2014年6月24日火曜日

昔話 01

だんだん自分がTRPGを始めた当初の事を忘れつつあるので、備忘録として書いておきまよう。

TRPGという物の存在を知った時期は恐らく1994年か1995年、つまり中学校2、3年生の頃の筈。具体的には水野良のクリスタニアシリーズの小説のあとがきで目にしたのが最初だったと思います。当時はスレイヤーズとかオーフェンとかラノベブームの先駆者が流行しっていた頃で、レーベルでいうと富士見ファンタジア文庫と93年に創刊したばかりの電撃文庫が勢いがあったし、書店でもラノベ棚はこの2つが多くの幅を占めていて、富士見ファンタジア文庫と同じ位(89年)に創刊された角川スニーカー文庫は、やや勢力的には弱かった。その所為か水野良の代表作であるロードス島戦記(角川スニーカー文庫)よりも先にクリスタニアシリーズ(電撃文庫)を先に手に取ったのです。といっても直ぐにロードス島戦記も読む事になります。

この頃はゲーム雑誌はファミ通を購入していただけで、他は特に立ち読みもしていなかったので、ログインとか富士見のドラゴンマガジンなんかは存在すら知らずに過ごしています。コンピュータゲームは1989年あたりから、ファミコン、ゲームボーイ、スーファミという風に購入して、ドラクエ、ファイナルファンタジーといったメジャータイトルのRPGは大抵遊んでいました。

僕が読書をする様になったのは1991年頃でこの頃にはゲームブックの流行は沈静化していたので、あまり書店で見た記憶はなく1度だけドラクエのゲームブックを友達から借りて遊んだ事があるだけです。それも既にコンピュータゲームを遊んでいたので、これといって興奮したりはまったりする事も無く終わりました。

僕が高専に入学した1996年は、家庭用ゲーム機の分野ではセガのサターンとソニーの初代プレステが両雄争っている状況で、どちらも面白いタイトルが沢山出ていました。高専というのは諸々のオタクの巣窟の様な所なので、皆コンピュータゲームは好きでした。同級生と話す専らの話題はゲームの事です。そもそも女子は全体の5%程度なので恋愛なんてのは殆どありません。

そういう状況なので96年8月に第1回が開催された東京ゲームショウはゲーム好きの同級生の間で大きな話題になりました。何人も参加していた筈です。僕も単独で参加したのですが、その帰りの電車で方向が同じ(2つ先の駅に住んでいる)同じクラスのS田に会いました。彼も一人でゲームショウに行っていてその帰りでした。当然ゲームショウで見た物の話で盛り上がるのですが、僕等2人に共通している興味の対象にメガテンがありました。僕は真・女神転生2を遊んで以来あの世界観にのめり込んでいましたし、S田はもっと以前から遊んでいる様でした。

メガテンの話で盛り上がる中、S田から後に僕のゲーム人生を決定付ける問いが発っせられるのです。

「なあ、おまえTRPGって知ってる?」

前述の通り水野良の小説でTRPGの存在を知っていた僕は

「ああ聞いた事あるよ。ロードスとかクリスタニアの小説のあとがきで概要を見たたけだけど」

と応えました。

「メガテンのTRPGがあるんだけれど遊んでみないか」

「いいね。やろうか」

という事で、TRPGを遊ぶ為には2人では不足なので他の面子を集める事になったのです。

続く(かもしれない)

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