2004年8月24日火曜日

キーボードの試し打ち

 僕はヨドバシカメラとかに行くと、時間がある時ならノートパソコンのキーボードの試し打ちをします。そんな時はマシンが起動しているならば、メモ帳かなにかを立ち上げて適当な長さの文章を打ち込む事にしています。しかしこれが以外に困るんですね。適当と言っても、意味の無い文字列(「jkfsaじlfrかawos」など)の入力では、手の動きが普段のそれとは程遠いので、試し打ちとしての用を無しません。かと言って適切な文章をパッと思い付く、というわけでもない。
 最初の内は、そのキーボードの感想をツラツラと打っていたのですが、1年位前から有名な次の文章に統一しています。

祇園精舎の鐘の音
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理を表わす
奢れる人も久しからず
唯春の夜の夢の如し
猛き者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ

 平家物語の冒頭部分です。小学校の頃に暗誦させられたものを、いまだに覚えています。三つ子の魂百まで、とは良く言ったものです。他にも杜甫の春望(国破れて山河あり――というやつ)とか清少納言の枕草子(春はあけのぼ。やうやう白くなりゆく山ぎは――ですね)とか思いついたんですが、一番長く思い出せたのが平家物語だったのです。



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