2006年6月27日火曜日

ランドナのフルオーダ車

 マスプロメーカのラインナップから、どんどんランドナが消えていっている現状では、自分の望みのランドナを完成車で購入するのは酷く難しくなっています。それを一挙に解決する方法が、フルオーダ車の注文です。

 フルオーダというと敷居が高く感じると思いますが、実際その通りです。完成車に比べ、納車までにやらなければいけないことは増えます。では初級者では不可能かと言えば、それほど難しいとは僕は思いません。といっても僕はフルオーダなんてしたことは無くて、フルオーダするために、調査しているだけですけれども。
 自転車についても色々知っていて、自分で細かな部分まで注文できればそれに越したことはありませんが、必ずしも全て自分で決める必要はありません。何しろお店の人はプロですから、相談すれば適切なアドバイスをしてくれます。

 気になるお値段ですが、概ねフルオーダ車をパーツ込みで購入するならば最低20万円はします。20万円を大きく下回ることは殆どありません。どんなに安くても下限は15万円くらいでしょう。しかし、自分の体型にピッタリと合ったものが作れて、且つパーツの自由度も高いわけです。完成車では選択肢がなきに等しいランドナを、自分の好きにデザインできるのは、限りない魅力だと思います。また、フレームのジオメトリが好きに選べるのは極端な体型の人(長躯、短躯など)にも嬉しい事です。

 ランドナをフルオーダで購入できる自転車店は、意外に沢山あります(東京近郊だからかな?)。いろいろありすぎて、とても紹介しきれるものではありません。1つだけ東京は神田にある老舗を紹介しておきます。大正7年から98年間連綿と続く(2006年現在)『スポーツサイクル アルプス』です。

 このお店では、フルオーダ車以外にもスタンダードな仕様のランドナとパスハンタ(峠を走るのに適したランドナに似た自転車)が用意されています。

 ランドナというと、フランスのメーカが作ったオールドパーツで組むのが一種伝統的なスタイルになっています。それはスポーツバイクの中でもかなりマニアックな部分で、僕のような新参者は気後れしてしまいます。しかしアルプスは、フラッグシップモデルであるクイックエース(ランドナ)、クライマ(パスハンタ)の両シリーズを最新のパーツで組んでいます。補修パーツの入手が容易なこともあって、これは安心です。



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