur | Ethics, Propriety | LG(N) | m | L |
Berei | Home, Family, Agriculture | NG | f | L |
Obad-hai | Nature, Wildlands, Freedom, Hunting | N | m | L |
Zodal | Mercy, HOpe, Benevolence | NG | m | L |
Iuz | Oppression, Deceit, Pain | CE(N) | m | D |
RaoはAlliturの兄とされています。またZodalはRaoの従者と言われています。IuzはRaoと後述するSt.Cuthbertと敵対しています。
Name | Domain | Alignment | Gender | Rank |
---|---|---|---|---|
Istus | Fate, Destiny | N | f | G |
Geshtai | Lakes, Rivers, Wells | N | f | L |
Xan Yae | Twilight, Shadows, Stealth, Mind over Matter | N | f | L |
Zuoken | Physical and Mental Mastery | N | m | D |
ZuokenはXan Yaeの弟子であったとされています。
Name | Domain | Alignment | Gender | Rank |
---|---|---|---|---|
Kord | Athletics, Sports, Brawling | CG | m | G |
Lendor | Time, Tedium | LN | m | G |
Wee Jas | Magic, Death | LN | f | G |
Beltar | Malice, Pits, Deep Caves | CE(N) | f | L |
Bralm | Insect, Industriousness | N(L) | f | L |
Llerg | Beast, Strength | CN | m | L |
Lydia | Music, Knowledge, Daylight | NG | f | L |
Norebo | Luck, Gambling, Risk | CN | m | L |
Phaulkon | Air, Winds, Clouds | CG | m | L |
Phyton | Beauty, Nature | CG | m | L |
Pyremius | Fire, Poison, Murder | NE | m | L |
Syrul | Deceit, False Promises, Lies | NE | f | L |
Xerbo | Sea, Water Travel, Money, Business | N | m | L |
PhalkanとSyrullは夫婦でその父がLendor、息子がKordです。Wee JasとNoreboは恋人だと言われています。
Name | Domain | Alignment | Gender | Rank |
---|---|---|---|---|
Procan | Oceans, Seas, Salt | NG | m | G |
Zilchus | Power, Prestige, Influence, Monery, Business | LN | m | G |
Atroa | Spring, East Wind | NG | f | L |
Celestian | Stars, Space, Wanderers | N(G) | m | L |
Delleb | REason, Intellect | LG | m | L |
Erythnul | Hate, Envy, Malice, Panic | CE(N) | m | L |
Fharlanghn | Horizons, Distance, Travel | N(g) | m | L |
Heironeous | Chivalry, Honor, Justice, Valor | LG | m | L |
Hextor | War, Discord, Massacre | LE | m | L |
Kurell | Jealousy, Revenge, Thievery | CN | m | L |
Pholtus | Light, Resolution, Law | LG(N) | m | L |
Sotillion | Summer, South Wind, Ease, Comfort | CG(N) | f | L |
Telchur | Winter, North Wind, Cold | CN | m | L |
Velnius | Sky, Weather | N(G) | m | L |
Wenta | Autumn, Weast Wind, Harvest | CG | f | L |
Rudd | Chance, Good Luck, Skill | CN(G) | m | L |
Velnius(長兄)、Atroa、Sotillion、Telchur、Wenta(末妹)は兄弟でその父がProcanです。またSotilionとZilchasは夫婦で、Atroa、Sotillion、Kurellは三角関係だった事があります。FharlanghnとCelestianは兄弟です。HeironeousとHextorは兄弟でかつ仇敵でもあります。
Name | Domain | Alignment | Gender | Rank |
---|---|---|---|---|
Boccob | Magic, Arcane Knowledge | N | m | G |
Incabulos | Evil, Plagues, Nightmares | NE | m | G |
Tharizdum | Eternal Darkness, Decay | E | m | G |
Ulaa | Hills, Mountains, Gemstones | LG | f | G |
Cyndor | Time, Continuity, Infinity | LN | m | G or L |
Bleredd | Metal, Mines, Smiths | NG | m | L |
Ehlonna | Forests, Flowers, Meadows | NG | f | L |
Fortubo | Stone, Metals, Mountains | LG(N) | m | L |
Joramy | Fire, Volcanoes, Anger, Quarrels | N(G) | f | L |
Lirr | Prose, Poetry, Art | CG | f | L |
Myhriss | Love, Beauty | NG | f | L |
Olidammara | Music, Revely, Rougery, Wine | CN | L | |
Ralishaz | Chance, Ill-luck, Misfortune | CN(E) | m | L |
Raxivort | Xvarts, Rats | CE | m | L |
St.Cuthbert | Wisdom, Dedication, Zeal | LG(N) | m | L |
Trithereon | Individuality, Liberty, Retribution | CG | m | L |
Wastri | Bigotry, Amphibians | LN(E) | m | D |
Zagyg | Humor, Occult Studies, Eccentricity | CN(G) | m | D |
EhlonnaとObad-haiはライバル関係にあります。ZagygはBoccobの支援を受けて神性を得ました。ZagygとCelestianは同盟関係にあります。
今後の説明の為に現在のGreyhawkの主要な国家の名前の一覧を掲載しておきます。
Greyhawkには共通語 (Common) やエルフ語などの種族語の他に幾つかの固有言語があります。
Greyhawkの民族を紹介します。Flanaessには歴史の説明でも触れた4つの主要な民族と、2つの小規模な民族が存在します。
Flanaessに元々住んでいた民族です。知られている限りではこの地に居住していた民族では最も古く、それが故にこの東部Oerik大陸はFlan人の住む土地という意味でFlanaessと呼ばれています。元来Flan人は遊牧民で定めた住居を持たず、大規模な国家も形成しない民族です。Great Migrationと言われるBaklunish-Suloise Warsによる大規模な移住の跡は被征服民族になった為、現在のFlanaessでFlan人が主要な地位を占めてい国家は殆どありませんが、County of UlekやSterich、The BarrenにはFlan人が数多く存在します。
太古から続いた魔法帝国Suelの末裔です。色白で金髪が多くアルビノの発生率も高い種族です。元々Suel帝国があった場所は現在ではSee of Dustという砂漠になっています。Great Migrationによって一度は中央Flanaessに広がりますが、その後のOerid人の侵略により中央を終われ北東部及び南部Flanaessへと移動していきます。Flanaess北東部に一するThilonrian半島のFrost/Snow/Ice Barbarianは現在でもかなり純潔のSuel人が多い地域です。またSuel貴族が建立したKingdom of Keolandでも主要な地位にあります。
Suelと同じくらい古くから存在した大帝国の支配的民族です。Great Migrationの時にはFlanaess中央部には移住せず、現在に至るまで北西部に留まっています。Bakluni帝国があった場所は現在ではDry Steppesという広大な不毛の野になっています。北西部諸国のZeif、Ekbir、Ull、Tiger Nomadsなどはほぼ純潔のBakluni人種です。
元来はSuelとBakluniの間で傭兵の地位に甘んじていた民族ですが、Great Migratiom以後のGreat Kingdomの隆盛を経てFlanaessでは主要民族となりました。Greah Kingdom諸国では現在でも支配的地位にあります。
Rhenee人はFlanaessの各地の水上で生活する放浪の民です。この民族の出自には不明点が多く、500年ほど前に他の次元界から迷い込んできたと考えれています。Great Kingdomの国家から追われた結果、水上に逃れたRhenee人は艀の上で生活する様になり、河川を通じてFlanaess中に広がりました。非常に排他的な民族で他の民族との混血は殆どありません。
Olman人はFlanaess最南部のHepmonalandを期限とする茶色の肌を持つ人種です。海を渡りAmedioジャングルにも広がり一時は大きな国家を形成しました。しかし幾たの戦乱を経て現在では文明を失ない殆どが野蛮人と化しています。
表題のキャンペーンです。DMは羽生さん。レベルは全員15です。途中で16になりました。参加者は以下の通り。
12時開始で19時半終了。5戦闘遭遇でした。アイスアルコンの19レベル兵士役が厳しい相手でしたね。やっぱり4レベルも上の兵士役はACが高過ぎて戦闘が長くなります。それと16レベルに上がる前に出会ったルモハハズ(21レベル精鋭暴れ役)とウインターウルフ(18レベル砲撃役と17レベル遊撃役が合計5体)の集団との戦闘もかなり厳しいものでした。
Greyhawk世界を紹介していくのですが、誤解が発生しない様にしなければいけません。僕が最初に紹介していくのはAD&D1版時代のGreyhawkです。つまり本文の中で「現在」とか「今」という言葉でGreyhawkの歴史の現在地を示した時は原則としてCommon Year (CY) 576年を指すと考えて下さい。例えば『遡る事7年前』と言ったらばCY569年になります。
今から数千年前Oerik大陸にはSuelとBukluniという永きに渡って栄えた二大帝国がありました。その二大帝国の間で約1000年前にBaklunish-Suloise Warsという大戦が発生します。その時にSuelらの魔術師が集ってInvoked Devastationという強力で広大な範囲を持つ10レベル呪文をBakluniに投げかけました。その報復にBakluniに魔法使い達はRain of Colorless Fireという同じ様に強力な呪文をSuelに仕掛けます。Invoked Devastationによって発生した不毛地帯はCrystalmist山脈の西部にあり現在はDry Steppesと呼ばれる荒野になっています。Rain of Colorless Fireの跡はSea of Dustという砂漠です。この強大な魔法の災厄をTwin Cataclysmsと呼びます。
Flanaess地方には元々Flan人が住んでいたのですが、Baklunish-Suloise Warsの結果発生した大量の難民がFlanaessに流れ込みました。Bukluni人はFlanaess北西部に、Suel人は中央部を横断して流入しました。SuelとBakluniの間で両者に傭兵として利用されていたOeridという民族がいます。彼らはTwin Cataclysmsよりも前に現在のUllの当たりに移住を始めていたのですが、SuelとBakluniの移住と共に中央Flanaessへと進出し始めます。
中央FlanaessではSuel人とOerid人の間で度々戦が起き、また両民族間での混血も進みます。そんな中Oerid人の中でも力のあったAerdy族が打ち建てたKingdom of Aerdyは東へと覇権を進めFlanaess中東部を覆う一大帝国を築き上げます。これがGreat Kingdomの始まりです。Pax Aerdyを成したGreat Kingdomの王は自らをOverkingと僭称し始めます。
Kingdom of Aerdyに先立つ事およそ100年、Flanaess西部のSheldomar ValleyにSuelの貴族からなるKingdom of Keolandが建国されます。この国はFlanaessに作られた歴史上最初の王国です。Keolandは一時期Sheldomar Valleyのほぼ全域を版図の治めましたが、Gran March、Bissel、Sterich、Yeomanryなどが独立していきます。
Great KingdomがOverkingを僭称し始めてから200年、Great Kingdomは腐敗を極めその周辺所領が独立していきました。FuryondyやNyrondはその独立した国の最も大きな物です。
この様な移住と征服、独立を経て現在のFlanaessが形作られています。
D&Dの世界設定であるGreyhawk少しずつ紹介していきます。結局4版の間はGreyhawk世界は全くといって良い程サポートされなかったので、4版からD&Dを初めた人にとってはGreyhawkと言われても何のこっちゃという状況です。更に僕が5版でやろうとしている最初のキャンペーンはAD&D1版の頃の物なので、当然Greyhawkの時代背景的にも1版の設定が必要になります。
主として僕のキャンペーンのプレイヤ向けで、少しだけ4版からD&Dに入った人達向けという方針で書いていきます。
D&DというのはGary GygaxとDavid Arneson作ったゲームです。そしてGreyhawkはGygax自身が最初に作成したD&D用のファンタジー世界設定です。Greyhawkよりも先に作られたD&D用の世界設定はArnesonが作成したBlackmoorしか存在しません。Blackmoorは継続的な製品の投入は殆どされていないので、継続的にサポートされている世界設定ではRPGに於いては最古の世界です。
概ねGreyhawkの世界設定には、3つの段階があります。GygaxがGreyhawkの世界設定を作っていた1版の時代、Gygax追放後のTSRでCarl Sargentが舵を取っていた2版前中期の時代、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストによって買収された後の2版最後期から3版の時代です。それぞれ1972年から85年、86年から97年、98年から2008年になります。
Greyhawk世界の歴はCommon Year (CY)という名称で数値が設定されています。Gygax時代はCY576年、Carl Sargentに設定されたFrom the Ashesの時代はCY586年、ウィザーズによる展開の時代はCY591年になっています。
CY582年にGreyhawk Warが勃発しこれが2年続くのですが、その大戦の前後でGreyhawk世界の状況は大きく変わります。余談ですが、大戦で世界中が荒廃してその「荒廃から」始まる冒険世界を紹介しているので、SargentがまとめたGreyhawkのサプリメントが「From the Ashes」なのですね。
Greyhawk世界の「Greyhawk」という名称はこの世界にある最大の都市の名前から来ています。City of Greyhawkと言います。Greyhawk市がある欧州程度の大きさの地域はFlanaessと呼ばれています。Flanaessが存在するのはOerik大陸です。Oerik大陸はOerthという天体の上にあります。Oerthは地球とほぼ同じ大きさの天体で、自転周期は24時間、公転周期は364日です。Oerthの太陽は1つですが、月は2つありLunaとCeleneと言います。Lunaの公転周期は28日、Celeneの公転周期は91日です。
Greyhawkの世界設定ではOerth上のFlanaess以外の地域については殆ど設定されていません。ちらっと名前が出てきたりする事はありますが、Flanaess以外は設定ゼロと考えて良いでしょう。そのFlanaessで使われている共通歴の1年には1ヶ月28日の12の月と、それぞれ7日間の長さの祭の週間があります。つまり28日x12ヶ月+7日x4で合計364日です。各月と祭の名前は以下の通りです。
1週間は7日ですが七曜の呼び名もあります。
5版のPHBではスクエアのグリッドを使った戦闘ルールについて殆ど記述がありません。192ページに「Variant Playing on a Grid」という、わずか4分の1ページの簡易的な選択ルールの記載があるのみです。PHBしか存在しない現時点では、グリッドを使った戦闘をすると不明点が多くプレイグループ毎に独自解釈をせざるを得ません。
まず「Variant Playing on a Grid」についてですが、この選択ルールは4版的なグリッド戦闘を示しています。1マス=5ftで、斜めも1マスになっています。従ってキャラクタの移動範囲は通常正方形になります。この選択ルールの記述で分かるのはここまでです。
呪文の効果範囲はPHBのSpellcastingの項目ではcube (立方形)、sphere (球形)、cone (円錐形)、cylinder (円筒形)が説明されていて、それぞれの絵も示されています。しかし「Variant Playing on a Grid」を使うとcubeとsphereは同じになりますし、cylinderも長方形になります。しかしconeが良くわかりません。僕のグループでは4版のblastと同様の処理をしています。15ft-coneならば4版のblast 3と同じです。
みなさんはそもそも5版の戦闘はどの様に処理しているのでしょう。いろんなパターンがあると思います。
PHBに掲載されているVariantルールを調べてみたら、以下の5つでした。
PHBのAppendixには次元界の説明も数ページではありますが存在します。
5版でも1版、2版、3版で採用されていたGreat Wheel [大いなる輪転] が採用されています。4版で登場したFeywildとShadowfellもMaterial Planeに隣接する形で存在します。ShadowfellはPlane of Shadowの別名という事になっています。
Material、Feywild、Shadowfellを囲む様にして4つのElemental Planeがあり、それらを包含する形でEthereal Planeがあります。Border EtherとDeep Etherの概念も復活しています。Material PlaneやFeywild/Shadowfellに隣接したEther領域がBorder Etherで、それより離れた場所がDeep Etherです。PHBの説明ではこれを海と島に置き換えて説明しています。Ethereal Planeを広大な海とするとMaterialやFeywild/Shadowfellが島です。そして島の沿岸部の海がBorder Ether。遠い沖の彼方がDeep Etherです。See Invisibility等で見えるEtherはBorder Etherのみです。
そしてEtherealの外に16個のOuter Planeがあります。16個のOuter PlaneはそれぞれTrue Neutralを除く8つのアライメントに対応しています。Nine HellならLE、AbyssならCE、Seventh HeavenならばLGという感じです。GoodアライメントのPlane群をUpper Plane、Evilの群をLower Planeと言うのも旧来と同じです。以下がそのOuter Planeです。
Great Wheelの軸である世界としてOutlands, the Plane of Doorsについても言及されています。Outer Planeの外にある世界としてFar Realmの記述も若干あります。
2000年に発売した(A)D&Dの3版や、先の4版はルールの節々でルール・判定の「一般化」をしていたと言えるでしょう。
例えば2版までは命中判定のd20は上方ロール、セービングスローや能力値、技能判定は下方ロールでした。しかし3版は命中判定、セービングスロー、能力値、技能判定は全てd20の上方ロールにしました。またセービングスローについても統廃合しました。4版は更にそれを押し進めてACと旧来のセービングスローを統廃合し、更に命中判定、防御値、技能修正値等が全てレベルに正比例して伸びる様になりました。この2つの版はその他の判定についても原則1d20の上方ロールを利用する様に設計されています。また概ね判定に利用する値は数値が大きい方が良好というの一貫しています。3版に関していてば呪文の書式もかなり厳密になりました。
僕はAD&D1版は1度も遊んだ事は無くコアルールを読んだだけですし、2版も精々3年間で7、80セッション程度遊んだだけですが、1、2版について言えば諸々のルールは「一般化」されていないという見方が出来ます。上方ロールと下方ロールが統一感無く存在しますし、数値も大きい方が良いものと小さい方が良いものがバラバラです。一見これは悪い事だらけの様に見えますが、一般化していないが故に多様な判定に対して細やかなルールを提供出来たという面もあります。
さて5版はどうでしょう。判定は上方ロールに統一されていますし、Proficient Bonusを各種判定に対する修正として使う事で命中判定や技能の上昇を統合しています。そしてProficient Bonus自体はレベルに応じて上がっていきます。一方でクラスの能力や、呪文の内容は3、4版ほどは形式化されていません。特に呪文は形式に囚われて自由度を失うのを避けている様にすら見える記述の仕方になっています。
3、4版は一般化・形式化を企図して成功した部分も多いルールですが、それが故にバランス等の面で抱えた問題点もあります。5版は同じ轍を踏まない様にしているのでしょう。
本日読了。古本で入手しました。ガイギャックスによるグレイホークを舞台とした小説です。Gord the Rogueという一連のシリーズの六作目です。主人公のGordがChampion of BalanceというNeutral勢力の戦士となってEvil勢力と戦う話です。Evil勢力の背後には永遠の牢獄に囚われた「あの神」が出てきます。しかしGordが持つ事になるBlackheatseekerという魔法の長剣ですが、もろにムアコックのストームブリンガーですね。突き刺された相手が「そんな! やめてくれどうか魂だけは!」みたいに死んでいくのです。
Basic Rulesには掲載されていない種族、副種族をざっと紹介します。
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5版にも4版と同じ様なShort Rest [小休憩] とExtend Rest [大休憩] のルールがあります。5版ではShort RestとLong Restという用語になっています。両方を合わせて単にRestと呼びます。
4版と5版のShort Restは似ていますが大きな差があります。明確な差はShort Restの時間です。4版は10分の休憩でしたが、5版ではShort Restでも1時間の休憩になっています。この時間の差と、4版と5版のゲームシステムの理念の違いが次の運用上の違いを発生させます。
4版では複数遭遇に跨って持続するPC強化効果というのは、そもそも永続的な物を除けば殆どありませんでした。しかし5版では効果時間が1時間という呪文やマジックアイテムが多々あります。これらの1時間の強化効果はダンジョン内であればShort Restさえ取らなければ、複数遭遇に跨って持続するわけです。従ってこういった呪文の効果を受けている間はShort Restを取る時に、呪文の利益を受け続けるか、Short Restの恩恵に与るかの選択が必要になります。
また各クラスによってもShort Restの価値は異なります。ざっとですが各クラス以下の様な能力がShort Restで回復します。
この様に単純にクラス能力だけを比較してもそれぞれのキャラクタにとってShort Restの必要性に違いが出てきます。ですからセッションの最初の段階でパーティのShort Restの取得方針についてある程度の合意を形成しておいた方がセッションが円滑に進むでしょう。その時は時間単位の強化効果についても考慮しておく必要があります。
MMの一部が公開されています。Bone Devil (Osyluth) です。。PDFファイルになっています。
CRは9です。3版と同じですね。ただ3版とは違いほぼ白兵戦能力しかありません。Devil共通の特徴かは分かませんが、Fire ImmuneでCold resistance。銀か魔法の武器以外にはResistanceです。また魔法の暗闇でも見通す能力があります。3版の様なSpell-like abilityは無くなったので単純な前衛モンスタになりました。
PHBに掲載されている特技を簡単に紹介します。
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MMの一部が公開されています。Androphinx (雄のスフィンクス) です。PDFファイルになっています。
CRは17でLegendary Creatureです。Lair Actionが強烈ですね。時間操作系の能力が揃っていてPCを加齢させる事も可能です。また12Lvのクレリックとしての呪文能力を持っています。Roarが独特で、三連続で効果を受けると、どんどん効果が悪化していきます。アライメントがLNなので、戦闘になる事は少ないかもしれません。スフィンクスの謎掛けに答えられずに、無理矢理戦闘で解決しようとするPCに対してはこういう強力さが必要かもしれませんね。
自分の巣に居ると強力になるというLair Actionのルールは、スフィンクスの様な一つの拠点に留まるクリーチャを強くす良いルールに見えます。
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PHBに掲載されているクラスを順次紹介していますが、先行情報が公開されていないクラスを優先的に紹介しています。今回はモンクです。
3レベルまでの能力を見ていきます。
鎧も盾も装備していない時には【敏捷力】に加えて【判断力】もACに足せる。
以下の複数の利点を得ます。
モンクレベルに等しいKiポイントを得る。Kiポイントを消費する事で以下の事が可能。
鎧も盾も装備していない時モンクのレベルアップ表にあるUnarmred Movement欄にある移動力ボーナスを得る。
モンクのビルドオプション。3種類から選択。徒手空拳の技を極めるWay of the Open HandsはまずFlurry f Blowが強化されます。影から影へと飛びまわるWay of the Shadowはki pointを使う事でdarknessその他の呪文の効果を発動出来ます。地水火風の精霊の力を使うWay of the Four Elementsはki pointを使う事で 四大元素に関連する呪文の効果を発動出来ます (例えばBarning HandsやThunderwave)。
Reactionで飛来したRanged Weaponをダメージを軽減可能。掴み取るのに成功した時にKiポイントを使うと、それをモンク専用武器かの様に投げ返す事も出来る。
MMの一部が公開されています。Red Dragonです。
成長段階は4つあります。Ancient、Adult、Young、Wyrmlingです。それぞれCR22、17、10、4です。WyrmlingはBiteかBreathのみ。Youngは加えてClawを含む3回攻撃が可能になっています。AdultになるとTail、Frightful PresenceとLegendary Actionが追加されています。AncientはAdultの強化版ですね。
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3レベルまでの能力を見ていきます。
特殊な言語であるDruidicを覚えます。
ドルイドの呪文はクレリックと同じ方式です。呪文に使う能力値は【判断力】です。Ritual Castingも可能です。
動物に変身する能力です。1日にドルイドレベルの半分時間まで変身していられます。変身出来る動物には制限があり、2レベルの時点ではflyやswim speedを持たないCRが1/4以下の動物 (beast) である必要があります。例えばWolfなどです。4レベルになると上限CRが1/2になり、swim speedを持っていても大丈夫になります。8レベルで上限CRが1になり、fly speedも可です。
ドルイドのビルドオプションです。Circle of the LandとCircle of the Moonの2種類です。
Landは呪文能力が強化され、2レベルで追加のCantripとウィザードのArcane Recovery相当の能力を得ます。またクレリックのDomain Spellに似たCircle Spellを3、5、7。9レベル得ます。Circle Spellの種類にはArctic、Coast、Desert、Forest、Grassland、Mountain、Swamp、Underdarkがあります。
MoonはWild Shapeが強化され、2レベルではBonus ActionでWild Shape可能になり、また制限CRが通常よりも高くなります。2レベルの時点でCR1まで可能で、それ以降はドルイドレベルの1/3のCRまで可能になります。
3レベルで得られる能力はありません。
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以下大量のネタバレがあります。
D&D5版のStarter Set付属のシナリオを遊びました。DMはつかださん。参加者は以下の通り。全員3レベルで途中で4レベルになっています。。
PC名 | Class | Race | Alignment | PL名 |
---|---|---|---|---|
モンテズマ | Barbarian (Bear Totem) | Half-Orc | CG | そばさん |
ダルケス | Wizard (Evokar) | Mountain Dwarf | LN | 六平文吾さん |
レンジャー | Fighter (Archery, Champion) | Human | LG | いっちゃん |
ライアン | Fighter (Defense, Champion) | Human | LN | 画伯 |
カラクリ | Cleric (Life) | Human | CG | からくりさん |
ゲラー | Bard (College of Valor) | Human | CG | 死せる詩人 |
前回の続きです。
PHBが届いた直後のセッションです。この時点では僕とそばさんのみがPHBを入手していました。その2人が早速PHBのクラスを投入しています。当然セッションが始まる迄、セッション途中の休憩、セッション後の飲み会ではPHBの話で持ち切りです。
さてセッションですが、前回Cragmaw CastleでRockseekerを助けてWave Echo Cave (ラストダンジョン) への地図を入手しました。ただPhandalin村での小クエストでOld Owl WellのUndeadを退治するというのをまだ対処していなかたので、まずはこれに挑戦する事にします。
行ってみると、そこは数百年は遡れるかなり古い廃墟で池にはまだ綺麗な水が出ていました。その廃墟に近付いてみると中から無数のゾンビとスケルトンがこちらへ向ってきたので戦闘開始。Undeadを束ねていたのは赤いローブを着た禿頭でその頭に入れ墨のある魔術師でした。お馴染のThayのレッドウィザードです。2ダースものゾンビとスケルトンに数で押されて大変でしたが何とか全滅させました。
Phandalinに戻った所で4レベルになりました。ここで特技が入ります。PHBもあったので【知力】を+2したダルケス以外は特技を取得しました。以下各人の取得した特技です。
これで各人の役割がだいたい決まりました。モンテズマが近接撃破役、レンジャーが遠隔撃破役、ライアンが防衛役、カラクリが前衛の指揮役、ゲラーが後衛の指揮役、ダルケスが制御役という配分です。ビルドオプションと特技の選択の仕方で役割がはっきりしてきます。つまり3、4レベルくらいでパーティ内の各キャラクタの立ち位置が決まる訳です。
いよいよスタータセット最後のダンジョンであるWave Echo Caveへ突入します。かなり大きなダンジョンなので要約版で……。
Flameskull! 強烈でした。イニシアチブを完全に取られたので全員がFireballに撒き込まれる所から開始です。4レベルPCの平均HPが30点そこそこで8d6 (平均28) です。STに成功したのは2人だったかな。丁度カラクリのChannel Divinityが切れている時だったが更に辛かったですね。やはりShort Restの取り方は大切です。ゲラーは最初の3ラウンドはActionでHealer's Kitを利用して1d6+8回復 (Healer特技の効果)、Bonus ActionはHealing Wordと、ひたすら回復を重ねます。1度カラクリが倒れましたが、それが回復した後は2人で回復を続けてなんとか持ち直しました。この戦闘であらゆる資源を使い切ったので一度村に戻っています
Wraithの近接攻撃は命中してSTに失敗すると食った分だけ最大HPも減ります。非常に強烈です。
Bugbear4体と戦いましたが、2レベルの時同じく4体と戦った時 (その時僕はDMでしたが) と比べて全然余裕がありましたね。ただやはりBugbearのCriticalは強烈です。平均で20点は喰らいますからファイターでも半分持ッていかれてしまいます。
Webの呪文はPCとして初めて喰らいましたが、以前の版と比べると効果がほどほどになっていて2レベル呪文として丁度良い塩梅だと感じました。STは毎ラウンド出来ますし、逆にSTに成功してもWebは移動困難地形なので充分に鬱陶しい。
これでスタータセット付属のシナリオは完遂しました。9月に単発セッションを挟んで10月からはHoard of the Dragon Queenの開始です。
昨日紀伊國屋から5版のPHBが届きました。内容を紹介します。Rangerですよ皆さん。
レベル毎に手に入る能力を見ていきます。
モンスタの種別から1つ選択します。DragonとかConstructとかですね。但しHumanoidだけは種別から更に細目を選択しなければいけません。OrcとかGoblinといったものですね。選択した種別に対する、追跡の判定と知識判定にAdvantageを得ます。更にその種別のモンスタが話す言語を1つ追加で得ます。6、14レベルでFavored Enemyは増えます。
1つの地形を選択します。Forest、Mountain等です。その地形での【判断力】、【知力】の判定にはProficient Bonusが倍足せます。その地形を旅する時は様々な利点を得られます。地形による移動困難地形をレンジャーを含むパーティ全員が無視出来るといったものがあります。10レベルで地形が1つ追加されます。
ファイターと同じ物ですが選択可能な種類が減っています。
Cantripはありません。レンジャー呪文が使えるようになります。レベルに応じてスロットや呪文レベルも増えていきます。最終的に5レベル呪文まで使えるようになります。Spell Knownを選択する3版のソーサラーとほぼ同じ仕組みです。呪文に使う能力値は【判断力】です。
レンジャーのビルドオプションです。HunterとBeast Masterの2種類です。それぞれ3、7、11、15レベルで特徴を得ます。
Hunterは3レベルでHunter's Preyの能力を得ます。以下の3種類から選択です。Colossus Slayer: 無傷の相手を攻撃すると追加ダメージ。Giant Killer: Lサイズ以上の相手から攻撃を受けたら反撃。Horde Breaker: そのターン自分が攻撃した相手に隣接している別の敵を追加攻撃。
7レベルではDefensive Tacticsの能力を得ます。これも3種類から選択です。Escape the Horde: 機会攻撃に対してDisadvantage。Multiattack Defense: 同じ敵からの同じターン中に喰らう2回目以降の攻撃に対してACボーナス。Steel Will: 恐怖に対するSTにAdvantage。
11レベルではMultiatttackの能力を得ます。2種類から選択です。Volley: 10ft半径のエリア全員に1回遠隔攻撃。Whirlwind Attack: 5ft以内の敵全員に1回近接攻撃。
15レベルではSuperior Hunter's Defenseの能力を得ます。3種類から選択です。Evasion: Dex ST or ダメージ半減の攻撃はST成功したらダメージ無し。Stand Against the Tide: 相手がミスしたら別の相手を殴らせる事が出来る。Uncanny Dodge: Reactionで被ダメージ半減。
Beast MasterはBeast Companionを得るタイプのレンジャーですが、得られるBeastが弱すぎる (強くなっていかない) 上にBeastに攻撃させるのにActionが必要なので、これを選択する人は自虐的変態しかいないので紹介しません。とにかく弱いです。
能力値上昇もしくは特技を1つです。8、12、16、19レベルでも同様です。
Extra Attack。
非魔法の移動困難地形を無視できます。またEntangleの様な植物に関連する魔法によって移動を阻害する効果に対してはSTにAdvantageを得ます。
1分かけてギリースーツを作り出し、自然環境での〈隠密〉に強烈なボーナスを得ます。
隠れ身をbonus actionで行なえる様になります。非魔法の方法では追跡されなくなります。
不可視のクリーチャの位置が分かる様になり、不可視のクリーチャを攻撃してもDisadvantageになりません。
1ターンに1回。【判断力】修正値をFavored Enemyに対する命中とダメージに加算できます。
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2014年8月13日にBasic Rulesが更新されました。ルールのPDFがプレイヤ用とマスタ用に分かれています。これまでのルールはプレイヤ用の方です。
プレイヤ用のルールは背景が1つ追加されたのと、AppendixにFRの神柱一覧とFRの5つのFactionが追加されています。このFactionはAdventurers League: Tyranny of Dragonsに関連する物になっています。
DM用ルールは全部で61ページ。マジックアイテム、モンスタです。やはりモンスタにもCRに応じたProficient Bonusが設定されていました。解析結果の答案がこんなにも早く出るとはw 重要なのは遭遇を作る際の経験点表が掲載されている事です。これでかなり遭遇の自作がし易くなります。3、4版と違うのはモンスタの数が多い場合経験点が増加する事です。PCとモンスタが同数の場合は1.0倍ですが、PCの倍の数のモンスタがいる場合は1.5倍、3から6倍の数の時は経験点2.0倍という風に増えていきます。PCの15倍の数のモンスタとの遭遇ならば経験点は4.0倍です。まあ5人パーティに対して75体という事ですが……。
MMの目次が先行公開されていたので収録モンスタの一覧を作りました。
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MMの一部が公開されています。Tarrasqueです。恐らくMM掲載モンスタ中最強の一つでしょう。
まずCRが30! HDが33d20でHPが676点もあります。Str30、Con30です。当然Legendary Creatureで、攻撃はClaw*2、Bite、Horn、Tailの5回とFrightful Presenceが1ターンで可能です。Legendary Actionが3回あるので自分のターン以外に3回特定の行動が可能です。3回ともclawをすればラウンド8回攻撃になります。1回の攻撃で30点弱入るので200点超えですね。ACも25と高めです。20レベルでStr20のファイターが+3の武器を持っても命中判定+14ですからかなり厳しいと言えましょう。命中判定のある呪文や形状がLineの呪文は無効か反射、STにも常にAdvantageがあります。20レベルPC5人でも厳しそうですね。
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あるコマンドの戻り値で条件分岐したい時に以下の様に書いているシェルスクリプトを結構な頻度で見掛けます。例えばgrep
して特定の行が見付かった時なんかです。
grep -i "error" $LOGFILE >/dev/null 2>&1 ret=$? if [ $ret -eq 0 ] then ;; grepで目的の行が見付かった時の処理 fi
Bシェル系で直前に実行したコマンドの戻り値が$?に入る事を利用している訳ですが、この書き方は無駄ですしバグが混入し易いですよね。if
の条件も分かり難い。例えば後日別の人がこのシェルスクリプトを修正する時に、以下の様に変更したら期待した動作をしなくなります。
grep -i "error" $LOGFILE >/dev/null 2>&1 echo $LOGFILE ;; for print debug RET=$? if [ $RET -eq 0 ] then ;; grepで目的の行が見付かった時の処理 fi
意外と知らない人が多いみたいなのですが、if
文の後の開き大括弧"["
はtest
コマンドの糖衣構文です。which -a "["
とすると/usr/binあたりに"["
コマンドがある筈です。
if
自体は直後のコマンドの戻り値が0かそれ以外かを判定して、then
節かelse
節を実行する文というだけなので、if
の直後に必ず大括弧[]
がくる必要はありません。ただif
の判定文にtest
コマンドを使う事が頻繁にあるので糖衣構文として[]
が用意されていて、それを判定文に使うシェルスクリプトの記法が一般化し過ぎているだけです。なので前記のコードは以下の様に書く事が出来ます。
if grep -i "error" $LOGFILE >/dev/null 2>&1 then ;; grepで目的の行が見付かった時の処理 fi
これだとif
の条件が一目で分かるしバグの混入も減るでしょう。
MMの一部が公開されています。Umber Hulk先生です。何故かUmber Hulkって先生って呼びたくなるんですよね。
CRは6です。Str16の6レベルファイターがロングソード+1を持っていたとして命中判定+7ですから、AC18はかなり固いですね。Confusion Gazeは相変らず厳しい能力です。各キャラクタのStart of TurnにCha STで失敗するとそのターンはランダム行動です。Cha STのDC15ってのもキツいですねえ。Cha 8のファイターならCha STの習熟は無いので1d20-1で15以上を出す必要があります。絶望的ですね。Paladin、Bard、Sorcerer当たりのChaが高くて、Cha STに習熟があるクラスでも+6とかですから半分近い確率で失敗します。
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Sorcererのビルドオプションの1つWild Mageのページの一部が公開されています。
確率操作系の能力がありますね。それと呪文を使った際は毎回d20を振り1が出たらWild Magic Surgeという現象が発生します。Wild Magic Surgeの内容はランダムで50種類。d100で決定します。一例を上げると「自分を中心にファイアボールを使ったかのような爆発が発生する」、「即座に1回のActionを追加で行なえる」などです。相変わらず使い難いクラスになってますねw
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以下、スタータセットのシナリオLost Mine of Phandelver (以下LMoPと略) とHoard of the Dragon Queen (以下HoDQと略) に出てくるモンスタのデータが含まれます。ネタバレ注意。
以下の表2はLMoPとHoDQに掲載されているモンスタデータの一覧です。モンスタデータを見てみると分かるのですが、それぞれのモンスタの命中修正には謎のボーナスが加算されています。例えばLMoPのGoblinはChallengeは1/4で、Str8、Dex14ですが命中修正は+4あります。仮に命中判定に使う能力値がDexであったとしても謎の値+2がある事が分かります。PCにはProficient Bonus (以下PBと略) という値が習熟している武器を使った攻撃であれば命中判定に加算可能です。モンスタも同じ様にPBを持っているのでしょうか。持っているとすればその値はどの様に決められているのでしょうか。
解析した結論から言うと、モンスタのPBはChallengeに正比例しています。表1はPCのPBの上昇の仕方ですが、モンスタのPBもこの表1のLevelをChallengeに起き換えた場合と同じ上昇率になっています。
Character Level | Proficient Bonus |
---|---|
1-4 | +2 |
5-8 | +3 |
9-12 | +4 |
13-16 | +5 |
17-20 | +6 |
以下の表2がモンスタデータの解析結果です。一部表1の値からずれているモンスタがいるのですが、これは何か明確に意図した例外なのかデータの誤植の類いなのかは不明です。
ChallengeとPBは強い相関関係がある事が見て取れる一方でChallengeとHDには、かなり緩やかな相関しか無い様です。また、Class持ちの様なモンスタとして表現されているNPCやLegendary creatureを除けばSTの習熟を持っているモンスタは極く僅かです。これらの事からChallengeという値は、モンスタの防御力やタフネスに比例して設定されているのでは無くて、主として攻撃力に比例して決められている値だという事が言えます。
HD | Ch | PB | Atk | S | D | C | I | W | C | ST | Source | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Commoner | 1d8 | 0 | 2 | 2 | s | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | LMoP | |
Deer | 1d8 | 0 | 2 | 2 | s | 11 | 0 | 16 | 3 | 11 | 0 | 2 | -4 | 14 | 2 | 5 | -3 | HoDQ | |
Bandit | 2d8 | 0.125 | 2 | 3 | d | 11 | 0 | 12 | 1 | 12 | 1 | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | HoDQ | |
Cultist | 2d8 | 0.125 | 2 | 3 | d | 11 | 0 | 12 | 1 | 10 | 0 | 10 | 0 | 11 | 0 | 10 | 0 | LMoP | |
Guard | 2d8 | 0.125 | 2 | 3 | s | 13 | 1 | 12 | 1 | 12 | 1 | 10 | 0 | 11 | 0 | 10 | 0 | HoDQ | |
Kobold | 2d6 | 0.125 | 2 | 4 | d | 7 | -2 | 15 | 2 | 9 | -1 | 8 | -1 | 7 | -2 | 8 | -1 | HoDQ | |
Noble | 2d8 | 0.125 | 2 | 3 | d | 11 | 0 | 12 | 1 | 11 | 0 | 12 | 1 | 14 | 2 | 16 | 3 | HoDQ | |
Stirge | 1d4 | 0.125 | 2 | 5 | d | 4 | -3 | 16 | 3 | 11 | 0 | 2 | -4 | 8 | -1 | 6 | -2 | LMoP | |
Twig Blight | 1d6 | 0.125 | 2 | 3 | d | 6 | -2 | 13 | 1 | 12 | 1 | 4 | -3 | 8 | -1 | 3 | -4 | LMoP | |
Acolyte | 2d8 | 0.25 | 2 | 2 | s | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | 14 | 2 | 11 | 0 | HoDQ | |
Bullywug | 2d8 | 0.25 | 2 | 3 | s | 12 | 1 | 12 | 1 | 13 | 1 | 7 | -2 | 10 | 0 | 7 | -2 | HoDQ | |
Elk | 2d10 | 0.25 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 10 | 0 | 12 | 1 | 2 | -4 | 10 | 0 | 6 | -2 | HoDQ | |
Giant Centipede | 1d6 | 0.25 | 2 | 4 | d | 5 | -3 | 14 | 2 | 12 | 1 | 1 | -5 | 7 | -2 | 3 | -4 | HoDQ | |
Giant Frog | 4d8 | 0.25 | 2 | 3 | s | 12 | 1 | 13 | 1 | 11 | 0 | 2 | -4 | 10 | 0 | 3 | -4 | HoDQ | |
Giatn Lizard | 3d10 | 0.25 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 12 | 1 | 13 | 1 | 2 | -4 | 10 | 0 | 5 | -3 | HoDQ | |
Goblin | 2d6 | 0.25 | 2 | 4 | d | 8 | -1 | 14 | 2 | 10 | 0 | 10 | 0 | 8 | -1 | 8 | -1 | LMoP | |
Skelton | 2d8 | 0.25 | 2 | 4 | d | 10 | 0 | 14 | 2 | 15 | 2 | 6 | -2 | 8 | -1 | 5 | -3 | LMoP | |
Swarm of Rats | 7d8 | 0.25 | 2 | 2 | d | 9 | -1 | 11 | 0 | 9 | -1 | 2 | -4 | 10 | 0 | 3 | -4 | HoDQ | |
Troglodyte | 2d8 | 0.25 | 2 | 4 | s | 14 | 2 | 10 | 0 | 14 | 2 | 6 | -2 | 10 | 0 | 6 | -2 | HoDQ | |
Violet Fungus | 4d8 | 0.25 | 2 | 2 | c | 3 | -4 | 1 | -5 | 10 | 0 | 1 | -5 | 3 | -4 | 1 | -5 | HoDQ | |
Winged Kobold | 3d6 | 0.25 | 2 | 5 | d | 7 | -2 | 16 | 3 | 9 | -1 | 8 | -1 | 7 | -2 | 8 | -1 | HoDQ | |
Wolf | 2d8 | 0.25 | 2 | 4 | d | 12 | 1 | 15 | 2 | 12 | 1 | 3 | -4 | 12 | 1 | 6 | -2 | LMoP | |
Zombie | 3d8 | 0.25 | 2 | 3 | s | 13 | 1 | 6 | -2 | 16 | 3 | 3 | -4 | 6 | -2 | 5 | -3 | LMoP | |
Crocodile | 3d10 | 0.5 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 10 | 0 | 13 | 1 | 2 | -4 | 10 | 0 | 5 | -3 | HoDQ | |
Grey Ooze | 3d8 | 0.5 | 2 | 3 | s | 12 | 1 | 6 | -2 | 13 | 1 | 1 | -5 | 6 | -2 | 2 | -4 | HoDQ | |
Hobgoblin | 2d8 | 0.5 | 2 | 3 | s | 13 | 1 | 13 | 1 | 12 | 1 | 10 | 0 | 10 | 0 | 9 | -1 | LMoP | |
Lizardfolk | 4d8 | 0.5 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 10 | 0 | 13 | 1 | 7 | -2 | 12 | 1 | 7 | -2 | HoDQ | |
Orc | 2d8 | 0.5 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 12 | 1 | 16 | 3 | 7 | -2 | 11 | 0 | 10 | 0 | LMoP | |
Redbrand Ruffian | 3d8 | 0.5 | 2 | 4 | d | 11 | 0 | 14 | 2 | 12 | 1 | 9 | -1 | 9 | -1 | 11 | 0 | LMoP | |
Scout | 3d8 | 0.5 | 2 | 4 | d | 11 | 0 | 14 | 2 | 12 | 1 | 11 | 0 | 13 | 1 | 11 | 0 | HoDQ | |
Swarm of Insects | 5d8 | 0.5 | 2 | 3 | d | 3 | -4 | 13 | 1 | 10 | 0 | 1 | -5 | 7 | -2 | 1 | -5 | HoDQ | |
Bugbear | 5d8 | 1 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 14 | 2 | 13 | 1 | 8 | -1 | 11 | 0 | 9 | -1 | LMoP | |
Evil Mage | 5d8 | 1 | 2 | 5 | I | 9 | -1 | 14 | 2 | 11 | 0 | 17 | 3 | 12 | 1 | 11 | 0 | int wis | LMoP |
Ghoul | 5d8 | 1 | 2 | 4 | d | 13 | 1 | 15 | 2 | 10 | 0 | 7 | -2 | 10 | 0 | 6 | -2 | LMoP | |
Giant Spider | 4d10 | 1 | 2 | 5 | d | 14 | 2 | 16 | 3 | 12 | 1 | 2 | -4 | 11 | 0 | 4 | -3 | LMoP | |
Giatn Spider | 4d10 | 1 | 2 | 5 | d | 14 | 2 | 16 | 3 | 12 | 1 | 2 | -4 | 11 | 0 | 4 | -3 | HoDQ | |
Sildar | 5d8 | 1 | 2 | 3 | s | 13 | 1 | 10 | 0 | 12 | 1 | 10 | 0 | 11 | 0 | 10 | 0 | str con | LMoP |
Specter | 5d8 | 1 | 2 | 4 | d | 1 | -5 | 14 | 2 | 11 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | 11 | 0 | HoDQ | |
Spy | 6d8 | 1 | 2 | 4 | d | 10 | 0 | 15 | 2 | 10 | 0 | 12 | 1 | 14 | 2 | 16 | 3 | HoDQ | |
Yuan-ti Pureblood | 9d8 | 1 | 2 | 3 | d | 11 | 0 | 12 | 1 | 11 | 0 | 13 | 1 | 12 | 1 | 14 | 2 | HoDQ | |
Berserker | 9d8 | 2 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 12 | 1 | 17 | 3 | 9 | -1 | 11 | 0 | 9 | -1 | HoDQ | |
Drow Mage | 6d8 | 2 | 2 | 5 | I | 9 | -1 | 13 | 1 | 10 | 0 | 16 | 3 | 14 | 2 | 13 | 1 | int wis | LMoP |
Ettercap | 8d8 | 2 | 2 | 4 | s | 14 | 2 | 15 | 2 | 13 | 1 | 7 | -2 | 12 | 1 | 8 | -1 | HoDQ | |
Gargoyle | 7d8 | 2 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 11 | 0 | 16 | 3 | 6 | -2 | 11 | 0 | 7 | -2 | HoDQ | |
Grick | 6d8 | 2 | 2 | 4 | s | 14 | 2 | 14 | 2 | 11 | 0 | 3 | -4 | 14 | 2 | 5 | -3 | LMoP | |
Griffon | 7d10 | 2 | 2 | 6 | s | 18 | 4 | 15 | 2 | 16 | 3 | 2 | -4 | 13 | 1 | 8 | -1 | HoDQ | |
Nothic | 6d8 | 2 | 2 | 4 | s | 14 | 2 | 16 | 3 | 16 | 3 | 13 | 1 | 10 | 0 | 8 | -1 | LMoP | |
Ochre Jelly | 6d10 | 2 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 6 | -2 | 14 | 2 | 2 | -4 | 6 | -2 | 1 | -5 | LMoP | |
Ogre | 7d10 | 2 | 2 | 6 | s | 19 | 4 | 8 | -1 | 16 | 3 | 5 | -3 | 7 | -2 | 7 | -2 | LMoP | |
Peryton | 6d8 | 2 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 12 | 1 | 13 | 1 | 9 | -1 | 12 | 1 | 10 | 0 | HoDQ | |
Priest | 5d8 | 2 | 2 | 5 | w | 10 | 0 | 10 | 0 | 12 | 1 | 13 | 1 | 16 | 3 | 13 | 1 | HoDQ | |
Rug of Smothering | 6d10 | 2 | 2 | 5 | s | 17 | 3 | 14 | 2 | 10 | 0 | 1 | -5 | 3 | -4 | 1 | -5 | HoDQ | |
Will-o'-wisp | 9d4 | 2 | 4 | 4 | c | 1 | -5 | 28 | 9 | 10 | 0 | 13 | 1 | 14 | 2 | 11 | 0 | HoDQ | |
Doppelganger | 8d8 | 3 | 2 | 6 | d | 11 | 0 | 18 | 4 | 14 | 2 | 11 | 0 | 12 | 1 | 14 | 2 | LMoP | |
Hobgoblin Captain | 6d8 | 3 | 2 | 4 | s | 15 | 2 | 14 | 2 | 14 | 2 | 12 | 1 | 1 | -5 | 13 | 1 | HoDQ | |
Knight | 8d8 | 3 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 11 | 0 | 14 | 2 | 11 | 0 | 11 | 0 | 15 | 2 | con wis | HoDQ |
Owlbear | 7d10 | 3 | 2 | 7 | s | 20 | 5 | 12 | 1 | 17 | 3 | 3 | -4 | 12 | 1 | 7 | -2 | LMoP | |
Spectator | 6d8 | 3 | 2 | 1 | s | 8 | -1 | 14 | 2 | 14 | 2 | 13 | 1 | 14 | 2 | 11 | 0 | LMoP | |
Veteran | 9d8 | 3 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 13 | 1 | 14 | 2 | 10 | 0 | 11 | 0 | 10 | 0 | HoDQ | |
Wraith | 6d8 | 3 | 2 | 5 | d | 6 | -2 | 16 | 3 | 16 | 3 | 12 | 1 | 14 | 2 | 15 | 2 | LMoP | |
Yuan-ti Malison | 12d8 | 3 | 2 | 5 | s | 16 | 3 | 14 | 2 | 13 | 1 | 14 | 2 | 12 | 1 | 16 | 3 | HoDQ | |
Flameskull | 9d4 | 4 | 2 | 5 | I | 1 | -5 | 17 | 3 | 14 | 2 | 16 | 3 | 10 | 0 | 11 | 0 | LMoP | |
Helmed Horror | 8d8 | 4 | 2 | 6 | s | 18 | 4 | 13 | 1 | 16 | 3 | 10 | 0 | 10 | 0 | 10 | 0 | HoDQ | |
Air Elemental | 12d10 | 5 | 3 | 8 | d | 14 | 2 | 20 | 5 | 14 | 2 | 6 | -2 | 10 | 0 | 6 | -2 | HoDQ | |
Chambling Mound | 16d10 | 5 | 3 | 7 | s | 18 | 4 | 8 | -1 | 16 | 3 | 5 | -3 | 10 | 0 | 5 | -3 | HoDQ | |
Otyugh | 12d10 | 5 | 3 | 6 | s | 16 | 3 | 11 | 0 | 19 | 4 | 6 | -2 | 13 | 1 | 6 | -2 | con | HoDQ |
Roper | 11d10 | 5 | 3 | 7 | s | 18 | 4 | 8 | -1 | 17 | 3 | 7 | -2 | 16 | 3 | 6 | -2 | HoDQ | |
Troll | 8d10 | 5 | 3 | 7 | s | 18 | 4 | 13 | 1 | 20 | 5 | 7 | -2 | 9 | -1 | 7 | -2 | HoDQ | |
Vampire Spawn | 11d8 | 5 | 3 | 6 | s | 16 | 3 | 16 | 3 | 16 | 3 | 11 | 0 | 10 | 0 | 12 | 1 | dex wis cha | HoDQ |
Wyvern | 13d10 | 6 | 3 | 7 | s | 19 | 4 | 10 | 0 | 16 | 3 | 5 | -3 | 12 | 1 | 6 | -2 | HoDQ | |
Stone Giant | 11d12 | 7 | 3 | 9 | s | 23 | 6 | 15 | 2 | 20 | 5 | 10 | 0 | 12 | 1 | 9 | -1 | dex con wis cha | HoDQ |
Assassin | 12d8 | 8 | 4 | 7 | d | 11 | 0 | 16 | 3 | 14 | 2 | 13 | 1 | 11 | 0 | 10 | 0 | dex int | HoDQ |
Young Green Dragon | 16d10 | 8 | 3 | 7 | s | 19 | 4 | 12 | 1 | 17 | 3 | 16 | 3 | 13 | 1 | 15 | 2 | dex con wis cha | LMoP |
Stone Golem | 17d10 | 10 | 4 | 10 | s | 22 | 6 | 9 | -1 | 20 | 5 | 3 | -4 | 11 | 0 | 1 | -5 | HoDQ | |
Adult White Dragon | 16d12 | 13 | 5 | 11 | s | 22 | 6 | 10 | 0 | 22 | 6 | 8 | -1 | 12 | 1 | 12 | 1 | dex con wis cha | HoDQ |
Vampire | 17d8 | 13 | 5 | 9 | s | 18 | 4 | 18 | 4 | 18 | 4 | 17 | 3 | 15 | 2 | 18 | 4 | dex wis cha | HoDQ |
Adult Blue Dragon | 18d12 | 16 | 5 | 12 | s | 25 | 7 | 10 | 0 | 23 | 6 | 16 | 3 | 15 | 2 | 19 | 4 | dex con wis cha | HoDQ |
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